ビンさんの銀幕音楽堂・第647回(2014年6月21日放送分) 







【放送日:2014年6月14日 PM9:00オンエア】

・ニューシネマ・サウンド

『天地創造』ostより「Noah's Ark」(co:黛敏郎)
『ノアズ・アーク』ostより「March of the Animals」(co:ボール・グラボウスキー)

『ノア 約束の舟』ostより「箱舟を作る」(co:クリント・マンセル)
『ノア 約束の舟』ostより「マーシー・イズ」(vo:パティ・スミス)

・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介

『ザ・コンテンダー』ostより「End Title: The Chapel of Democracy」(co:ラリー・グループ)

このほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

まだ、MOVIX橿原さん閉館のニュースのショックが後を引いている状況です。
そのニュースの後、ようやくMOVIX橿原さんへ行きましたら、ロビーのあちらこちらに閉館のおしらせの看板が。
さらには、映画の予告編が始まる前にも、スクリーンに大きくおしらせが映し出されておりまして、嗚呼、やはり閉館するのは事実なのだなぁ・・・と。

とはいえ、まだ2ヵ月もあるわけですし、MOVIX橿原さんも特別上映の企画も思案中ということですので、どうか有終の美を飾らんことを祈るばかりですし、当番組もそれまではバックアップしていく所存であります。

さて、今回は先週から公開が始まった話題作、『ノア 約束の舟』をニューシネマ・サウンドのコーナーで。
それに伴い、過去の「ノアの方舟」映画をピックアップ。

続いて、今回もたくさんいただいたメール、FAX(やはりというか、その内容はMOVIX橿原さんに関するものがほとんどではありましたが)を紹介する「銀幕音楽堂メールBOX」のコーナー。

最後に今回も僕がMOVIX橿原さんで観た、思い出深い作品として『ザ・コンテンダー』を挙げました。
2001年の公開当時、主演のジョアン・アレンがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、けっこう話題になった映画です。

たしか、この映画も奈良県下独占上映だったはず。
オープン当初から、奈良県下独占上映の作品を積極的に取り上げていただいたのには、映画ファンとしては本当に嬉しい限りでありました。

その劇場が無くなるなんて・・・やっぱりさびしい・・・。


ノアヤクソクノフネ
『ノア 約束の舟』のサントラ。
スコア担当はクリント・マンセル。

奇才、ダーレン・アロノフスキーが旧約聖書の「ノアの方舟」のエピソードを映画化。
これまでのフィルモグラフィーから察するに、一筋縄ではいかない作品に仕上がっているだろうと思っていたところ、さすがアロノフスキー、血みどろの殺戮絵巻が展開する、けっして文部省推薦にはならんだろう映画に仕上がっていた。
いや、それでこそのアロノフスキーだ。

スコアはアロノフスキーといえば、名コンビのクリント・マンセルが、ビッグバジェットな映画に負けない壮大なスコアを展開。
されど、監督同様、マンセルのブレない仕事ぶりには思わず聴き惚れてしまうほどだ。
ミニマルな旋律はもちろんのこと、旧約聖書の世界にエレキ・ギターも鳴り渡る。
しかし、物語の時代背景の雰囲気を損なわない仕事ぶりが、プロのなせる技である。

劇中の登場人物がくちずさむ「子守唄」は、パンクの母、パティ・スミスが手掛けており、エンドクレジットでは彼女自らがヴォーカルを務め、クリント・マンセル率いるクロノス・カルテットが伴奏をしている。


【amazon】
【タワーレコード】
【iTunes】




テンチソウゾウ
『天地創造』(66)のサントラ。
スコア担当は黛敏郎。

ジョン・ヒューストンが旧約聖書の中から数話をピックアップして映画化したオールスター・キャスト出演の超大作。
ちなみにヒューストン自身が「ノアの方舟」のノアを演じるという、いわゆるオイシイところをさらっている。
プロデュースはディノ・デ・ラウレンティス。

音楽は当初、ストラヴィンスキーの作品を使用する計画もあったというが、当時36歳だった黛敏郎が大抜擢。
見事なスコアを書き上げ、公開当時のアカデミー賞作曲賞にもノミネートされた。

伊Legendレーベルより公開当時リリースされた同収録内容のサントラCDがリリースされていたが、大幅に収録曲も増え、2枚組完全盤として2011年に同レーベルより1500枚限定でリリースされた。


【amazon】
【タワーレコード】




ノアズアーク
『ノアズ・アーク』(99)のサントラ。
スコア担当はポール・グラボウスキー。

ホールマーク社製作のTVドラマ。
ノア役にジョン・ヴォイトその妻にメアリー・スティーンバージェン、他にF・マーリー・エイブラハムズ、ジェームズ・コバーンと錚々たる面々が出演。
監督はジョン・アーヴィン。

「ノアの方舟」のエピソードに「ソドムとゴモラ」のエピソードを盛り込んだりと、けっこう好き勝手な内容になっている。
驚くのは大洪水の後、ノア一家以外人類は消滅してしまったハズなのに、ジェーム・コバーン演じる行商人が筏に乗ってやって来るなどのビックリ仰天なエピソードも多々あって、ツッコミどころ満載である。

ちなみにダーレン・アレノフスキーは99年頃に「ノアの方舟」の映画製作に取り掛かるが、このTVドラマがあったために計画を中止したそうだ。

スコアを書いたポール・グラボウスキーはオーストラリア出身の作曲家。
オーストラリアにて様々なジャンルの音楽を取り入れた現代音楽集団オーストラリア・アート・オーケストラ(AAO)を率い、ワールド・ツアーも行っている。
映画音楽は本作の監督ジョン・アーヴィン作品も幾つか手掛けているが、CDで聴けるものとしては数少なく本作などはそういう意味でも貴重な一枚である。

フル・オーケストラによるオーソドックスかつダイナミックなスコアに仕上がっており、特に方舟に動物たちが乗り込む際に流れるマーチは、黛敏郎の『天地創造』におけるスコアの影響が大きいように思う。

米VARESE SARABANDEよりリリース。


【amazon】
【タワーレコード】




ザコンテンダー
『ザ・コンテンダー』(00)のサントラ。
スコア担当はラリー・グループ。

アメリカ副大統領が急死、その後任としてとある女性議員が候補として浮上するが、それを蹴落とそうとする対立議員は、彼女の若き頃のスキャンダルを暴露しようとする。
ヒロインの女性議員役にジョアン・アレン。彼女はこの作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど好評を博した。
一方、対立議員を本作のプロデュースも担当したゲイリー・オールドマンが熱演。
この二人の演技合戦も見ものだ。

スコアはラリー・グループが担当。
その後、アメリカのTVドラマなどで活躍している。
劇中ではサスペンスフルなスコアが流れるが、エンドタイトルは溜飲を下げるかのごとく、爽快なスコアに仕上がっている。

カナダのレーベルCITADELよりリリース。本作の監督テッド・ルーリーの99年の作品『Deterrence』(99)(日本未公開)とのカップリング(スコアは同じくラリー・グループが担当)。


【amazon】




コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/383-1d0f1a3e