FC2ブログ

ビンさんの銀幕音楽堂・第672回(2014年12月20日放送分) 







【放送日:2014年12月20日 PM9:00オンエア】

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。


・2014年度、ビンさんが選ぶ肌に合わなかった映画ベスト1

番組では、肌に合わないとまではいかなくとも、残念だったなぁ・・・という作品も幾つか紹介。

『47RONIN』
忠臣蔵に『LOTR』みたいな調味料をまぶしたら、こんなんなりました~~~みたいな。
それはそれで面白く観れたけど、キアヌ・リーブスの使い方、もう少しどうにかならなかったのか。

『利休にたずねよ』
献身的な奥さんがいながら、ずっと胸に秘めていたのは韓国美女への愛だった利休。
それが彼の茶道に対する源だったという、なにがなんだかな内容に、奥さんの立つ瀬なし。

『エンダーのゲーム』
ガキンチョが好きそうなゲーム感覚映画として売っていたが、実はゴリゴリの極右映画。
クライマックスもなんじゃそりゃ? な展開だったし。

『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』
韓国の監督が日本で映画を撮ると、なんでこんなにヘンテコなシロモノになるのだろう?
『サヨナライツカ』然り、『僕の彼女はサイボーグ』然り。
それはそれで面白いんやけどね(笑)

『ロボコップ』
オリジナルに遠く及ばず、ただただ残念。
リメイクしてやろうという意気込みだけは買い。

『ルパン三世』
公開される前からダメダメ感を醸し出していながら、それでも果敢に挑む映画人の意地や性や業を感じた。
・・・ちっとも面白くなかったけど。

『るろうに剣心 伝説の最後編』
「京都大火編」はまだよかったが、この完結編はなんというか、ツッコミどころ満載。
そもそも、この映画での日本は我々の知る日本の形をしていないと思しき、戦艦「煉獄」の上京過程。
さらに、最後の決戦シーンは、悪1対善多数という卑怯な構図だし、はなっから明治政府の戦力は敵を壊滅できる力を持っていた等々、肝心のクライマックスでドン引き・・・。
でも、藤原竜也の怪演と、武井咲の緊縛シーンがあった(そこかぃ!)ので、良しとしよう・・・あ、緊縛されるのは「京都大火編」だったっけ?

『ふしぎな岬の物語』
あのご年齢で、アイドル的な映画を作ってもらえるのは、日本では吉永小百合御大しかおられないのだろうなぁ。
彼女が企画に携わったということだったが、いくつかの候補から、「これがいい」って選んだだけ・・・というエピソードはともかく、ちゃんとクライマックスでは女優魂が炸裂する場面も用意してあるので、サユリストにはご満悦な作品だったと思う。

『神様の言うとおり』
作品を選ばない、節操のない(注:褒め言葉です)三池崇史監督の、そんな姿勢が裏目に出た映画。
とにかく、なにからなにまで中途半端。
いったい何をやりたかったのだろうか。
ご本人も判っておられないのではないだろうか。
嫌いな監督じゃないので、せめて年1本ペースくらいでじっくり作ってほしい。


以上、残念な作品ではあったけど、肌に合わなかった作品ではなかった。

そして、栄えある(?)、2014年度肌に合わなかった映画、ベスト1は・・・

フタツメノマド
【第1位】 『2つ目の窓』

7月26日公開  鑑賞映画館:イオンシネマ西大和


奈良が生んだ世界に誇る、カンヌ映画祭カメラドール最年少受賞者である河瀬直美監督。
奈良に対する彼女の愛情の深さとこだわりは、その作品群にも顕著だし「なら国際映画祭」の主催者ということでも広く認識されている。
オンエア中のユニクロのCMでも、奈良出身を強くアピールされているのもご存知だろう。

ゆえに、同じく奈良出身者としては、諸手を挙げてバックアップしたいところなのだが、どうも彼女の作品は、過去の多くを観てもいずれも肌に合わないものばかり。

この作品については、詳しくは本作のレビューを参照されたし。

監督の「死生観」がテーマになった本作。
「死」のイメージとしてのヤギの屠殺シーン(それを食べる場面もないので、単に殺しているだけにしか映らない)、「生」のイメージとして年端のいかぬ出演者のSEXシーン(二人がスッポンポンで泳ぐポスター・ビジュアルも含め)と、とにかく表現が即物的。
観ようによっては芸術的なんだろうが、僕にはいずれも「悪趣味」にしか見えなかった。
表現は即物的だが、肝心のストーリー部分はは、いつもながらの「どうぞ行間読んでね」と言わんばかりの曖昧な展開である。
そして、時間つなぎにしか見えない自然の風景の挿入と、舞台となる場所は違えどもいつもながらの作風であった。

映画本編はともかく、ハシケンによるスコアは絶品であることは、上記リンクのレビューでも書いているとおり。

♪番組内オンエア楽曲 『2つ目の窓』ostより「STILL THE WATER(2つ目の窓テーマ曲)」(co:ハシケン)♪



・2014年度、ビンさんが選ぶ映画ベスト10(前編)

肌に合わない方は1作だけだったので、番組では早々にベスト10の紹介に移った。
今回のオンエアでは第10位~第8位までの発表となった。

アナトユキノジョオウ
【第10位】 『アナと雪の女王』

3月14日公開  鑑賞映画館:MOVIX橿原(字幕版)


2014年最大の「お化け映画」である。
たしか、1年前くらいだっただろうか、予告編が流れだしたのは。
その中で、本編の中からイディナ・メンゼルが唄う「レット・イット・ゴー」の場面を予告編でノーカットで見せるというのがあって、それを目の当たりにした観客の反応は、

「は?」、「これ何?」

ってなものだった。

公開初日も、ディズニー映画の新作・・・くらいな賑わいだったと記憶しているが、それがあれよあれよの大ヒット。
たしかに、ひねりのあったクライマックスの展開には、ちょっといつものディズニーと違うなぁ、とか、男キャラの描き方も一工夫されていて、そのあたりに好感もったし、なんといってもミュージカル映画としても大いに楽しめた作品だった。

「レット・イット・ゴー」はもとより、他のナンバーも、クリストフ・ベックのスコアも良かったので、サントラも映画公開前によく聴いていたものだ。

ゆえに、本作については大ヒットしていようがいまいが、個人的にはベスト10に入れたいと思った作品である。
なんだか、大ヒットしたために、ミーハーのように捉えられるのがイヤで、弁解がましいことを書いているなぁ・・・(苦笑)

♪番組内オンエア楽曲 『アナと雪の女王』ostより「レット・イット・ゴー」(vo:イディナ・メンゼル)♪



ゴジラ2014
【第9位】 『GODZILLA ゴジラ』

7月25日公開  鑑賞映画館:
MOVIX橿原(字幕版)
シネマサンシャイン大和郡山(IMAX3D版)
TOHOシネマズ橿原(日本語吹き替え版) 


ご覧のとおり、本作については3度も劇場で観ている。
それだけ鑑賞に耐える作品だったということもあるが、じつは最初に観たのが仕事帰りだったこともあり、あろうことか「寝落ち」してしまったのである。
しかも、クライマックスの肝心な場面で・・・。

それと、本作に宝田明が出演しているということを聞き、たしか最初に観た時は出てなかったはず・・・見落としたのか・・・(登場シーンは寝落ちした時だったのかな?)と思い、IMAXで再び鑑賞。
しかし、やっぱり出てなかったよなぁ・・・ほんとに観落したのかなぁ・・・と、今度は字幕にとらわれず画面に集中しうようということで吹き替え版を観たが、やっぱり登場シーンはなかった。

宝田明の出演シーンはカットされていたというのを知ったのは、3回観たあとだった・・・。

ま、とにかくミスリードさせる確信犯的な予告編といい、ゴジラよりもMUTOの登場時間のほうが長いといい、あっさり画面から消えてしまうジュリエット・ビノシュといい、アレクサンドル・デスプラのまさかの怪獣映画のスコア担当という、映画音楽ファンにとっては驚愕(笑)のニュースといい、話題に事欠かなかった作品。
個人的には思いっきり楽しんだ作品だった(←初見は寝落ちしたくせに~~~)。

♪番組内オンエア楽曲 『GODZILLA ゴジラ』ostより「ゴジラ!」(co:アレクサンドル・デスプラ)♪



ウッジョブ
【第8位】 『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』

5月10日公開  鑑賞映画館:MOVIX橿原


矢口監督の最新作。
コメディ要素の強い内容ながら、現在の林業が抱える問題をも盛り込んだ深い映画だった。
無論、林業のノウハウも得ることができる教育映画でもある(んなことぁないか)。

クライマックスで展開される「祭り」の場面は、昔、僕自身こういう物語を書きたい(内容は林業とは程遠い、伝奇物語だったけど)と思ったこともあって、それを映像で目の当たりにした時の嫉妬(笑)、もとい、感動は言葉では言い表せないものがあった。

とにかく、あのクライマックスには、思わずはらはらと涙したものである(本編をご覧になった方はお判りだろうが、あれのどこが泣けるのだ? と思われるかもしれないが)。

♪番組内オンエア楽曲 『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』ostより「Happiest Fool」(vo:マイア・ヒラサワ)♪



続く第7位~第1位は、次回のオンエアにて。




コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/430-fe187948