FC2ブログ

ビンさんの銀幕音楽堂・第576回(2013年2月9日放送分) 







【放送日:2013年2月9日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:アクション映画てんこ盛り!!

『スカイ・ハイ』ostより「スカイ・ハイ」(vo:ジグソー)

『プロテクター』ostより「プロテクターのテーマ」(co:ケン・ソーン)

『ジャガー№1』ostより「ジャガーのテーマ」(co:ロバート・O・ラグランド)



・ニューシネマ・サウンド

『アウトロー』ostより「Finale And End Credits」(co:ジョー・クレイマー)

『ストロベリーナイト』ostより「ストロベリーナイト -IrMix」(co:林ゆうき)



そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今週の「銀幕アラカルト」は、トム・クルーズ主演の最新作『アウトロー』公開にちなみ、「アクション映画」のサントラを幾つかチョイス。

題して「アクション映画てんこ盛り!!」。
もっとも、てんこ盛りと言いながら、それぞれの作品について、あ~だこ~だ語ったために、結局3作品しか取り上げておりませんが・・・。

そして、3作品いずれもサントラCDが未リリース状態ということで、プチプチっとノイズも多少伴うことをご容赦ください。

『スカイ・ハイ』(75)は、映画よりもジグソーが唄う主題歌の方がご存知の方が多いかもしれませんね。
元々この映画の主題歌として作られたナンバーで、サントラLPよりオリジナル・バージョンを。

『プロテクター』(85)は、ジャッキー・チェン、ハリウッド進出第2弾作品。
スコアはケン・ソーンが担当。80年代という時代を感じさせるチープなアレンジのメインテーマを。

『ジャガー№1』(79)は、世界空手選手権チャンピオン、ジョー・ルイス(昨年死去)主演によるアクション映画。ロバート・O・ラグランドによるかっちょいいテーマ曲をどうぞ。


「ニューシネマ・サウンド」のコーナーでは公開中の『アウトロー』と『ストロベリーナイト』を。
前者はジョー・クレイマー、後者は林ゆうきと今後の映画音楽界を牽引する新進気鋭の作曲家によるスコアをお送りします。



スカイハイ
『スカイ・ハイ』(75)のサントラLP。
スコア担当はノエル・クィンラン。主題歌はジグソー。

ジミー・ウォング演じる香港の刑事が、オーストラリアに飛んで麻薬シンジケートと対決。
敵のボスにジョージ・女王陛下の007・レーゼンビー。ラストでジミーさんにボコボコにされる。

なんといってもジグソーによる主題歌が大ヒット。
もともとこの映画の主題歌だったが、なかにはミル・マスカラスのために作られたナンバーだと思っている人もいるのでは?

スコアを担当したノエル・クィンランは詳細は不明だが、おそらくは香港人かと。
ファンキーなスコアの数々は番組でも是非聴いていただきたかったが、時間の都合で主題歌のみ取り上げることになったのは残念至極。

さらに「愛のテーマ」(歌っているシンガーについては、一切クレジットがないのでこれまた詳細不明)は、「ホテル・カルフォルニア」のできそこないのようなナンバーながら、けっこう耳に残る。
これまた番組で取り上げられなかったのが残念。

ジグソーによる主題歌はショート・バージョンなどいくつかのバーションがあるが、このオリジナル・バージョンを強く推す。
ジグソーのCDアルバムには収録されているようなので、興味のある方は探していただきたい。
というか、このサントラ自体、CD化してほしいものだ。

リリースはオーバーシーズレコード(テイチク)から。
大阪日本橋の中古ショップで1500円で入手。




プロテクター
『プロテクター』(85)のサントラLP。
スコア担当はケン・ソーン。

『バトルクリーク・ブロー』(80)に続く、ジャッキー・チェン、ハリウッド進出計画第2弾。
しかし、なかなか思うような結果を残せなかったのか、その後ジャッキーさんは香港での映画製作に専念。

監督は、『エクスタミネーター』(80)のジェームズ・グリッケンハウスなので、相当バイオレンス度が高いかと思いきや、まさか? のヘナチョコな仕上がり。
もっとも、監督とジャッキーさんとの間で作品の方向性で対立が起こったとか。
互いに相反する個性がぶつかってしまった挙句の悲劇だったというわけだ。

スコアを担当したケン・ソーンはイギリスの作曲家。
有名なところでは『ジャガーノート』(74)がある。
個人的には『スーパーマンⅡ冒険篇』(81)や『スーパーマンⅢ電子の要塞』(83)でジョン・ウィリアムズのスコアをいろいろいじくった作曲家という印象が強い。

本作では80年代という時代をダイレクトに表現するかのような、シンセサイザー・ミュージックになっていて、当時は最先端な音楽だったのだろうが、今聴くと相当にチープ。
でも、けっこうかっこいいメロディ・ラインだったりする。

ラストを飾る「プロテクターの勝利」というナンバー、歌っているのはチップ・テイラー。
って、あの「ワイルドシング」(『メジャーリーグ』で使われて有名になった)の?
解説書ではまったく触れられていないので詳細は不明。
ただ、このナンバー、「はじめ人間ギャートルズ」の「やつらの足音のバラード」にソックリなのが気になる。

このサントラも未CD化。
「プロテクターのテーマ」のみ、セブンシーズ・レーベルからリリースされた映画音楽オムニバスCDに、何度か収録されたことがある。

リリースはセブンシーズレコード(キング)から。
奈良県内の中古ショップにて100円!! で入手。




ジャガー№1
『ジャガー№1』(79)のサントラLP。
スコア担当はロバート・O・ラグランド。

世界空手チャンピオンのジョー・ルイスを主演に据えた、アクション巨編。
ただし、演技はドシロウトさんなので、脇をとんでもないキャスティングが固めている。

バーバラ・バック、クリストファー・リー、ドナルド・プリゼンス、ジョセフ・ワイズマンと、007シリーズの同窓会のような顔ぶれ。
そこに、出演作に節操のないジョン・ヒューストンまで顔を出す。

ロバート・O・ラグランドによるスコアは、とにかくメインテーマのかっこよさに尽きる。
ほんとにこの作曲家は、『グリズリー』(76)といい、作品自体はアレだがその分音楽の良さが際立つので、これも人徳であろう(そうなのか?)。

ただしこのサントラ、疑似ステレオという、いまでは「なんですか? それ?」とツッコミたくなる過去の遺物的な内容になっているばかりか、たしか日本でのみリリースされたレコードだったようで、相当なプレミアがついているようだ。

リリースはセブンシーズレコード(キング)から。
『プロテクター』のLPレコードを買った、同じ中古ショップで長い間店頭ディスプレイ(それも相当高い位置に鎮座)されており、ひょっとしたらジャケットだけで中身がないのかも・・・と思いつつ店員さんにハシゴで登ってもらって入手したという経緯がある。

価格は1000円だった。いい買い物をしたと思う(帯が無いのは残念だったが)。





アウトロー
『アウトロー』のサントラCD。
スコア担当はジョー・クレイマー。

ジョー・クレイマーはこれまで日本では主にDVDスルーとなった作品などで作曲を担当していたが、おそらく初のメジャー作品となるのが本作。

いわゆるRC系のスコアのような、コンピューター・ミュージックではなく、フル・オーケストラを指揮してのアコースティックなスコア作りは、先陣のマイケル・ジアッキーノの作風に通じるもので、映画音楽ファンとしては今後の活躍に大いに期待したいところ。

なかには、ジェリー・ゴールドスミスの再来と評価する向きもあるようだが、本作を聴く限りまだまだそこへは到達していないが、それでも可能性を秘めた作曲家だと思う。

映画本編はアクション巨編かと思いきや、どちらかといえばサスペンス&ミステリーの要素が強く、スコアもそれにそって地味な仕上がり。

派手にオケが鳴るのはオープニングとラストくらいなもの。
特にエンドクレジットのスコアは7分を超える大曲で、昨今は劇中のスコアをつなぎ合わせたようなエンドクレジットの音楽が大半ななかで、エンドクレジット用のスコアを用意するという、その姿勢だけでも嬉しい。

サントラはCDがLA-LA-LANDよりリリース。
ダウンロード版では、CD版の内容に加え「エンドクレジット」のスコアをアレンジした「組曲」がボーナストラックとして追加されている。


【amazon】
【タワーレコード】
【amazon MP-3】
【iTunes】




ストロベリーナイト
『ストロベリーナイト』のサントラCD。
スコア担当はTVシリーズ同様、林ゆうき。

TVシリーズ・ファンにはおなじみの、あのテーマ曲やあのスコアが、今回の映画版用にアレンジを施されて使われているのは嬉しいところ。

もちろん、映画版用に新しいスコアも書下ろしされている。

なにより、こういった作品はエンドクレジットには本編とまったく関係のないアーティストによるソング・ナンバーが流れるのが主流だが、本作では最後まで林ゆうきによるスコアで統一しているところが嬉しい。


【amazon】
【タワーレコード】
【iTunes】





コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/296-752ff936