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■『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』■(映画) 







ローグワンスターウォーズストーリー
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🎦TOHOシネマズ橿原にて2D字幕版、鑑賞🎦

🎦シネマサンシャイン大和郡山にてIMAX3D字幕版、鑑賞🎦


昨年に続いて「SW」の新作が正月映画なんて、子供の頃には夢にも思わなかった。
「SW」といえば夏休み映画という印象があったが、それも変わりつつある。

さて、まさかのスピン・オフ作品である。

これまでも『イウォーク・アドベンチャー』(84)(道頓堀の松竹座へ観に行った。併映は『恐竜100万年』(66)だった)や、『エンドア/魔空の妖精』(85)(これはさすがに観に行かなかったなぁ)や、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(08)といったスピン・オフ作品もあったが、先の2作はもともとはTVドラマだったし、『~クローン・ウォーズ』は『~シスの復讐』(05)で完結した喪失感の穴埋めでしかなかった。
しかも、いわゆる「SW」正史(っていうのか?)からは3作品とも外されてるし・・・。

今回の作品は「Ep7」の成功が、製作された要因の一つだと思う。
その「Ep7」さえも、まさか作られるとは・・・という作品だったし、配給もディズニーということで、本編を観るまでは一抹の不安もあったが、結果的には大いに満足いく仕上がりだった。

なので、今回の作品も期待してはいたが、スピン・オフとしてどのような扱いになるのか、これまた不安だった。
そもそも音楽もジョン・ウィリアムズではなく、アレクサンドル・デスプラ(その後、マイケル・ジアッキーノに交代することになるのだが)ということで、相当にこれまでの作品とは違う肌合いのものになる予感はしていた。


たしかに、全体の肌合いは違っていたが、「SW」の1編であることには違いない。
むしろ、「Ep7」のJ.J.エイブラハムズの演出は、できるだけこれまでの「SW」に似せて、もとい、合わせて作っていたような気がする。

監督が違えば、これくらいの相違があってもおかしくない。
なにしろ、ルーカス自身、かつて「Ep6」の監督にデイヴィッド・リンチを指名していたくらいだから(それはあまりにあんまりだと思うけど)。
監督したギャレス・エドワーズは「SW」の最も好きなエピソードに『~帝国の逆襲』(80)を挙げている。
あの冒頭の雪の惑星ホスでの戦闘シーンは今回の作品を作るにあたって、大きく影響しているというのも納得である。

これまでの「SW」が、どちらかといえばファンタジー色が濃かった(観ている間はあまりそうとは感じなかったのだが)が、本作を観てタイトルにあるようにこのシリーズは「戦争」を描いているということをいまさらながら実感した次第。
クライマックスでは、いままでの作品では描かれなかった、晴天の下、海岸を舞台に展開するところも戦争映画を連想させるし、SFXという観点からは製作側のチャレンジ精神を強く感じる部分である。

ヒロインをはじめ、キャラクターもそれぞれに個性が活かされる書き込みがなされていて、申し分ない。
さらに細かな情報もたくさん盛り込まれていて、リピート鑑賞に耐えるのもこれまでのシリーズ同様だ。
物語はちゃんと「Ep4」につながる、本当に数分前の場面でエンディングというのも粋である。

本作はあくまで反乱軍スパイの犠牲を描いており、今後のスピン・オフではひょっとしたら帝国軍側のエピソードも語られるかもしれない。
そんな期待も本作を観て抱いた。

ただ、あくまで本作はスピン・オフであり、オリジナルのシリーズがあってこそ成り立つ作品である。
まず、オリジナル・シリーズありき、ということを忘れないでいただきたい。



📖パンフレット📖

・縦303㎜×横227㎜
・78ページ 無線綴じ くるみ製本
・表紙のタイトル部分は銀箔押し
・成旺印刷㈱
・定価:926円(税抜き)

『~フォースの覚醒』の時は、公開日からの3日間、鑑賞日の日付入り限定パンフが発売されたが、今回はなし。
ただし、初回限定で表紙違い(中身は通常版と同じ)のものが発行された。
ちなみに、写真は限定版のほう。まぁ、どっちでもいいんだけど。

内容はこれまでのものと大差なく、ストーリー、キャラ紹介、俳優紹介、スタッフ紹介、ビーグル紹介の上に、これまでのエピソードで描かれてきたデス・スター情報などが写真も豊富に掲載。
一部、コンセプト・アートも掲載されており、メーキング本の一面もあり。

いつものごとく、ラスト17ページ分はキャラクター商品の広告ページ。
税込み1000円は、作品のことを考えると納得せざるを得ないか、というところだが、やはり広告ページの多さはちょっと気になる。



♬音楽♬
ローグワンスターウォースストーリー
スコア担当はマイケル・ジアッキーノ。

当初、アレクサンドル・デスプラがスコア担当とアナウンスされていたが、スケジュール等の都合がつかず降板。
その代打としてジアッキーノが担当。作曲期間は2カ月間だったそうだ。

まず、一番気になったのはオープニング。
これまでのシリーズ同様、ジョン・ウィリアムズによるオリジナルのファンファーレから始まるかと思いきや、「a Long time ago~」のクレジットは冒頭に出るものの、その後はタイトル・ロールが出ずいきなり物語が始まる。

1エピソードがあってから、ようやく「ROUGE ONE」のタイトルが出て、そのBGMはなんだか「パチもんSW」みたいなフレーズ(笑)にまず、いろんな意味で驚いた。
この冒頭のシークエンスで今回の作品の位置づけが、これまでのエピソードとは一線を画しているというのがわかる。

あ、スコアの話に戻るが(笑)、サントラのリリースが映画の公開日と同じということもあり、『~フォースの覚醒』同様、作品のスコアを聴くのは本編鑑賞時が初めてだった。
先にも書いた、タイトルに被さるいわゆるメインテーマのフレーズに一抹の不安を覚えつつも、ジアッキーノはヒロインであるジンのテーマ(どことなく「Ep2」の「アクロス・ザ・スターズ」に雰囲気が似ている)、帝国のテーマ(むしろクレニックのテーマというべきか)等々、具体的な主題を作曲し、ジョン・ウィリアムズのスタイルに違和感のないスタイルで作品を盛り上げる。
「パチもんSW」と評したメインテーマの主題は、クライマックスでもアレンジを変え、あらゆる場面で高らかに鳴り響く。
もう、そのころには決して「パチもん」なんて言えなくなってくるの必至だ(笑)

もちろん、ウィリアムズが作曲したダース・ヴェイダーのテーマ、ジェダイのテーマ、レイアのテーマ等々のフレーズも盛り込んでの作曲は、2ヶ月間というタイトなスケジュールの中においても、相当にエキサイティングなものだったと思う。
そもそもジアッキーノ自身も「SW」のファンであり(『~フォースの覚醒』ではトルーパーの一人を演じていた)、おそらくは自身がいつか「SW」の音楽に関わることを考えて、いくつかの主題をあらかじめ作曲していたというのも想像に難くない。

本編のクライマックスでは、「Ep4」の冒頭、レイアの乗ったブロッケード・ランナーがスターデストロイヤーに拿捕される場面で流れるフレーズ(サントラでいうところの「帝国の襲撃」と名付けられたスコア)を用い、音楽面でも連続した場面であることを印象付けているのが憎い。

ただ、劇場公開版のエンディングでは、これまでのエピソード同様、「ルーク・スカイウォ-カー」の主題でエンドクレジットが始まり、劇中の主要なテーマが続いて演奏され、最後にはジェダイの主題のファンファーレで締めくくる、という形でスコアが流れるのだが、サントラにはそれぞれのテーマが独立した形で収録されており、いわゆる映画で流れたバージョンでは収録されていない。

おそらく、本編で流れるのは過去の演奏を編集でつなぎ合わせたのではなく、今回の映画用に再演奏したものと思うのだが(ひょっとしたら、編集でつなぎ合わせているのかも)、できればサントラも劇場版のスタイルで収録してほしかった。
そこが今回のサントラの唯一残念な部分である。

国内盤は特製ステッカー2枚付属。
ジアッキーノによるコメントの和訳が1枚付属。
スコアや作品に関する解説はなし。
ディスクの文字はは日本語表記。
以上の点以外は収録曲ともども輸入盤との違いはなし。


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