ビンさんの銀幕音楽堂・第664回(2014年10月17日放送分) 







【放送日:2014年10月17日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:オータム・イン・銀幕音楽堂2014

『華麗なる賭け』ostより「風のささやき」(co:ミシェル・ルグラン)
『テス』ostより「別れ」(co:フィリップ・サルド)
『エレファントマン』ostより「ジョン・メリック&ミセス・ケンドール」(co:ジョン・モリス)
『コンペテション』ostより「愛のテーマ」(co:ラロ・シフリン)
『ラストコンサート』ostより「愛のテーマ」(co:ステルヴィオ・チプリアーニ)
『ひかりのまち』ostより「ダレン」(co:マイケル・ナイマン)
『愛と追憶の日々』ostより「テーマ」(co:マイケル・ゴア)


・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。



《裏ばなし》

まずは、連絡が遅くなりましたが、今週末の18日(土)、お昼12時~3時、FMハイホーのお昼の番組、「土曜モチャリスタ」に、ゲスト出演させていただきます!

じつに一年ぶりの生放送で、いまから緊張しております(笑)が、番組の内容はお気楽なものでありまして、そう、「銀幕でない音楽堂」を今回は3時間という長丁場で、メインパーソナリティのトキ北川氏とやらかしてしまおうという魂胆です。

まぁ、いわゆる珍奇な歌謡曲(中には真昼間から公共の電波に乗っけてもいいんだろうか、というようなものまで)を肴に、あ~でもない、こ~でもないと評論(そんな大袈裟なものじゃないけど)いたしませう、という内容です。

ご用とお急ぎでない方は、おそらくここんところ週末になると台風に見舞われ、ようやく行楽で外に出かけよう! という方もほとんどでありましょうが、3時間、お付き合いいただけるとありがたいです。


さてさて、そんな珍奇な3時間の反動、もとい、お耳直し、というわけではありませんが、本来の僕の番組の方は、じつにエレガントかつアカデミックな1時間を企画いたしました(笑)

名付けて、「オータム・イン・銀幕音楽堂2014」!!

毎年この季節になりますと、秋という季節にピッタリな映画音楽を選曲するということをやっております。
映画そのものの舞台が秋、というのではなく、たとえば色づく並木道を歩きつつ聴いてみればしっくりするのではないかな、という映画音楽をセレクトしてお送りするという身勝手な企画であります。

今回も、しっとり、うっとり、するような選曲をしておりますので、どうぞご堪能あれ。
あ、そうそう、トミー・リー・ジョーンズが出演している某缶コーヒーのCMに使われている曲も選曲の中に入っていますので、合わせてお楽しみくださいまし。



カレイナルカケ
『華麗なる賭け』(68)のサントラ。
スコア担当はミシェル・ルグラン。

スティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ主演のクライム・サスペンス。
監督はノーマン・ジュイソン。

テーマ曲「風のささやき」は今や映画音楽のスタンダード。
ノエル・ハリソンが唄った同名ナンバーは、その年のアカデミー賞でオスカーを受賞した。

サントラCDは何度かリリースされているが、今年2014年にスペインのQuartet Recordsより1000枚限定でリリースされた2枚組が完全盤。オリジナルサントラ音源も収録の豪華盤だ。


【タワーレコード】

テス
『テス』(79)のサントラ。
スコア担当はフィリップ・サルド。

ナスターシャ・キンスキー演じるヒロイン、テスの数奇な運命を描いた一大叙事詩。
監督はロマン・ポランスキー。

フィリップ・サルドのスコアは美しく、かつ壮大なフル・オーケストラによるオーソドックスなもの。
ここにアクセントとして舞踊曲のリズムを取り入れているところが、なかなかの聴きもの。

サントラはLPレコードでのリリース時には、ピエール・ポルト・オーケストラによるイメージ曲「哀しみのテス」も収録されていたが、2000年にユニバーサル・フランスよりリリースされたCDはサルドによるスコアのみの収録。
ただし、同じくポランスキー監督による『テナント/恐怖を借りた男』(76)のスコアをカップリングという形で同収録されている。

数年前に国内盤もリリースされたが既に廃盤。
「永遠のサントラ999シリーズ」でも、ラインナップに挙がってなかった。なんでや・・・?
現在は仏盤のみ入手可能。


【amazon】
【タワーレコード】


エレファントマン
『エレファントマン』(80)のサントラ。
スコア担当はジョン・モリス。

19世紀ロンドンに実在した「エレファントマン」ことジョン・メリックの姿を描いた人間ドラマ。
ジョン・ハート、アンソニー・ホプキンス主演。
監督はデイヴィッド・リンチ。

シロフォンの物悲しい音色がインパクト大のテーマ曲をはじめ、大道芸のジンタ風のスコアなど、モリスの書くスコアはまさに19世紀産業革命真っ只中のロンドンを表現するにあまりある。
その中で、ヒューマンな味わいを持つ美しいメロディを響かせるなど、彼の代表作ともいえる完成度の高いサントラである。

過去に一度国内盤CDもリリースされたが、現在は廃盤。
輸入盤も高値がついている。


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コンペテション
『コンペテション』(80)のサントラ。
スコア担当はラロ・シフリン。

ピアノのコンペに挑むピアニストの恋愛ドラマ。
リチャード・ドレイファス、エイミー・アーヴィング主演。

ラロ・シフリンといえば、アクション映画のスコアを思い浮かべるが、本作のような身震いするような美しいスコアも書く才人である。
まさに、シフリンの隠れた名盤の一枚。
ランディ・クロフォードが唄う、メインテーマのソング・バージョンは、アカデミー賞主題歌賞にもノミネートされた。

95年にMCAからリリースされたサントラCDは、日本が初CD化だった。
こちらも『テス』同様、「永遠のサントラ999シリーズ」のラインナップに挙がらなかった。なんでや・・・??
現在、廃盤につき入手困難。




ラストコンサート
『ラストコンサート』(76)のサントラ。
スコア担当はステルヴィオ・チプリアーニ。

パメラ・ヴィロレージ、リチャード・ジョンソン主演によるメロドラマの秀作。
監督は、こんな作品からゲロゲロホラーまで撮る職人兼ホラーグッズ・ショップ店長のルイジ・コッツィ。

とにかく根強いファンを持つ作品であり、チプリアーニのスコアも永らく愛されている。

2012年には日本の富士キネマレーベルより、KINEMA DE FUJIなるシリーズの第1弾として、既発売盤にボーナストラックを加えての完全盤がリリースされた。
それくらい、日本でもファンが多いわけだ(ちなみに、KINEMA DE FUJIシリーズ、いまだに第2弾が出ないが、企画倒れだったのか・・・?)。


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ヒカリノマチ
『ひかりのまち』(99)のサントラ。
スコア担当はマイケル・ナイマン。

ロンドンを舞台に一組の姉妹を軸に展開される人間ドラマ。
監督はマイケル・ウィンターボトム。

ミニマル・ミュージックの第一人者マイケル・ナイマンの作品は、個人的にベスト1は『ピアノ・レッスン』(92)だと思うが、本作も一二を争う素晴らしいスコアになっている。

特に最近注目されているのが、今回、番組でも取り上げた「ダレン」というナンバー。
現在オンエア中の、トミー・リー・ジョーンズが出演している某缶コーヒーのCMに使われているのだ(笑)

選曲したスタッフは、おそらくナイマンのファンなのだろう。


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【amazon MP-3】
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アイトツイオクノヒビ
『愛と追憶の日々』(83)のサントラ。
スコア担当はマイケル・ゴア。

シャーリー・マクレーン演じる母とデブラ・ウィンガー演じる娘との姿を描いた人間ドラマ。
共演のジャック・ニコルソン、ジョン・リスゴーの名演も忘れられない。

マイケル・ゴアのスコアは、とにかくキャッチーなメインテーマが素晴らしく、アカデミー賞作曲賞にもノミネートされた。
ミュージカル『フェーム』も素晴らしかったが、本作もゴアの手腕がいかんなく発揮されている。

昨年、メインテーマは日本の菓子メーカー(グリコ)のCMでも使われていた。

サントラCDは89年に初リリースされたが、既に廃盤となり、かなり高額で取引されていたが、つい最近、スペインのQuartet Recordsより、従来の音源に加え、オリジナル・サウンドトラック音源など膨大なトラックを追加しての2枚組完全盤が1500枚限定でリリースされたばかり。

僕自身も、最初のリリースを買い逃していたので、今回の完全盤リリースには大いに喜んでいる。


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