FC2ブログ

ビンさんの銀幕音楽堂・第694回(2015年5月24日放送分) 



【放送日:2015年5月24日 PM9:00オンエア】

・ニューシネマ・サウンド

『百日紅~Miss HOKUSAI』より「最果てが見たい」(vo:椎名林檎)

『駆込み女と駆出し男』ostより「べったべった、だんだん」(co:富貴晴美)
『駆込み女と駆出し男』ostより「駆込み女と駆出し男 -メインテーマ-」(co:富貴晴美)


・銀幕音楽堂メールボックス

番組にいただいた、メール・FAXを紹介。

『スタンド・バイ・ミー』ostより「スタンド・バイ・ミー」(vo:ベン・E・キング)


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再送です)

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。



《裏ばなし》

映画音楽ファンにとって、マスト・アイテムはやっぱりサントラ盤だと思います。
多感な中学生の頃、ラジオで聴いていたのは流行のポップスやロックではなく、いわゆるシネマ・スコアの数々。

当時はそんな映画音楽を扱う番組も、FM局、AM局問わず幾つかあって、せっせせっせとカセット・テープにエアチェックしては何度も聴いていたもので。

そこでお小遣いを少しづつ貯めて、オリジナル・サウンドトラックのレコード(しかもLPを)を買った時の喜びといったら!

映画音楽って、たしかに映画本編の二人三脚のような存在か、もしくは縁の下の力持ちのような存在ではあるけれど、僕にとっては所有できる映画の一部というスタンスでした、当初は。
いわば、ポスターやチラシのような。

それがいろいろ音楽を聴きこんでいるうちに、作曲家がそのスコアに込めた想いや情熱を感じ取るようになったのです。
それが派手なものであっても、もしくは地味なものであっても、その映画にとって作曲家それぞれがベストと思うスコアを作るそのパッションを、サントラを聴くことで共有できる稀有なアイテムなんですね、サントラというのは。

最近は、CDが売れないと言われて久しく、音楽を送り出す側もいろいろと頭を悩まされているようで、こと、サントラにいたっては他のジャンルの音楽にくらべて正直需要も低いかと思います。

洋の東西を問わず、最近はサントラもCDではなく音楽配信という形を取るケースが多くなってきました。
最初に『007 カジノロワイヤル』(06)の主題歌が、サントラ盤に収録されず配信のみというケースにぶち当たった時は衝撃でした。

映画音楽をCDで聴けないなんて・・・!! って。

それから何年も経って、いまや配信というスタイルは当たり前のように思うくらい、浸透してしまっています。
でも、やっぱりCDという形で音楽を鑑賞したい、という想いは変わらないのです。

今回番組で取り上げた2作品は、いずれもご贔屓の富貴晴美さんが音楽を担当したもの。

ただし、前者はいまのところ配信でもサントラがリリースされる気配はないし、後者は配信という形でリリースされました。
無論、ファンとしてはCDという形で手元に置いておきたい、という想いはあるのですが、配信という形でもリリースされたということに対しては、素直に喜びたいところ。

いずれ、富貴さんの作品すべてがCD化される、ということをいまは強く念じるしかないのであります。

メールBOXのコーナーでは、先週、ベン・E・キングが亡くなったというメールを受け、あの有名なナンバーを取り上げてみました。

今週もご用とお急ぎでない方は、ラジオのチューニングを合わせてくださいまし。



サルスベリサイハテガミタイ
『百日紅~Miss HOKUSAI』の主題歌、「最果てが見たい」。
ヴォーカルは椎名林檎。

『百日紅』のサントラがリリースされない現状の中、映画音楽番組としては取り上げることができる音源といえば、主題歌しかないというのが現状。

この椎名林檎が歌う「最果てが見たい」は、以前、彼女が石川さゆりに提供したナンバー。
石川さゆりバージョンはしっとりと歌っていたが、こちらの本人歌唱バージョンはギンギンのロックである。

映画がそのものは江戸時代が舞台だが、オープニングからスコアもロック調のものが流れる。
これは原監督のアイデアだったそうだが、オープニングがロックなので、エンディングもロックというのは、理に叶ったものである。
しかも、原作者の故・杉浦日向子氏も椎名林檎のナンバーを良く聴いておられたということも、今回のエンディング・ナンバーへの起用につながったのだろう。

今回のこのナンバー、ダウンロード用のコードがついた、ジャケ・デザイン仕様の特製タオルがタワーレコード限定で販売されている。
タワレコ限定なのにamazonでも売ってるというのが、なんだかよくわからない(笑)
iTunesはソングのみ。

【amazon】※タワレコ限定唄コード付タオル
【タワーレコード】※タワレコ限定唄コード付タオル





カケコミオンナトカケダシオトコ
『駆込み女と駆出し男』のサントラ。
スコア担当は富貴晴美。

井上ひさしの原作を原田眞人監督が映画化。
原田監督の『わが母の記』以来、ずっとコンビを組んでいる富貴晴美がスコアを担当。

朝ドラ『マッサン』で、自身の引き出しをすべて開け放った感のある富貴サウンド。
しかし、本作では『マッサン』とはまた違った魅力を聴かせてくれるのが、素直に凄いと思わせる。
まだまだ彼女の引き出しとアイデアと情熱は、枯渇することはない。

メインの旋律を胡弓が奏でるという、楽器にもこだわりが見られるが、不幸な境遇を背負った女性たちを、その慈愛に満ちた旋律で包み込む彼女のスコアが、とにかく絶品。

女性ならではの眼差しを感じる好スコアだ。

上でも書いたように、本BサントラはCDではなく、配信とい形でのリリースとなった。


【amazon MP-3】





スタンドバイミー
『スタンド・バイ・ミー』(86)のサントラ。
スコア担当はジャック・ニッチェ。

スティーヴン・キングの原作をロブ・ライナーが監督した、青春映画の傑作。

タイトル曲として使用され、リバイバル・ヒットとなったベン・E・キング(惜しくも先日死去)の「スタンド・バイ・ミー」をはじめ、いわゆるオールディーズの佳曲で構成されたサントラも、それにならってヒット。

ただし、ジャック・ニッチェのスコアは未収録。
本作に関しては、ニッチェのスコアは忘却の彼方に飛ばされているような感がある。
スコアも収録した完全盤サントラのリリースを望むところだ。


【amazon】
【タワーレコード】





コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/466-9d20d0fd