■『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』■(映画) 



スターウォーズサイゴノジェダイ
【公式サイトはコチラ!】

遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・。

「エピソードⅧ 最後のジェダイ」

レイア将軍の命を受け、ルークを探しに旅立ったレイとチューバッカ。
辺境の星トモガ=シマにルークを見つけたものの、将軍から預かった写真とは似ても似つかぬ、往年の伴直弥みたいな風貌になったかつての英雄に戸惑う二人。

「風の惑星がコケたのも、ガイバーがコケたも、俺のせいじゃないからな! うわぁ~~~ん」

と泣け叫びながら走り去るルークの姿に芸能界の裏側を見たレイだった。

一方、そんな状況をフォースで感じ取ったレイアは、早々にルークを見限り、独自の戦略でファースト・オーダーとの最終決戦に臨む。

カイロ・レンはアルバイト先の辺境の星、ナガ=サキで行方不明。
ファースト・オーダー最高責任者スノークも、猿のかぶり物ので幼女を誘惑し連れまわったことで警察沙汰に。

その状況を見計らってレイアは、かつて悪者をコテンパンにしたグンガン族とイォーク族を臨時招集し、総攻撃を開始。
かくして、レジスタンスはファースト・オーダーに対して大勝利をおさめ、グンガンのパレードとイォーク・セレブセーションとラプティ・ネックが流れるカラオケ=キッサで打ち上げに興じるのだった。

(ここで、♪チャンカ、チャンカ、チャンカ、チャララ~~~♪ とすぐにエンドクレジットが始まる)


・・・もう、何を書いてもネタバレになってしまうので、つらつらと妄想を書いてみた(笑)
ふぅ~~~ん、そんな内容なのか・・・なんて早合点しないように(しないよ!)。

以後も極力ネタバレは書かないので、ご安心を。

「フォースの覚醒」に始まった新三部作の二作目にあたる本作は、『LOOPER/ルーパー』(12)で話題となったライアン・ジョンソンが監督・脚本を担当した。
前作はローレンス・カスダンが脚本を書いたということで、ある種の安心感があったが(その実、EP4の焼き直し、なんて批判もあったりしたけど)、今回ははたしてどうなることやら、と観る前は一抹の不安があったが、いやいや、前作で敷かれたレールを見事に走り切ったという印象。
賛否両論あるのは当然ながら、個人的には十分楽しめたというのが素直な感想だ。

ただ、前作では劇中何度か感極まって涙するところもあった(それはしばらくのブランクがあって、ということも大きな理由ではあるが)が、今回は物語を追うのが精いっぱいで、感傷的になるような部分は少なかった。それくらい、本作ではあらゆる出来事が起こる。
上映時間も2時間半ということで、シリーズ中もっとも長くなっている。
それゆえ、途中ダレるという声もあるようだが、個人的にはSWの世界にどっぷり浸れた満足感の前ではまったく苦にならなかった。

ほんとに書きたいことは山ほどあるが、先にも書いたようにすべてがネタバレになるし、未見の方の興味をそぐことになりかねないので、このあたりで置いておこう。

とにかく、いまは続くエピソードⅨが早く観たい(その前にスピン・オフの『ハン・ソロ』もあるけれど)。




📖パンフレット📖

・縦302㎜×横228㎜
・42ページ 無線綴じ製本
・成旺印刷㈱
・定価:1000円(税込み)

まず、驚いたのは詳細なストーリーが掲載されていること。
ということは、パンフレットの製作時期を考えると、かなり早い段階で一部の方にはストーリーがわかっていたことになる。
後述するが、スコアの録音もかなり早い時期で行われている(前作の撮影と連続して本作の撮影が行われたため)ことを考えると、徹底した箝口令が敷かれていたことがわかる。
他にキャストのプロフィールや登場人物、メカ等などのページ、メーキングに関するページなど内容も充実。
ただし、最後の10ページは広告に費やされているのが、なんというか現代的というか、なんというか。

なお、限定版として、キャリー・フィッシャーの追悼ページ等数ページ増量で、表紙もレイたった一人のデザイン(価格は税込みで1200円)で販売されていたようだが、僕が観た劇場では公開2日目にしてすでに完売していた。
こういった限定版パンフというのも最近、ちょくちょく出くわす。
その実、ビジュアル的なページの増量というのがほとんどで、たとえば読み物の部分が増えているとか、おまけのDVDやCDがついている、というものにはあまりお目にかかったことはない。
本作に関して言えば、キャリー・フィッシャーの追悼ページは、通常版でも掲載して然るべきあり、それを限定版のみに掲載するというのは極めてナンセンス。
編集者は猛省すべし。



♬音楽♬
スターウォーズサイゴノジェダイ
スコア担当はシリーズ連続登板のジョン・ウィリアムズ。

本編を観る前にまずサントラを一通り聴いてみた。
スコアのタイトルからはネタバレになるようなものはなかったが、実際のスコアは・・・本当に細かい前知識も入れずに映画を観ようという向きには、サントラも先に聴くことはあまりお勧めしない。
それ以上のことは、推して知るべしである。

こちらもかなりデリケートな話題になるのだが、当たり障りのない範囲で書けば、まずは前作で聴かれた「レイのテーマ」、「レジスタンスのテーマ」、「カイロ・レンのテーマ」は、頻繁に登場する。
そこに、旧三部作から「レイアのテーマ」、「ハンとレイアのテーマ」、「ルークとレイアのテーマ」も盛り込まれている。
「ルークのテーマ」、「ジェダイ騎士団のテーマ」は当然のことながら流れてくる。
旧作からずっとスコアを聴いている向きには、いつもの如く、ライトモティーフで映画を盛り上げていくという、じつにわかりやすい構成になっている。
面白いのはEP4から「TIEファイターの攻撃」のフレーズも顔を出すところ。
こうなってくると、若干節操なくないかな、とは思うが、今回で8作品に携わってきたウィリアムズにしてみれば、自身の持ち駒をいろんな形で駆使した、というところなんだろう。

また、本作のスコアで耳を捉えて離さないのが、フィン(ジョン・ボイエガ)と新キャラクター、ローズ(ケリー・マリー・トラン)のために新たに書かれたテーマ曲だ。
慈愛と勇気に満ちたメロディ・ラインがじつに印象的であり、この二人が活躍する場面では、他のテーマと掛け合いのように流れてきて、音楽的な高揚感をもたらせてくれる。

また、フィナーレではエンドクレジットにおけるキャリー・フィッシャーの追悼文の部分では「レイアのテーマ」がピアノで奏でられるという趣向も。

ただ、手放しで喜べないのは、劇中に登場するカジノの惑星「カント・バイト」の場面につけられたスコア。
EP4での「酒場のバンド」やEP6の「ラプティ・ネック」のような、シンフォニックではない異質なスコアで、ひとつのアクセントとしては面白いのだが、今回はここにサンバの名曲「ブラジルの水彩画」のフレーズを用いていること。
全体のスコアは先にも書いたようにオペラに端を発するライト・モティーフを取り入れたスコアではあるが、あくまで地球とは異なる銀河の物語である。
そこに地球上のポピュラー・ミュージックを取り入れたのは、いかにウィリアムズを巨匠として讃える僕でも、ちょっとやり過ぎたかな・・・という感がある。
これを齢を重ねたことによるアイデアの枯渇とみるか、逆に余裕から来る巨匠なりの「お遊び」とみるかは人それぞれだが、個人的にはこれはやってほしくなかったなぁ・・・というのが正直なところではある。

なおサントラCDは国内盤、アメリカ本国盤同時リリース。
ゆえに国内盤には解説等は一切なし。
スコアのタイトルも英語表記のままである。
ただ、ジャケットには日本語のタイトルでの表記と、初回特典として特製スリーブ、ステッカーが3枚封入されている。
そういうのを作る期間があるのなら、誰かライターによる解説を添付してほしかったが、ギリギリのリリースではそれも叶わなかったのはよくわかるけど・・・ねぇ。
【amazon】:国内盤
【amazon】:本国盤
【タワーレコード】:国内盤
【タワーレコード】:本国盤
【iTunes】






コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/613-449e196c