ビンさんの銀幕音楽堂・第629回(2014年2月15日放送分) 







【放送日:2014年2月8日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:レース映画特集

『グラン・プリ』ostより「Overture」(co:モーリス・ジャール)

『栄光のル・マン』ostより「最終ラップ」(co:ミシェル・ルグラン)

『ポール・ポジション』ostより「Speed Fever」(co:グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス)

『デイズ・オブ・サンダー』ostより「Days of Thunder (Main Title)」(co:ハンス・ヅィマー)

『ラッシュ/プライドと友情』ostより「Lost but Won」(co:ハンス・ヅィマー)


・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。


そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今週は、公開中の『ラッシュ/プライドと友情』にちなみまして、映画に自動車レースが登場する映画をピックアップ。

名付けて、「レース映画特集」(ひねりもなんにもありませんけど・・・)!!

それぞれの作曲家が、「音」でレースを表現しているかが「聴きもの」ですよ。

なお、『ポール・ポジション』のサントラは未だにCD化されていないので、レコード音源でお送りいたします。


ところで、特集で『グラン・プリ』を取り上げていますが、それについて少々。

かつてNHK-FMの「サウンド・オブ・ポップス」という番組のエンディングに軽快な音楽が使われてました。

当時、中学生くらいだった僕はそれが、『グラン・プリ』のテーマ曲をカラベリ・グランド・オーケストラがアレンジ&演奏したのもだったということを、ずっと後になって知りました。

以来、その音源をCDで探しているのですが、 なかなか見つからないんですよねぇ・・・。



グランプリ
『グラン・プリ』(66)のサントラ。
スコア担当はモーリス・ジャール。

F1レースに命を賭けた男たちの姿を描いた、ジョン・フランケンハイマー監督によるオールスター総出演のシネラマ映画。日本からは三船敏郎が参加。

ジャールのスコアは、独特のメロディ・ラインが印象的なメインテーマの旋律を中心とした構成。

「Overture」でのコンボのような小型の打楽器の連打とブラス・セクションとの融合は、レースに参加する者の焦燥感を募らせる。

番組では、2008年に米Film Score Monthlyから3000枚限定でリリースされた完全盤CDを使用。
現在ではamazonで入手可能。


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エイコウノルマン
『栄光のル・マン』(71)のサントラ。
スコア担当はミシェル・ルグラン。

レース好きが高じて、ル・マン24時間耐久レースの映画を作ったスティーヴ・マックィーンの代表作。
でも、日本以外ではヒットしなかったそうだ。

しかも、この手の映画には場違いじゃないか? と思うミシェル・ルグランのスコアは、特にレースだからといって自分の色を損なうことなく、たしかにルグランのスコアになっているところが凄い。

特に、クライマックスを盛り上げるスコアなど、まんまシネ・ジャズ(笑)

サントラCDはユニバーサル・フランスのサントラ・シリーズのひとつとしてリリース。

カップリングに同じくルグラン作曲で、マックィーンの遺作である『ハンター』(80)を収録。


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デイズオブサンダー
『デイズ・オブ・サンダー』(90)のサントラ。
スコア担当はハンス・ヅィマー。

トム・クルーズがレーサー、ニコール・キッドマンが女医。
当然、この映画もこの二人を結婚させる要因となったんであろう、トニー・スコット監督のレース・アクション・ムービー。

スコアを担当したヅィマーは当時、新進気鋭の作曲家として担当作が相次いだ頃。

逐一タイトルは挙げないが、この当時の前後の作品はけっこうよく似たスコアが続いていたように感じる。
が、それはシネマ・スコアの一つのジャンルを確立したといもいえる。

映画公開当時にリリースされたサントラにはヅィマーのスコアは収録されてなかったが、昨年末に米La-La Land Recordsより3000枚限定でスコア盤がリリースされた。


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ラッシュプライドトユウジョウ
『ラッシュ/プライドと友情』のサントラ。
スコア担当はハンス・ヅィマー。

ロン・ハワード監督とは『バックドラフト』(91)、『ダ・ヴィンチ・コード』(06)等でタッグを組んでいるハンス・ヅィマー。

いまや作曲家集団リモート・コントロール(RC)の総帥であり、彼をはじめRCの作曲家がハリウッド製映画の作曲を牛耳っている感がある。

さらに、クレジット上はハンス・ヅィマーの名前が挙がっていても、「追加音楽」作曲としてほぼ毎回数人のRCメンバーの作曲家の名前が連なっている。

じゃあ、いったいヅィマー自身は全体のスコアの何パーセントくらいを担っているのだろうか。
本当に数秒~数分の追加音楽を弟子たちに任せているのか、それとももっと弟子が携わっている割合は多いのか、その詳細はわからない。

奇しくも、日本の某作曲家のゴーストライター騒動が取り沙汰されていることを考えれば、もう十数年前からこのようなスタイルで活躍しているヅィマーはけっこう潔いのかもしれない。

『トゥルー・ロマンス』(93)あたりから、ヅィマーの名前は挙がっていてもじつは作曲していたのは弟子だった、という事実が公になった当時は、ヅィマーに作曲家としてのプライドとか作家性というものはないのか? と、相当に否定的になったものだが、それをいまや一つのビジネスとして確立しているのは、それはそれで評価すべきことなのだろう。

どうしても腑に落ちない部分は拭いきれないけれど・・・。


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