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ビンさんの銀幕音楽堂・第632回(2014年3月8日放送分) 







【放送日:2014年3月8日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:ディミトリ・ティオムキン特集

『真昼の決闘』ostより「Main Title」(co:ディミトリ・ティオムキン、vo:テックス・リッター)

『白昼の決闘』ostより「Main Title」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『赤い河』より「Main Title」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『OK牧場の決斗』ostより「Gunfight at the O.K. Corral」(co:ディミトリ・ティオムキン、vo:フランキー・レイン)

『ジャイアンツ』ostより「Main Title (Giant Theme)」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『アラモ』ostより「Overture」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『ナバロンの要塞』ostより「Legend of Navarone」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『北京の55日』ostより「Overture」(co:ディミトリ・ティオムキン)

『ローマ帝国の滅亡』ostより「Overture」(co:ディミトリ・ティオムキン)


・ニューシネマ・サウンド

『ホビット 竜にうばわれた王国』ostより「アイ・シー・ファイア」(vo:エド・シーラン)
『ホビット 竜にうばわれた王国』ostより「森の向こうに」(co:ハワード・ショア)


そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

ここ最近、なにかと話題になっているウクライナ。

とはいえ、世界情勢についてあ~だこ~だ言える知識もなにも思っておりませんが、映画音楽ファンとしてはウクライナといえば、あの人のことを真っ先に思い出すというもの。

その方こそ、映画音楽界の巨匠ディミトリ・ティオムキンであります。

ってなわけで、早く紛争が静まっていただければという、ささやかな思いを込めまして、ディミトリ・ティオムキンの代表作をお送りすることにいたしました。

えぇええ、単なるこじつけでございます(笑)

それにしても、あらためて作品の数々を聴いていると、とてもウクライナ出身とはおもえないほど、アメリカアメリカした(どういう表現だ?)スコアということに驚かされます。

これについては、昔から様々な推測がなされているわけですが、それでも『アラモ』や『北京の55日』などを聴いていると、そこにロシア人の血というものを感じずにはおれません。



続いて、現在公開中の映画とその音楽を紹介する「ニューシネマ・サウンド」のコーナーでは、そのティオムキンの流れを汲んでいるのではないか、と思えるのがハワード・ショア。

特に今回の『ホビット 竜に奪われた王国』で聴かれるエキゾティックな味は、ティオムキンの遺伝子が受け継がれているのではないか、と思うのは僕だけでしょうか。

えぇええ、こちらもこじつけではございますけれども(笑)



マヒルノケットウ
『真昼の決闘』(52)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

主題歌「ハイ・ヌーン」は、テックス・リッターやフランキー・レインのヴォーカルで、日本でもヒットパレードにランクインしたほどのポピュラー・ソングだ。

数多くのレコードもリリースされたが、意外にもオリジナル・サウンドトラックがCD化されたのは2007年になってから。

米SAEからリリースされたサントラCDはボーナス・トラックも含む収録時間1時間を超える完全盤。


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ハクチュウノケットウ
『白昼の決闘』(46)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

『風と共に去りぬ』のセルズニック製作による西部劇大作。
すでにハリウッドで活躍していたティオムキンにとって、初のビッグバジェット作品だったという。

ここで彼が書いたスコアは、後のハリウッド製西部劇スコアの基礎になったといわれている。

サントラCDはギリシャのMousiki Aktiなるレーベルからリリースされているが、どうやらレコード音源をCDに焼き直したブートレッグ(海賊盤)のようだ。
その割にはプラ製スリーブ仕様になっていたり、やたら手の込んだつくりになっている(ケースには日本語のカタカナも書かれていたりする)。

このレーベルからは他にも『市民ケーン』や『海賊ブラッド』などもリリースしている。


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アカイカワ
『赤い河』(46)のオリジナル・スコア盤。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン、モンゴメリー・クリフト主演の西部劇の名作。

ティオムキンによるメインテーマ「セトル・ダウン」は、後に自身の『リオ・ブラボー』の挿入歌「ライフルと愛馬」として親しまれることになる。

オリジナル・サントラCDはリリースされておらず、オリジナルを忠実に再現したといわれている、ストロンバーグ指揮モスクワ交響楽団による再演奏盤がお薦め。

演奏のクオリティもさることながら、リリースしているドイツのレーベルMarco Poloは、良質の演奏盤を格安の価格で提供していることで定評がある。

が、諸般の事情があってこれまた廉価盤クラシックCDレーベルとして有名なNaxosからも同内容でリリースされている。


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オーケーボクジョウノケットウ
『OK牧場の決斗』(57)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

なにより音楽がこれほど重視かつ独特な形で使われた西部劇は珍しい。

半ばミュージカルのように、状況説明がスコアとフランキー・レインのヴォーカルによって綴られていく異色西部劇。

「ハイ・ヌーン」同様、多くの人々に愛された主題歌は、しかしオリジナル・サントラではなく、他の作品のケースと同じく、まったくのヴォーカル・ナンバーとしてレコードなどでリリースされたもの。

そして、ようやくオリジナル・サントラの音源がリリースされたのはつい昨年のことで、La-La Land Recordsから2000枚限定での発売となった。

いやぁ、とにかくオープニングから、「これが聴きたかった!」と思わずうなってしまったほどだ。


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ジャイアンツ
『ジャイアンツ』(56)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

一つの牧場を舞台に展開される壮大な叙事詩。

ジェームズ・ディーンの遺作でもある。

なにより音楽がこれほど重視かつ独特な形で使われた西部劇は珍しい。

サントラCDは初リリース以来、途切れることなくリリースが続いているのは、それだけ数多くの方み愛されているということなのだろう。
それとも、ジェームズ・ディーンへの根強い人気がそうさせるのか?(笑)


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アラモ
『アラモ』(60)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

テキサスが舞台だが、メインテーマ「遥かなるアラモ」の旋律は、ティオムキンのルーツであるウクライナのトラディショナルをアイデアとしているという。

テキサスにウクライナ。

まったく場所は違えども、しかし見事に映像にマッチするというのが、音楽の不思議であるとともに素晴らしいことだと思う。


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ナバロンノヨウサイ
『ナバロンの要塞』(61)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

こちらはギリシャが舞台で、ここではしっかりとギリシャ民謡をスコアに取り入れている。

初期の頃のアメリカンな作風から、後年はエキゾティックな風合いへと移行しているのは、ティオムキン自身の原点回帰なのだろうか。

メインテーマはミッチ・ミラー合唱団のヴォーカルでこれまた世界中で親しまれている。


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ペキンノゴジュウゴニチ
『北京の55日』(63)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

こちらは北京が舞台だが、流れてくる旋律は中国というよりもロシア民謡のイメージが強い(笑)

もちろん、中国とロシアは陸続きなので・・・というのは強引過ぎるか。

しかし、ここでもいわゆる「愛のテーマ」はアンディ・ウィリアムスや日本では克美しげるが唄ったバージョンがリリースされヒットしたことでもわかるように、メロディ・メーカーとしてのティオムキンの魅力が堪能できる。

2011年にLa-La Land Recordsより2枚組完全盤サントラCDが2500枚限定でリリースされている。


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ローマテイコクノメツボウ
『ローマ帝国の滅亡』(64)のサントラ。
スコア担当はディミトリ・ティオムキン。

ティオムキン後期の代表作。

自ら100名を超える大編成のオーケストラを指揮している。

2012年のLa-La Land Recordsより2500枚限定で完全盤CDがリリースされた。




ホビットリュウニウバワレタオウコク
『ホビット 竜に奪われた王国』のサントラ。
スコア担当はハワード・ショア。

極力これまで登場した各テーマを出すことを抑え、今回は巨大な竜スマウグのテーマを中心とした、全体的にエキゾティックなスコアが印象深い。

スコアについての詳しい言及は、国内盤に添付されている前園秀国氏のライナーノートをぜひ参照されたし。

実際にどのスコアがどの場面で、そしてそれがどのような効果をもたらしているか詳細に記述されている。


個人的には「スマウグのテーマ」は、どことなくモリコーネの『スタンダール・シンドローム』のテーマを想起させるのだが・・・(笑)


【amzon】





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