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ビンさんの銀幕音楽堂・第878回(2018年12月15日放送分)※追記済み 



20181215銀幕音楽堂










【放送日:2018年12月15日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2018年12月19日(水)PM6:00オンエア】

・ビンさんが選ぶ、2018年度映画ベスト10・前編

※内容の詳細については、オンエア後にアップいたします。※

・銀幕音楽堂メールBOX
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

『ビブリア古書堂の事件帖』より「北鎌倉の思い出」(vo:サザンオールスターズ)


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
ご自宅のPC、スマートフォンでお聴きいただけます。
上記、サイト内のバナーをクリックしてください。




【裏ばなし的なもの】

先々週の「肌に合わなかった映画ベスト8」に続きまして、今回は「ベスト10」の前編をお送りいたします!

前編ということで、第10位から第6位までの5作品を、それぞれのサントラからの楽曲を交えて紹介いたします。

肌に合わなかった方じゃないので、罵詈雑言は申しません(笑)
なにかと慌ただしい師走、番組聴いてもらっている間だけでものんびりしていただければ幸いです。

なお、オンエア後にはそれぞれの作品について、ここでもアップいたしますのでお楽しみに!!

※※※ ということで、オンエアが終わりましたので、アップいたします(追記:2018年12月20日) ※※※


【第10位】 『今夜、ロマンス劇場で』 2月10日公開
こんやろまんすげきじょうで
昭和30年~40年頃の映画撮影所を舞台に、映画監督を夢見る裏方の青年と、映画の中から飛び出したお姫さまとのファンタジー・ラブストーリー。
主演は綾瀬はるか、坂口健太郎ほか。

ポスタービジュアル、予告編等々を観た段階では、『ローマの休日』と『カイロの紫のバラ』を足して2で割ったような内容だろうと思っていたが、これがなんと!!
映画を作る側、送る側、観る側の三者それぞれへの愛情に満ち溢れた作品だったことに、驚きつつ素直に感動した。
映画は観なくちゃわからないということを、つくづく実感した次第。

肝心のラブストーリーも、ファンタジー性を重視した、楽しく、切なく、美しいものであり、これが物語が進むにつれて驚くべき展開を見せる。
そこでは、とある恋愛の究極の形が描かれるのだが、それを納得させる力がこの映画にはあると思う。

また、6月に亡くなった名優、加藤剛の遺作となったが、この映画が遺作とは映画人としてふさわしい作品だったんじゃないかと思う。

綾瀬はるかのおそるべきキュートさ、本編を盛り上げる住友紀人のスコアも絶品!!

♪オンエア楽曲♪ 『今夜、ロマンス劇場で』ostより「今夜、ロマンス劇場で~二人だけの思い出」(co:住友紀人)



【第9位】 『search/サーチ』 10月26日公開
サーチ
突如行方不明になった女子高生の娘。彼女を探す父親。
サスペンス・スリラーとしても面白い映画だが、さらに本作は全編1台のパソコン画面だけで描くところが驚異である。

監督は27歳のインド系アメリカ人、アニーシュ・チャガンティ。
これが長編初監督作品ということにも驚く。

最初、パソコンの画面だけでなんて、そんなんできるんですか? と思ったが、なるほど、工夫をこらしてこれを可能にしている。
メールはもちろん、スカイプだったり、Youtubeだったり、ニュース映像だったり、それらの使い方に逐一驚嘆しつつ、まさに現代を象徴している作品だなぁ、と思った。

そういう細工をしなくたって、物語だけでも十分面白く見せる作品であり、真相が明らかになるクライマックスへ向けてのテンションの張り方など見事見事。
それを考えると、エンターテイメント好きにはじつに贅沢な作品といえるのかもしれない。

ファースト・ランが10月で、番組でも取り上げたくも上映館が奈良県内になかったので煩悶したが、11月末にイオンシネマ西大和さんでセカンド・ランとして上映していただいたおかげで、番組で堂々と取り上げることができたのは嬉しかった!

♪オンエア楽曲♪『search/サーチ』ostより「New User」(co:トリン・ボロウデイル)



【第8位】 『万引き家族』 6月8日公開
まんびきかぞく
是枝裕和監督の最新作。
主演はリリー・フランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優。

第71回カンヌ国際映画祭で最高栄誉賞パルムドールを受賞。
さらに年明けに発表されるゴールデングローブ賞でも外国語映画賞にノミネートされた。
他映画賞受賞多数。
日本映画でパルムドールを獲ったのは、今村昌平監督の『うなぎ』以来ということだ。

これまで、あらゆる家族の姿を描いてきた是枝監督の、その集大成ともいうべき映画。
万引きで生計を立てている家族、というよりも、万引きという行為が一つの絆の象徴となっている。
タイトルだけで、本編を観ずにあ~だこ~だ言う輩が、公開当時はいたっけ。

血がつながらなくとも、人は家族になれる。
現実問題としては、難しいことは多々あるけれども、人のつながりの大切さをあらゆるエピソードを用いて描ききった秀作。

樹木希林の名演、松岡茉優のキュートさ、安藤サクラの安定感、それぞれに見ごたえあった。


♪オンエア楽曲♪『万引き家族』ostより「Image & Collage」(co:細野晴臣)



【第7位】 『恋は雨上がりのように』 5月25日公開
こいはあめあがりのように
眉月じゅんのベストセラーコミックを原作にしたラブストーリー。

ファミレスの店長の男と、彼に心を奪われた女子高校生が織り成す恋模様。
28歳という年齢の差がありながらも心を通わせる、二人の姿を繊細に描く。

監督は『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』などの永井聡。
小松菜奈、大泉洋主演。

シチュエーションからすれば、ふつうは援交とか、そっちのほうを連想してしまうでしょ(笑)
でも、あくまで本作はプラトニックなもの。
そんなん、うっそやろ! と思ってしまうが、ラブストーリーとはいえ、互いのそれぞれの未来の目的に向かうその背中を押す、そういう意味での愛を描くわけだ。
ラブストーリーにもいろいろあるということ。

ところで小松菜奈、本作までは彼女のトレードマークともいえる綺麗な長い黒髪だったが、本作以降ショートにしてしまった(『来る。』の撮影に合わせてだったんだそうだ)。
いえね、個人的にはショートカットの女性も好きなんだけど、小松菜奈に関してはロングのほうがに合ってるように思う。
まぁ、それは本作には何の関係もないことなんだけど・・・(笑)

個人的には小松菜奈のクラスメート役として、まさかの女子高生役を演じた清野菜名(!)も出演しての、僕にとっちゃプレゼントみたいな映画だったなぁ。
ラストも実に爽やかなもので、これまた非の打ちどころなしの秀作。

♪オンエア楽曲♪『恋は雨上がりのように』ostより「フロントメモリー」(vo:鈴木瑛美子)



【第6位】 『シェイプ・オブ・ウォーター』 3月1日公開
シェイプオブウォーター
ギレルモ・デル・トロ監督最新作。
米ソ冷戦下のアメリカを舞台に、声を出せない女性が不思議な生き物と心を通わせる。

僕の大好きな『パディントン』では、パディントンが居候するお家の心優しいママを演じたサリー・ホーキンスが主演。
他にオクタヴィア・スペンサー、リチャード・ジェンキンス、マイケル・シャノンらが共演。 

アカデミー賞作品賞を受したのは嬉しかったが、その反面、ほんまにオスカー獲ってええの? と思ったのも事実。
でも、ジャンル映画好きとしては、たまらない世界観であり、これが世間一般に認知されたのは、素直に喜ぶべきことだ。

古くは「カエルの王様」にあるような異類婚姻譚だが、リアリティにこだわった独創的なファンタジーの秀作であり、そこにマイノリティへの偏見も絡めて奥深い人間ドラマを構築している。

登場するクリーチャーは、一件グロテスクだが、よくよくみると造詣の美しさに見とれてしまう。
劇場では2回鑑賞した作品でもあった。



♪オンエア楽曲♪『シェイプ・オブ・ウォーター』ostより「イライザのテーマ」(co:アレクサンドル・デスプラ)



 


コメント

Re: ビンさんベスト5を予想

> ナヨンさま

ベスト5ですか(笑)
いいところいってますけど、肝心な「あの作品」を忘れちゃぁいませんか?(笑)


> 因みに、blank13で松田雅人(リリー・フランキー)が
> 入り浸っている雀荘の壁に貼ってあった映画ポスターは
> 「メガフォース」です。

『blank13』もいい映画でしたけどね。

今年は春に母親が倒れて、その後、入院する病院も3回変わって、いまは日中はデイサービスへいってますが、週末は家で介護しています。
そうこうしているうちに、先日は弟も倒れて緊急入院で、ここ数日は弟と分担していた家事も一気に僕一人にかかってきています。
観たい作品も多々あるなか、なんとか時間を捻出していますが、年明けまで観れる本数は限られてくるでしょう。
ほんとに今年は、実生活が大変な一年でした。
それでも、140本、劇場で映画を観れたのは、一日にできるだけ見る本数をこなしたからでしょう。

そんな中でも、お薦めいただいた『パッドマン』、先日観れました。
いい映画でしたね。
音楽もユニークで、教えてもらったサイトを覗きに行きましたが、サントラCDは売り切れ。
ダウンロードせねばなぁ・・・と思っていたら、とあるルートでCD、入手できました。
番組で取り上げる時間があるかどうかが問題ですけど・・・(笑)

ビンさんベスト5を予想

ビンさん、こんばんは。

ビンさんのベスト5を予想してみました。

①犬ケ島
②若おかみは小学生!
③タクシー運転手 約束は海を越えて
④カメラを止めるな!
⑤blank13

11位以下は

ダンガル きっと、つよくなる
レディ・プレイヤー1
輝ける人生
娼年
軍中楽園

こんな所ではないでしょうか?(^^;

因みに、blank13で松田雅人(リリー・フランキー)が
入り浸っている雀荘の壁に貼ってあった映画ポスターは
「メガフォース」です。

今週の日曜日はシネマート心斎橋へ
「ふたつの昨日と僕の未来」を観に行きます。

佐野岳さんと大森研一監督が舞台挨拶に来られるので
大変楽しみにしております。

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