ビンさんの銀幕音楽堂・第797回(2017年6月7日放送分)

【放送日:2017年6月3日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2017年6月7日(水)PM6:00オンエア】
・ニューシネマ・サウンド
『光をくれた人』ostより「The Light Between Oceans」(co:アレクサンドル・デスプラ)
・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』より「コックアイズ・ソング」(co:エンニオ・モリコーネ)
以上のラインナップでお送りいたします。
奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。
放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)
当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
ご自宅のPC、スマートフォンでお聴きいただけます。
上記、サイト内のバナーをクリックしてください。
【裏ばなし的なもの】
ニューシネマ・サウンドのコーナーでは、まず、カンヌ映画祭でも話題となった、地元奈良県出身の河瀬直美監督最新作、『光』を取り上げています。
あ~だ、こ~だ、好きなこと喋ってますけど、肝心の音楽なんですが、これが残念ながらサントラがリリースされていないのです。
レバノン出身のミュージシャン、イブラヒム・マーロフによるスコアは、劇中、かなり饒舌に流れてきて強い印象を残します。
ただ、これを書いている現在でも、まだサントラはリリースされておりません。
カンヌ映画祭でのマスコミとの質疑応答で、監督の言によれば、クライマックスで流れるスコアは、なんと即興演奏なんだとか。
映画自体は、パルムドール獲得とまではいきませんでしたが、現地でも好評だったことは周知のとおり。
なので、近々サントラもリリースされるのでは? とは思っているのですが、このまま出ない、というのであれば本当に残念至極です。
そのあたりのこともひっくるめて、番組で喋っておりますが、ちなみにBGMとして使っているのは同じくマーロフの作曲による、日本未公開のフランス映画のサントラから。
続いて取り上げているのが、同じく先週から公開されているマイケル・ファズベンダー、アリシア・ディキャンダー、レイチェル・ワイズが共演による『光をくれた人』。
ともに「光」をタイトルに掲げて同日封切りというのも、まったくの偶然でしょうけれど、面白いものです。
こちらは、アレクサンドル・デスプラのスコアがとにかく絶品!!
3大俳優の見事な演技と相まって、見応え、聴き応えのある作品に仕上がっています。
メールBOXのコーナーでは、リスナーさんよりクエストの『ワンス・アポン・ア・~』から、ザンフィルのパンフルートが美しい「コックアイズ・ソング」を。
リスナーさんによれば、最近観たとある映画のスコアが、この「コックアイズ・ソング」そっくりだったそうな。
ま、モリコーネに影響を受けた方というのは、けっこう多いみたいですのでね。
番組ではそのあたりのお話などを。
ってなことで、あっという間に6月になった初夏の宵、ご用とお急ぎでない方は、ぜひぜひお聴きあれ!!

- [2017/06/03 02:05]
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