FC2ブログ

ビンさんの銀幕音楽堂・第658回(2014年9月6日放送分) 







【放送日:2014年9月6日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:ロビン・ウィリアムズ、追悼特集

『ポパイ』ostより「I'm Popeye The Sailor Man」(vo:ロビン・ウィリアムズ)
『ガープの世界』より「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」(vo:ビートルズ)
『いまを生きる』ostより「Keating’s Triumph」(co:モーリス・ジャール)
『フック』ostより「Prologue」(co:ジョン・ウィリアムズ)
『アラジン』ostより「フレンド・ライク・ミー」(vo:ロビン・ウィリアムズ)
『トイズ』ostより「レット・ジョイ・アンド・イノセンス・プリヴェイル」(co:トレバー・ホーン&パット・メセニー)
『ミセス・ダウト』ostより「ミセス・ダウト」(coo:ハワード・ショア)


・銀幕音楽堂メールボックス


番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介など。

『グッドモーニング、ベトナム』ostより「この素晴らしき世界」(vo:ルイ・アームストロング)


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。



《裏ばなし》

MOVIX橿原の閉館に立ち会い数日経ちました。
日を増すごとに喪失感が強くなっていきます。
しかも、季節は夏から秋への過渡期。
♪今年の秋はいつもの秋より~~~♪って、アリスの歌みたいですけど、ほんとに今年の秋はいつもの秋とは違い、一抹の寂しさに包まれているような次第。

しかし、番組はまだまだ続きます。
過去を振り返ってばかりじゃいけない、常に前を見て進まねば!!
ということで、まったくリニューアルはしていませんが、若干心の中ではリニューアルしたつもりでお送りする、今回の番組は・・・。

先月、亡くなったハリウッドを代表するスター、ロビン・ウィリアムズの追悼特集を組んでみました。

80年代後半から90年代にかけて、彼の出演作は矢継ぎ早に上映されていました。
ちょうど僕が故郷を離れて東京で暮らしていた時期とリンクします。
普通でも心細い毎日なうえに、仕事の悩みなども抱え込んでいた時期でもあり、そんな時に観たロビン・ウィリアムズのコミカルな演技の数々。
本当に救われたことも多々ありました。

ゆえに今回の突然の訃報には、大変ショックでした。
最近はあまり姿を見かけないなぁ(といっても、今年の初めには『大統領の執事の涙』で元気な姿を見せてらっしゃいました)と思っていたら、実生活では心身共に大きな悩みを抱えていたということを、今回の訃報で初めて知った次第です。

とにかく、彼の出演作はけっこう多いし、そのサントラも数多い。
ここは、毎度のことながら僕自身の独断で、断腸の思いで選曲いたしました。
できるだけ、彼の声も聴くことができるものを選曲しましたので、追悼特集とはいえ、楽しんでもらえると幸いです。

ちなみに個人的なロビン・ウィリアムズ主演作品ベスト3を挙げるならば、
1.『ガープの世界』
2.『トイズ』
3.『いまを生きる』
になりますねぇ・・・。



ポパイ
『ポパイ』(80)のサントラ。

あの「ポパイ」を、特殊メイクを出演者に施し完全実写化した異色作。
しかも監督は巨匠ロバート・アルトマン。
さらに、ニルソンとヴァン・ダイク・パークスによってミュージカル仕立てになっている夢のような映画。
ポパイを演じたロビン・ウィリアムズはこれが映画主演第1作。
オリーブにシェリー(『シャイニング』)・デュバル、ブルートにポール(デザイナーじゃないほうの)・スミスが好演。

ロビン・ウィリアムズ追悼として、DVD化してくれないものだろうか。

サントラCDは日本でのリリースがワールド・プレミア。
紙ジャケット仕様という、凝ったつくりになっていたが既に廃盤。
(数年前までは難波のタワレコ店頭にも長い間残っていたが、現在は姿を消している)
ゆえにネットでは相当な高額になっている。
ただし、iTunesでダウンロード販売されているので、まったく聴くことができないという環境ではない。


【amazon】
【iTunes】




ガープノセカイ
『ガープの世界』(82)の主題歌として使われた、「ホエン・アイム・シックスティー・フォー」が収録されている、ビートルズ67年のアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。

ジョン・アーヴィングの原作をジョージ・ロイ・ヒルが映画化。
主人公ガープ(ロビン・ウィリアムズ)の数奇な人生が綴られるヒューマン・ドラマ。
個人的にはロビン・ウィリアムズ主演作ではベスト1に推したい秀作。
グレン・クローズ、ジョン・リスゴーといった共演者たちの演技も光る。

「ホエン・アイム~」はビートルズのナンバーでも有名な1曲だが、本作のオープニングで使用されることで、新たな輝きを放っている。
スコアはデイヴィッド・シャイアが担当しているが、残念ながらサントラのリリースはいまだにない。


【amzon】
【タワーレコード】




イマヲイキル
『いまを生きる』(89)のサントラ。
スコア担当はモーリス・ジャール。

厳格な全寮制の学校を舞台に、規則でがんじがらめになっている生徒たちを、型破りな方法で解き放っていく教師(ロビン・ウィリアムズ)の姿を描いた、ピーター・ウィアー監督の秀作。

この時期、ウィアー監督とコラボレーションを続けていたモーリス・ジャールが、本作でも荘厳なスコアを提供しており、とりわけクライマックス・シーンでは鳥肌の立つような効果を上げていた。

サントラCDはmilanレーベルよりリリースされており、同じくウィアー作品の『危険な年』(82)、『刑事ジョン・ブック 目撃者』(85)とのカップリングとなっている。


【amzon】
【タワーレコード】




フック
『フック』(91)のサントラ(※写真は2枚組完全盤)。
スコア担当はジョン・ウィリアムズ。

かつての子供だった頃を忘れ、今や40代の中年になってしまったピーター・パン(ロビン・ウィリアムズ)が、再びネヴァーランドで冒険を繰り広げることになるファンタジー巨編。
監督はスティーヴン・スピルバーグ。
この時期、しばらくファンタジー映画から遠ざかっていたスピルバーグが、久々に放ったファンタジーということでも話題になった。

スピルバーグといえば、スコアは当然ジョン・ウィリアムズ。
面目躍如といったスケールの大きなスコアを提供(一部、ソング・ナンバーまでも)している。

2012年に米LA-LA-LANDレーベルより2枚組完全盤CDが5000枚限定でリリースされたが、現在は入手困難。
通常版ならば容易に入手できる。


【amazon】※通常盤



アラジン
『アラジン』(92)のサントラ(※写真はポニーキャニオンのバージョン)。
スコア担当はアラン・メンケン。

ディズニーの代表的アニメーションの一つ。
なんといっても主題歌の「ホール・ニュー・ワールド」はアカデミー賞歌曲賞を受賞した名曲で有名。

それを凌駕するのがランプの精ジーニーの声を担当した、ロビン・ウィリアムズの話芸だ。
スタンダップ・コメディアンだったが彼の実力が炸裂しているという部分は、本作のもう一つの魅力である。

サントラCDは公開当時は日本ではポニーキャニオンからリリースされていたが、現在はディズニー関係はエイベックスが版権を持っている。

現在リリースされているものは、「ホール・ニュー・ワールド」をクレイジーケンバンドが唄ったバージョンが収録されている。
・・・それもそうかと思うけど(笑)


【amazon】



トイズ
『トイズ』(92)のサントラ。
スコア担当はトレヴァー・ホーン&ハンス・ヅィマー。

とあるおもちゃ製作会社のお家騒動を、ファンタスティックな映像とロビン・ウィリアムズの軽妙な演技で描いた、摩訶不思議な一編。
監督はバリー・レヴィンソン。

スコアはハンス・ヅィマーと、彼がバグルス(「ラジオスターの悲劇」が有名)時代の先輩(親方という表記もある)であるトレヴァー・ホーンが担当。

ここにパット・セメニー、エンヤ、トーマス・ドルビー、グレース・ジョーンズといったアーティストが参加しての豪華な音楽となっている。
トレヴァー・ホーンといえばZTTレーベルを立ち上げ、アーティストとしてはフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドを送り出したプロデューサーとしても有名だが、FGTHの「リラックス」と共に代表曲である「ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム」は、本作ではバトル・シーンでのスコアとして生まれ変わっている。

また、パット・メセニーが演奏する「レット・ジョイ・アンド・イノセンス・プリヴェイル」は、隠れた名曲。
グレース・ジョーンズによるヴォーカル・バージョンもサントラCDには収録されており、これも味わい深いナンバーだが、たしか本編では流れてなかったと記憶している。

とにかく、聴きどころの多い一枚であり、僕もしばしば取り出しては聴いている愛聴盤のひとつである。


【amazon】



ミセスダウト
『ミセス・ダウト』(93)のサントラ。
スコア担当はハワード・ショア。

ロビン・ウィリアムズが初老の家政婦に扮して巻き起こす騒動を描いた、ハートフルコメディ。日本でも大ヒットした。

心温まるようなスコアをハワード・ショアは書いており、いわゆるデイヴィッド・クローネンバーグ作品で聴かれるようなダークなスコアの両極端の位置にある作品群の代表作ともいえる。
こういった器用なところが、後年の『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズでの傑作スコアを生み出す礎になっていったのだろう。


【amazon】



グッドモーニングベトナム
『グッドモーニング、ベトナム』(87)のサントラ。
スコア担当はアレックス・ノース(サントラにスコア未収録)。

ベトナム戦争当時、戦地の兵士向けのラジオDJとして赴任した、実在の空軍兵士エイドリアン・クロンナウア(ロビン・ウィリアムズ)の姿を通じて、戦争の悲惨さと空しさを描いた異色作。
監督はその後、ロビン・ウィリアムズ作品を何度も手掛けることになるバリー・レヴィンソン。

サントラにはロビン・ウィリアムズによるマシンガン・トークとラジオから流れてくるオールディズから構成されている。
スコアは巨匠アレックス・ノースが担当しているが、残念ながらサントラにはスコアは一切収録されていない。
巨匠晩年の作品でもあり、ここは完全盤のリリースを期待したいところだ。


【amazon】




コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/407-46b050bd