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ビンさんの銀幕音楽堂・第619回(2013年12月7日放送分) 







【放送日:2013年12月7日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:スティーヴン・キング特集

『キャリー』(76)ostより「Main Title」(co:ピノ・ドナッジォ)

『シャイニング』ostより「The Shining (Main Title)」(co:ウェンディ・カーロス)

『クリープショー』ostより「Until The Next Time (End Title)」(co:ジョン・ハリソン)

『デッドゾーン』ostより「Opening titles」(co:マイケル・ケイメン)

『クリスティーン』ostより「Christine Attacks (Plymouth Fury)」(co:ジョン・カーペンター&アラン・ハワース)

『炎の少女チャーリー』ostより「Crystal Voice」(co:タンジェリンドリーム)

『ペットセメタリー』ostより「The Pet Sematary」(co:エリオット・ゴールデンサール)

『ミザリー』ostより「Misery's Return」(co:マーク・シェイマン)

『ショーシャンクの空に』ostより「End Title」(co:トーマス・ニューマン)

『グリーンマイル』ostより「The Green Mile」(co:トーマス・ニューマン)

『キャリー』(13)ostより「Carrie Main Title」(co:マルコ・ベルトラミ)

『スタンド・バイ・ミー』ostより「Stand By Me」(vo:ベン・E・キング)


その他、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

早いもので、とうとう2013年最後の月になりました。

考えてみれば、12月のオンエアは4回しかありません。
そのうちの2週は毎年恒例、その年に観た映画の「肌に合わなかった映画ベスト10」と、「ベスト10」をお送りしますので、それ以外だと2回しかない。

そんな貴重な放送回数なのに、なぜこの時期に1時間もかけてスティーヴン・キング特集をするのか。
それもこれも、『キャリー』リメイク版のサントラ・スコア盤のリリースが遅れたため。

本来ならば映画公開時期に特集すべきところを、ようやくリリースされたと思ったら、肝心の映画は上映終了(しかもオンエアの前日・・・)という憂き目に。

そもそもアメリカ本国でのリリースも遅かったのですが、CDリリースよりもダウンロードでのリリースがアメリカでは先行。しかもアメリカ以外ではダウンロードできないというシステムだった(最近では『グランド・イリュージョン』のサントラも同じパターン)うえに、実際にCDでリリースされるか否かもギリギリまで明らかになっていないという状況だったのです。

しかし、番組内では以前よりスティーヴン・キング特集、やります、やります、と連呼していた手前、そのままボツにするのもしのびなく(笑)、このような時期でのオンエアと相成りました。

とにかく、1時間で可能な限りの作品を取り上げました。
キングの作品では一応はメジャーなものばかりだと思います。

他にもプロモCDのみのリリースだったチャールズ・バーンステインの『クジョー』、
映画はまったく話題にもならなかったけどスコアはとても美しいブライアン・キーンの『ナイトフライヤー』、
原作ファンからは評価が散々だったけどパトリック・ドイルの格調高いスコアである『ニードフル・シングス』などなど、時間の関係で割愛した作品も多々あります。
それらについてはいずれまたあらためてお送りしようかと考えております。

また、『シャイニング』はいまだにCD化されていませんので、LPレコード音源を使用していますので、スクラッチ・ノイズが入ることをお許しください。

結局、肝心の『キャリー』リメイク版サントラからのスコアは、これまた時間の都合上、番組で取り上げたのは2分に満たない「メインテーマ」だけという、なんじゃこりゃ? な結果になってしまったのは、不本意ながら残念ではありましたが・・・。


なお、今月残りの3回ですが、次回は早々に「2013年度肌に合わなかった映画ベスト8(10作品なかった)」をお送りいたしまして、後の2回は「2013年度映画ベスト10」を2週にわたってお送りする予定です。

どうか、今月もよろしくお願いいたします!!


キャリー
『キャリー』(76)のサントラ。
スコア担当はピノ・ドナッジォ。

スティーヴン・キング処女作にして、初映画化作品。
ブライアン・デ・パルマによって映画化され、いまだにキングの映像化作品では評価の高い一作。

なにより、ドナッジォによる甘美な旋律がにKOされた方も多く、この作品をきっかけにドナッジォのファンになった向きも多いだろう。

デ・パルマとのコラボレーションは、後に『殺しのドレス』や『ミッドナイト・クロス』のような秀作を生み、今年公開された『パッション』にいたるまでいい関係が続いているのは嬉しいことだ。

サントラは過去に何度かCD化されているが、2010年に米Kritzerlandレーベルからリリースされたものがいわゆる完全盤(2枚組)で収録曲数がもっとも多い。1200枚限定。
同レーベルからは収録曲数を減らして1枚組で今年、再リリースされている。こちらは1000枚限定。


【amazon】:2枚組
【タワーレコード】:1枚組




クリープショー
『クリープショー』(82)のサントラ。
スコア担当はジョン・ハリソン。

キングが書いたホラー・コミックをジョージ・A・ロメロが映画化したオムニバス作品。
キング自身も全身が草に覆われてしまう主人公役で俳優デビューしている。

ジョン・ハリソンは作曲家、映画監督、脚本家とマルチな活躍をしている才人で、TVシリーズで『砂の惑星』を監督した延長で、再映画化(現実化するんだろうか?)のプロデューサーとして名を連ねている。

オーソドックスなホラー・サウンドにコミカルな隠し味がけっこう効いている好スコア。

こちらも何度かCD化されているが、2003年に米La-La Land Recordsレーベルからリリースされたものが収録曲数も多く最も新しい。


【amazon】



デッドゾーン
『デッドゾーン』(83)のサントラ。
スコア担当はマイケル・ケイメン。

キングの映画化作品のなかでも、かなり評価の高い1作。
監督はカナダの奇才、デイヴィッド・クローネンバーグ。

映画初見の際、印象的なオープニング・タイトル・デザインに流れる、哀愁漂うメインテーマに痺れた。

スコアを書いたマイケル・ケイメンにとっては初期の頃の作品。
そのケイメンもいまや故人となりにけり。

84年に米、仏ともにMilan RecordsよりCDリリースされている。


【amazon】
【amazon MP-3】
【iTunes】




クリスティーン
『クリスティーン』(84)のサントラ。
スコア担当はジョン・カーペンター&アラン・ハワース。

人間の意志を持った自動車クリスティーンの恐怖をジョン・カーペンターが映画化。
スコアも自身が担当している。

カーペンター十八番のミニマル・ミュージック。
盟友アラン・ハワースとの名コンビぶりの代表作でもある。

サントラは84年に米Varese Sarabandeよりリリースされている。


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ホノオノショウジョチャーリー
『炎の少女チャーリー』(84)のサントラ。
スコア担当はタンジェリン・ドリーム。

発火能力(パイロキネシス)を持った少女の悲劇。
主演は『E.T.』の演技で評判だったドリュー・バリモア。

ニューエイジミュージックの代表格であるタンジェリン・ドリームが担当した映画音楽の代表作。

サントラは84年に米Varese Sarabande、英MCAよりリリースされている。


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ペットセメタリー
『ペット・セメタリー』(89)のサントラ。
スコア担当はエリオット・ゴールデンサール。

埋葬したペットが甦るという、不思議な力を持つ墓地にまつわる悲劇。

ゴールデンサールにとっては初期の頃の作品で、子供のコーラスをフィーチャーし雰囲気づくりとしては効果的。

サントラは公開当時、米VARESE SARABANDEよりCDリリースされたが、今年、米La-La Land Recordsより大量に収録曲が増えた完全盤が2000枚限定でリリースされた。


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ミザリー
『ミザリー』(90)のサントラ。
スコア担当はマーク・シェイマン。

あるロマンス作家の熱狂的なファンが、作家を監禁し自分の思い通りの小説を書かせようとするサイコ・ホラー。

ファンを演じたキャシー・ベイツはこの作品でアカデミー賞主演女優賞を獲得したことでも話題になった。

ミュージカル作品なども手掛けるマーク・シェイマンによるスコアは、きわめてオーソドックスであり、静かな狂気に走るヒロインの精神的な部分を音楽で表現。
時に暴力的なスコアも流れ、映像を盛り上げる。

サントラは公開当時、米Bay CitiesレーベルからCDがリリースされているが、現在このレーベルは倒産している。ただし、amazonでは入手可能。


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ショーシャンクノソラニ
『ショーシャンクの空に』(94)のサントラ。
スコア担当はトーマス・ニューマン。

無実の罪で収監された主人公の不屈の精神を描いた、人間ドラマ。
キング原作の映画化で、非ホラーとしては『スタンド・バイ・ミー』ともども多くの人々に愛されている秀作。

トーマス・ニューマンのスコアも壮大かつ流麗なメロディ・ラインで主人公を讃えており、彼の代表作ともいえる。


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【iTunes】




グリーンマイル
『グリーンマイル』(99)のサントラ。
スコア担当はトーマス・ニューマン。

監督のフランク・ダラボン以下、『ショーシャンク~』のスタッフ再結集で作られた感動作。
監獄の看守と少女殺害の罪で収監されている男との友情を描く。

トーマス・ニューマンのスコアは『ショーシャンク~』ほど派手さはないが、哀愁を帯びたメインテーマなど聴きどころも十分。
「チーク・トゥ・チーク」などのポピュラー・ナンバーも同時に収録。


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キャリー2013
『キャリー』(13)のサントラ。
スコア担当はマルコ・ベルトラミ。

キングの代表作をキンバリー・ピアーズ監督でリメイク。
ヒロイン、キャりー役にクロエ・グレース・モレッツ。

今年は担当作品が数多く公開されたマルコ・ベルトラミによるスコアは、メインテーマこそリリカルなメロディだが、オリジナルのドナッジォのスコアとは違い、いわゆるパニック・ホラーなスコアに仕上がっている。

そこはベルトラミの得意とするところだが、いまひとつオリジナリティという部分のいついては果たして・・・という印象が残る。
そつなくこなすという点ではいい作曲家なのだが、初期の頃のようなキラっと光るスコアがあまり聴かれくなったなぁ・・・というのが正直なところ。

ハンス・ヅィマー一派が台頭する昨今、彼にはかなり期待しているのだが。

サントラは先にiTunesでダウンロード販売されていたが、日本ではダウンロードできないという状況だった。
ようやく米Sony ClassicalからCDリリースされた頃には、日本での劇場公開は終わっていたというのは先に書いた通り。


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スタンドバイミー
『スタンド・バイ・ミー』(86)のサントラ。
スコア担当はジャック・ニッチェ。

ロブ・ライナー監督によるキング原作の非ホラー作品としては、最もポピュラーな一作。

ベン・E・キングによる「スタンド・バイ・ミー」をはじめ、オールディズの名曲がずらり。
ただし、ジャック・ニッチェのスコアは未収録。

過去のサントラが発掘&完全盤リリースが相次ぐ中で、本作もスコアを含めた完全盤のリリースを期待したいところ。


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