ビンさんの銀幕音楽堂・第559回(2012年10月13日放送分)
【放送日:2012年10月13日 PM9:00オンエア】
・銀幕トピックス

『007 スカイフォール』より「スカイフォール」(vo:アデル)
・ニューシネマ・サウンド

『ボーン・レガシー』ostより「Magsaysay Suite」(co:ジェームズ・ニュートン・ハワード)

『ハンガー・ゲーム』ostより「Horn Of Plenty」(co:ジェームズ・ニュートン・ハワード)
・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

『さらばベルリンの灯』ostより「Main Theme - "Wednesday's Child" 」(co:ジョン・バリー)
『さらばベルリンの灯』ostより「"Wednesday's Child"」(vo:マット・モンロー)

『白雪姫と鏡の女王』ostより「I BELIEVE IN LOVE (MIRROR MIRROR MIX) 」(vo:リリー・コリンズ)
そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。
以上のラインナップでお送りいたします。
奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。
放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。
番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。
《裏ばなし》
「放送555回記念クイズ」について、番組宛に多くの応募をいただきまして、誠にありがとうございました!
僕が初めて映画館へ一人で観に行った映画はなんでしょう? というクイズでしたが、正解は『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』でした。
今回は、かろうじて正解者の方がおられまして、僕自身もほっと一安心(笑)
できることならば、次は「放送600回記念クイズ」をお楽しみに・・・。
さて、今回のオンエアですが、まずは「銀幕トピックス」から。
12月1日より全国公開される『007 スカイフォール』の主題歌がいよいよ発表されましたので、当番組でもぜひ聴いていただきたくトップでお送りいたします。
続いて、現在公開中の映画とその音楽を紹介する「ニューシネマ・サウンド」。
奇しくもジェームズ・ニュートン・ハワード(以下、JNH)が手がけた作品が同時期に公開されているということもありまして、その2作品を取り上げてみました。
『ボーン・レガシー』は、近年JNHがハンス・ヅィマーと仕事を共にすることが多いこともあって、その影響が如実に出ているスコアになっています。番組では劇中、クライマックスのアクション・シーンに流れるスコアをお送りいたします。
逆に『ハンガー・ゲーム』はどちらかといえばJNHのアコースティックな魅力が発揮されたスコアになっています。
エモーショナルなスコアも聴いていただきたかったのですが、番組では劇中で特に印象に残るファンファーレ風スコアをお送りいたします。
「銀幕音楽堂メールボックス」では、リスナーさんよりいただいたリクエストにお応えしています。
まずは『さらばベルリンの灯』(66)。
ジョン・バリーの傑作の誉れ高いスコアですが、残念ながらオリジナル・サウンドトラックを入手しておらず、バリー死去の際にも再演奏盤を取り上げればならなかったのがもどかしかったのですが、このたび米INTRADAよりサントラ盤が復刻されましたので、ようやく入手することができました。
タイミングのいいことに(笑)、リクエストをいただきましたので満を持して取り上げさせていただきました。
続いて公開中の映画『白雪姫と鏡の女王』から。
映画のエンディングで展開されるボリウッド風ミュージカルシーンで流れる、主演のリリー・コリンズが唄うナンバーをサウンドトラックよりお送りいたします。
もともとはこのナンバー、オリジナルはニナ・ハートによる「LOVE」(60年代ポップス)。
これがボリウッド風アレンジになっているのは、監督がターセム・シンだからというのも、白雪姫の物語なだけにミスマッチではありますが、これがじつに面白い効果を上げていました。
※『007 スカイフォール』の主題歌。
ヴォーカル担当はアデル。
サントラ盤リリースに先だって、主題歌のみ先行リリース。
作詞・曲はアデルが担当。スコア担当のトーマス・ニューマンはノー・タッチ。
なお、オーケストレーションをJAC・レッドフォードが担当しており、彼によってジョン・バリー風テイストもプンプン漂う壮大なラヴ・バラードになっている。
とりわけ、サビの部分ではシリーズ初のバック・コーラスがフィーチャーされており、けっこういい仕上がり。
なお、来月リリースされるサントラ盤には、この主題歌は収録されない模様。
ダウンロード販売もあり。

※『ボーン・レガシー』のサントラ。
スコア担当はジェームズ・ニュートン・ハワード。
マット・デイモン主演のボーン・シリーズはジョン・パウエルがスコア担当だったが、連続登板かと思いきやJNHを起用というのは当初意外に思えたものの、考えてみれば最近の彼はパウエルも所属するRC(リモート・コントロール)の主宰、ハンス・ヅィマーと仕事を共にすることも多く、その影響がモロに出ているスコアになっている。
なので、JNHと言われなきゃ、RC系の作曲家の作品と相違ない仕上がり。
映画としてはそれでいいのかもしれないが、作曲家としてそれいいのか大いに疑問。
なお、エンディングに流れる定番、モービーによる主題歌はアレンジを変えて今回もちゃんと流れるところが、音楽的にもシリーズの関連性を持たせている。
ダウンロード販売もあり。

※『ハンガー・ゲーム』のサントラ。
スコア担当はジェームズ・ニュートン・ハワード。
『ボーン・レガシー』とは違い、こちらはどちらかといえばアコースティックなスコアも堪能できる仕上がりになっており、それでこそのJNHだと思える。
ファンファーレ風のメロディや、エモーショナルなスコアなど、けっこう耳に残る旋律を書いていて、これまでの彼の作品から考えれば、相当に慣れ親しみやすい仕上がりになっている。
サントラはこのスコア盤と、T・ボーン・バーネットのプロデュースによるソング・コンセプト・アルバムの2種類がリリースされているが、スコア盤の国内盤リリースはいまのところない模様。
ダウンロード販売もあり。


※『さらばベルリンの灯』(66)のサントラ。
スコア担当はジョン・バリー。
過去に数回、サントラCDはリリースされていたが、ことごとく入手の機会を逃すわ、相当なプレミアがついてなかなか手が出せないわ、で永らく煩悶し続けていたところに、米INTRADAより廉価で再リリースされたのは、たいへん喜ばしいかぎり。
なお、amazonでは取扱いがないようだ。
※『白雪姫と鏡の女王』のサントラ。
スコア担当はアラン・メンケン。
ネオ・ディズニーの立役者でもあるアラン・メンケンによるスコアは、あいかわらず素晴らしい仕上がり。
ただ、エンディングに流れる主題歌は、彼の手によるものではなく、オリジナルはニナ・ハートの「LOVE」。
これをボリウッド風ミュージカルなアレンジで主演のリリー・コリンズが唄う。
サントラには2バージョンの主題歌を収録。

- [2012/10/12 01:08]
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