FC2ブログ

ビンさんの銀幕音楽堂・第581回(2013年3月16日放送分) 







【放送日:2013年3月16日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:アルマンド・トロヴァヨーリ追悼特集

『黄金の七人』ostより「黄金の七人」(co:アルマンド・トロヴァヨーリ)

『昨日、今日、明日』ostより「DESCANSADO」(co:アルマンド・トロヴァヨーリ)

『女性上位時代』ostより「L’AMORE DICE CIAO (theme song)」(co:アルマンド・トロヴァヨーリ)

『セッソ・マット』ostより「セッソ・マット(色情狂)」(co:アルマンド・トロヴァヨーリ)

『河の女』より「マンボ・バカン」(vo:ソフィア・ローレン)



・ニューシネマ・サウンド:『八重の桜』

『八重の桜』ostより「八重の桜 メインテーマ」(co:坂本龍一)

『八重の桜』ostより「輝かしい未来へのエール」(co:中島ノブユキ)



そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

まずは、「銀幕アラカルト」。
去る3月2日に亡くなったイタリアの作曲家、アルマンド・トロヴァヨーリの追悼特集を。

じつは先週オンエアでトロヴァヨーリの『星空の用心棒』を取り上げていたのですが、収録から帰宅して訃報を知りました。
とにかくトロヴァヨーリといえば、いわゆる「渋谷系音楽」のルーツを作ったともいうべき作曲家で、彼の名前を知らなくても、たとえば『黄金の七人』のテーマは一度は聴いたことがあるでしょう。
現在も、篠原涼子が出演する某クレジットカード会社のCMに使われてますしね。

個人的には、「渋谷系音楽」という言葉やジャンルに強烈な抵抗感を当時(80年代半ばから90年代初め)は抱いていたものでしたが、そんなムーヴメントをきっかけに、トロヴァヨーリの作品も相次いでCD化されたことを考えれば、それはそれでよかったのかもしれませんね。
ま、それをここで書くと長くなってしまうので割愛。

とにかく、そんな現代の若者(あくまで「渋谷系音楽」が流行っていた当時の、という意味ですよ)にもウケたトロヴァヨーリの作品をいくつかピックアップしましたので、とくとお聴きあれ。
彼の代表作は他にもかなりのタイトルがあるのですが、毎回のごとく断腸の思いによる選曲と相成りました。


「ニューシネマ・サウンド」のコーナーは、今回はTVドラマのサウンドトラックを。
NHKで放映されている大河ドラマ『八重の桜』の音楽を取り上げました。
今回のドラマのスコアは、メインテーマ曲、ならびにヒロインのテーマといったものは坂本龍一の手によるもので、その他のスコアは中島ノブユキが作曲。
つまり、一つのドラマに二人の作曲家がクレジットされているのは、大河ドラマ史上初なのではないでしょうか。

それぞれの作曲家の当ドラマにおける代表曲を取り上げてみました。

ほんとは今シーズン、とってもお気に入りのドラマ『とんび』や『夜行観覧車』(共にTBS系)のスコアも取り上げるつもりでしたが、自宅に音源を忘れてしまったため、今回は取り上げずじまいになったのでした・・・。



オウゴンノ7ニン
『黄金の七人』(65)のサントラ。
スコア担当はアルマンド・トロヴァヨーリ。

このテーマ曲は当番組でも過去に何度もお送りしているばかりか、番組当初にはMCのBGMにも流していたほどの僕自身もお気に入りの1曲。

フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」の元ネタといえば、ピンとくる方も多いだろう。
彼らはもとより、「渋谷系音楽」という言葉自体が大嫌いだったが、あのムーヴメントのおかげでトロヴァヨーリのサントラや関わった映画が再評価されるという結果をもたらしたことは、大いに評価すべきところ。

その余波も手伝ってか、サントラはロングラン・ヒットしている。


【amazon】



キノウキョウアシタ
『昨日、今日、明日』(63)のサントラ。
スコア担当はアルマンド・トロヴァヨーリ。

ヴィットリ・デ・シーカ監督による3編からなるオムニバス映画。
トロヴァヨーリ初期の代表作。

こちらも「渋谷系音楽」が流行っていた頃にCD化されたもの。
とにかくラウンジ・ミュージックのような、いわゆる「オッシャレ~~~」な音楽が満載。


【amazon】
【タワーレコード】
【iTunes】※『ふたりの女』(60)とのカップリング※




ジョセイジョウイジダイ
『女性上位時代』(67)のサントラ。
スコア担当はアルマンド・トロヴァヨーリ。

このジャケ写がすべてを物語っている(笑)、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督によるエロティック・コメディ。
トロヴァヨーリはイタリア製娯楽映画、たとえばマカロニ・ウェスタン、史劇、アクション、ホラーといったあらゆるジャンルで名曲を書いたが、とりわけこのエロティック・コメディではいかんなくその腕をふるった。

本作はその代表作といってもいいだろう。
本編はどうであれ、音楽だけを聴いているとやっぱりオッシャレ~~~なのだ。


【amazon】
【タワーレコード】




セッソマット
『セッソ・マット』(73)のサントラ。
スコア担当はアルマンド・トロヴァヨーリ。

エロティック・コメディという枠を超越した、聴いていると脳みそが蕩けてしまいそうなエロエロ・チューンの代表作なテーマ曲が話題となったサントラ。

たしかにエロエロだが、トロヴァヨーリの魅力がいかんなく発揮されたナンバーの数々。
じっくり堪能していただきたい一枚。


【amazon】
【タワーレコード】




マンボベストセレクション
古今東西のマンボの名曲を集めたオムニバス・アルバム。

『河の女』(56)の主題歌で主演のソフィア・ローレンが唄って大ヒットした「マンボ・バカン」も収録。

このナンバー自体はフランコ・ジョルダーノの作曲だが、伴奏を演奏したのがアルマンド・トロヴァヨーリ楽団。
おそらくトロヴァヨーリの名前が映画史に登場した最初の作品だと思う。

ちなみにトロヴァヨーリは本編のスコアを、アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノとともに担当している。


【amazon】



ヤエノサクラ
『八重の桜』のサントラ。
テーマ曲を坂本龍一、全編のスコアを中島ノブユキが担当。

本年度NHK大河ドラマのサントラ。
テーマ曲とスコアが別の作曲家が担当するのは、大河ドラマ史上初めてではないだろうか。

が、互いのスコアは見事に溶け合ってドラマを盛り上げているのは、TVでご覧になっている通り。

坂本龍一独特のメロディ・ラインがここでも聴くことができるテーマ曲と、『人間失格』(10)でも見事な仕事ぶりを発揮した中島ノブユキのスコアが毎週観る(聴く)ことができるのはなんとも嬉しいかぎり。

サントラはこれが第一集で、今後続いてリリースされる予定。
ここ数年の大河ドラマのサントラはこういうスタイルになっているが、それだけ需要があるということなのだろう。


【amazon】
【タワーレコード】
【iTunes】





コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/301-a4b0a9d4