ビンさんの銀幕音楽堂・第649回(2014年7月5日放送分) 







【放送日:2014年7月5日 PM9:00オンエア】

・ニューシネマ・サウンド

『渇き。』より「誰かが誰かを愛してる」(vo:ディーン・マーティン)


・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介

『ジェヴォーダンの獣』ostより「Once」(vo:フェリシア・ソレンソン)

『アレックス』ostより「Rectum」(co:トーマ・バンガルテル)


このほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今回はほんとに番組の「裏ばなし」を(笑)

当番組は1時間枠の番組なのですが、番組の前後の時報だったり局のジングルなどを考慮すれば、正味58分40秒とするとちょうど尺に合うのです。
これが少し長くなってしまうと、喋っているのに最後がフェイドアウトになってしまったり、短くなるとエンディングのBGMが延々エンドレスで流れるということになるわけです。

生放送ではなく、収録番組ですので58分40秒に編集できるんだから、収録番組は「楽」だと思いませんか?
しかし、これがなかなか難しいものがありまして、早10年も過ぎた当番組ではありますが、この編集作業にけっこう苦労しているんです。

というのも、番組内で映画のことを話していると、ついつい話が長くなってしまう。
そうすると、58分40秒どころか、優に60分を超えてしまうわけですね。

これを、一通り番組を収録してから、編集作業ということをしているわけです。
たとえば、MCの途中で「え~~~」とか「あ~~~」とか余計な間延びの部分だったり、また本筋と話がそれてしまっている箇所(笑)とかを、いったん収録してからその部分を削除して、最終的に58分40秒に仕上げているんですね。

なので、編集後のMCを聞いていると、前後の話がつながっていない場合も「たまに」ですがありますし、MCを切ってしまうので、BGMも不自然に切れていたりすることも多々あります。

本来なら、切りたくない部分もありますが、放送枠内に収めるために、せっかく喋ったネタ(笑)を泣く泣く切ることもあります。
そんな涙ぐましい(←自分で言うな!)作業の結果、皆様にお聴きいただいている形になっているというわけです。

実際、今回の放送なんて、どれだけ切ったことか!(笑)
ちょいと過激な内容の映画を取り上げたものですから、MCの内容も多少過激になっておりまして、これはアカンやろ・・・という部分は自主規制という意味もあって編集しておりますです、はい。


さて、ニューシネマ・サウンドのコーナーでは、その過激な映画『渇き。』より、エンドクレジットを飾るあの「名曲」を。

メールBOXのコーナーでは、リスナーさんからいただいたメール、FAXを紹介するとともに、MOVIX橿原さんで観た思い出の映画の話を音楽を交えて。
今回は『ジェヴォーダンの獣』(01)と、おそらくMOVIX橿原さんの歴史のなかで、もっとも過激な映画だっただろう『アレックス』(02)を取り上げています。



カワキヴェリーベストオブディーンマーティン
エンターテイナー、ディーン・マーティンのベスト盤『ヴェリー・ベスト・オブ・ディーン・マーティン』(14)。

中島哲也監督の最新作『渇き。』の音楽は、いつものごとく既成曲と菅野よう子を中心としたオリジナル・スコアで構成されている。
ほとんどのシーンでなんらかの音楽がBGMとして流れており、それが監督独自の映像感覚と相まって、ある種のグルーブ感を生んでいる。

サウンドトラックはリリースされていないが、劇場パンフレットには劇中で流れる音楽について詳細なデータが掲載されているので、興味のある方はご覧になるといいだろう。

過激な場面の連続の果てに、エンドクレジットに流れるのはディーン・マーティンの最大のヒット・ナンバーである「誰かが誰かを愛してる」。
これを使うのは監督の強い意向だったようで、ハードだった映画の結末として、まるで溜飲を下げるかのように流れて来るのは絶妙だった。

掲げているディスクは今年リリースされたもの。
今回の『渇き。』に「誰かが~」が使用されるのでリリースされたのかどうか、その詳細は不明だがアメリカ本国でも本年度リリースなので、じつにタイムリーではある。
日本盤はボーナス・トラックが数曲収録されているので、購入は国内盤を薦めるが、個人的にはディーン・マーティンといえば「ライフルと愛馬」、「ザッツ・アモーレ」が好きなのだが、このディスクには収録されていないのが残念だ。


【amazon】
【amazon MP-3】※ボーナストラックなし
【タワーレコード】
【iTunes】




ジェヴォーダンノケモノ
『ジェヴォーダンの獣』(01)のサントラ。
スコア担当はジョゼフ・ロドゥカ。

18世紀のフランス:ジェヴォーダン地方で、女性や子供が連続して惨殺されるという実際に起こった事件を基に、クリストフ・ガンズがミステリー、アクション等あらゆる娯楽性を盛り込んで映画化した、一大伝奇ロマン。

クリストフ・ガンズは日本のオタク文化にも造詣が深く、この前には『クライング・フリーマン』(96)や後には『サイレント・ヒル』(06)を撮っている。
個人的には彼の作品のベストとして、この『ジェヴォーダンの獣』を推したい。

ジョゼフ・ロドゥカは、ジャンル・ファンとしてはなんといっても『死霊のはらわた』(81)の作曲家として知られているし、続くシリーズ3作すべてのスコアを担当している。
監督同様、ロドゥカの作品のなかでもベストに推したいのが本作であり、そのスケール感といい、エキゾティックなテイストといい、どれをとっても絶品である。
しかも、エンドクレジットに流れるソング・ナンバーは、ロドゥカ自身の作曲によるもので、劇中でもそのメロディも流れるところがなんとも嬉しいではないか。

その後、活躍の場はTVドラマなどに移しているようで、本作を超えるクオリティの作品が聴けないのは、ちょっと残念ではある。


【amazon】※廃盤になっており、けっこうプレミアがついている。これは仏盤。
【タワーレコード】※こちらは「取り寄せ中」扱い。価格も手ごろ。本当に入荷できるのかは、各自確認を。




アレックス
『マルホランド・ドライブ』(02)のサントラ。
スコア担当はトーマ・バンガルテル。

奇才、ギャスパー・ノエ監督による壮絶&過激な映画。
モニカ・ベルッチが9分間延々暴行される場面が物議を醸し、プレミア上映されたカンヌでも大反響を巻き起こした。

ラスト・シーンから物語が始まり、数分ごとにシーンが遡るという編集スタイルもかなり特異である。

スコアを担当したトーマ・バンガルテルはかの、ダフト・パンクの片方の人(笑)
ここでもいわゆるエレクトリック・ミュージックを披露しているが、映画のスコアということでポップというよりも、効果音的な仕上がりになっている。

ただ、音楽だけを聴いていても、あの映画の内容が想像できるかのような、鼓膜を刺激してくる(けっして耳障りというわけではない)音楽が満載。
特に劇中、カメラが縦横無尽に動き回り、視覚的にも相当ハードな場面に延々流れる「レクタム」(今回の当番組で取り上げている)などは、聴いているだけで思わず吐き気をもよおしそうになるほどだ。


【aamzon】※国内盤
【amazon】※輸入盤。こちらには映画のラストに流れるベートーヴェンの第7番も収録。





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