ビンさんの銀幕音楽堂・第553回(2012年9月1日放送分) 






【放送日:2012年9月1日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:『プロメテウス』公開記念! エイリアン・シリーズ特集
エイリアンカンゼンバン
『エイリアン』ostより「Main Title(Film Version)」(co:ジェリー・ゴールドスミス)
『エイリアン』ostより「End Title」(co:ジェリー・ゴールドスミス)





エイリアン2カンゼンバン
『エイリアン2』ostより「Ripley's Rescue」(co:ジェームズ・ホーナー)







エイリアン3
『エイリアン3』ostより「Adagio」(co:エリオット・ゴールデンサール)







エイリアン4カンゼンバン
『エイリアン4』ostより「Alien March(End Credits)」(co:ジョン・フリッツェル)









・ニューシネマ・サウンド:『プロメテウス』
プロメテウス
『プロメテウス』ostより「Life」(co:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ)

『プロメテウス』ostより「A Planet」(co:マルク・ストライテンフェルト)






・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。



そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

9月最初の銀幕音楽堂は、いよいよ公開始まりました『プロメテウス』にちなみましてて、SFパニック・ホラーの人気シリーズである「エイリアン・シリーズ」のスコアをお送りいたします。

あ、『プロメテウス』と「エイリアン・シリーズ」については、別項でダラダラ書いておりますので、そちらをご覧くださいまし。

まず1作目の『エイリアン』(79)から。
故・ジェリー・ゴールドスミス御大が書いたスコアは、いまでは彼の代表作として名前の挙がるものですが、公開当時は監督のリドリー・スコットとはいろいろトラブルがあったということは、映画音楽ファンには周知の事実。

せっかく書いたスコアをズタボロに切ってしまったり、名曲の誉れ高い「End Title」なんて劇場公開時には別の音楽と差し替えられてしまったりと、これにはゴールドスミスもたいそうご立腹だったわけで。

番組では米INTRADAレーベルから2007年にリリースされた、2枚組完全盤サントラCDより、実際に本編で使用された「Main Title」(スコアというより効果音の部分が多い)と、本編では使用されなかった、しかしゴールドスミス・ファンにはお馴染みの「End Title」をお送りいたします。


『エイリアン2』(86)のスコアはジェームズ・ホーナーが担当。
1作目とは違ったアプローチで作られた本作は、前作を上回るヒットになり、「続編のお手本」のように称えられる作品ですが、スコアそのもの評価はあまり芳しいものではありません。
この頃のホーナーは多作ということもあったのでしょうが、その後、彼の作品でしばしばやらかしてしまう「悪い癖」が目立ち始めたのが本作でもあるわけで。
なんせ、オープニングの旋律からいきなりハチャトゥリアンの「ガイーヌ」そっくりだったり、今回番組で聴いていただく「Ripley's Rescue」は、パーカッションとブラスが炸裂する迫力のスコアなのですが、メロディはホーナー自身の作品『スタートレック2 カーンの逆襲』(82)でもほとんど同じものがすでに流れていたりするのです。
つまり、クラシック曲の旋律や、自作の既成曲を再び使ったりするんですよね。
最近は、そういう部分はあまり出てこなくなったのは、やはり彼自身のプロとしての自覚なのかな、なんて思います。


『エイリアン3』(92)のスコアはエリオット・ゴールデンサールが担当。
悲劇の結末を迎える本作にあたり、スコアも多少ダークな色合いを帯びたものになっています。が、コーラスを取り入れたりいわば宗教音楽的な要素もあるのが興味深いところ。
ゴールデンサールもいろんなジャンルの作品を担当していますが、本作は紛れもなく代表作というべき仕上がり。
ただ、最近は仕事の本数が少なくなってきているように思うのですが・・・。


『エイリアン4』(97)のスコアはジョン・フリッツェルが担当。
物語はリニューアルされたものの、一部ゴールドスミスのスコアを取り入れて、新たなテーマ曲を作曲するなど、フリッツェルの本作に対する熱意が伝わってくるスコア。

ただ、公開当時エンドクレジットにけっこう派手目なスコアが流れたのですが、サントラに収録されていない、ということでガックリしたことをおぼえています。
しかし、その後、2010年に米LA-LA-LANDレーベルから2枚組完全盤サントラCDがリリースされ、そこにはちゃんとエンドクレジットのスコアも収録されていたのでした。
もちろん、番組ではそのエンドクレジットに流れたスコア、「Alien March(End Credits)」をお送りいたします。


そして、「ニューシネマ・サウンド」のコーナーではいよいよ『プロメテウス』を。
全体のスコアは、監督したリドリー・スコットとはここ数作コラボレーションを組んでいるマルク・ストライテンフェルドが担当。
が、彼と同じくRCのメンバーであるハリー・グレッグソン=ウィリアムズもスコアを提供しているという形になっています。
さらには、ある1シーンにてジェリー・ゴールドスミスが1作目に書いたスコアが流れるという、じつに興味深い内容に。

ただ、マルクは重厚で悲壮感あふれるメロディのスコアを書き、ハリーはライトな旋律でありつつ荘厳なスコアを書いていることで、それぞれの役割がキチンとなされている。
結果的にはその相乗効果が映画の内容はどうであれ(笑)、絶大だったのではないかと思います。




※『エイリアン』(79)の2枚組完全盤サントラ。
スコア担当はジェリー・ゴールドスミス。

米INTRADAからリリースされたこのCDは、かつて英SILVA SCREENからリリースされたサントラ音源も一緒に収録された、とにかく内容の濃いものになっています。









※『エイリアン2』(86)のデラックス・エディション・サントラ。
スコア担当はジェームズ・ホーナー。

劇場公開時に米VARESE SARABANDEからリリースされたサントラに、同レーベルより追加のスコアを収録したデラックス・エディションが2001年にリリースされており、番組でもそちらを音源として使用いたしました。








※『エイリアン3』(92)のサントラ。
スコア担当はエリオット・ゴールデンサール。

劇場公開時にはBMGビクターより国内盤がリリースされたのですが、その際のスコアのタイトルには、当時首を捻ったものです。
「エイリアン スローのテーマ」の「スロー」って何なんだ? いまだに謎です(笑)







※『エイリアン4』(97)のサントラ。
スコア担当はジョン・フリッツェル。

2枚組完全盤CDでありながら、けっこうお値段はリーズナブル。
入手できるうちにぜひ!!










※『プロメテウス』のサントラ。
スコア担当はマルク・ストライテンフェルト。

一部、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズもスコアを書いています。

ジャケットやインレイには、特にネタバレになるような写真はつかっておりません、念のため。

ダウンロード販売もあり。

Prometheus (Original Motion Picture Soundtrack) - Marc Streitenfeld








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