ビンさんの銀幕音楽堂・第551回(2012年8月18日放送分) 


【放送日:2012年8月18日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:追悼、マーヴィン・ハムリッシュ
ツイオク
『追憶』ostより「The Way We Were」(vo:バーブラ・ストライサンド)







スティング
『スティング』ostより「ソラス」(co:スコット・ジョプリン)
『スティング』ostより「引っかけ屋フッカー」(co:マーヴィン・ハムリッシュ)
『スティング』ostより「エンターテナー」(co:スコット・ジョプリン)




007ワタシヲアイシタスパイ
『007 私を愛したスパイ』ostより「私を愛したスパイ」(vo:カーリー・サイモン)







コーラスライン
『コーラスライン』ostより「アイ・ホープ・アイ・ゲット・イット」(co:マーヴィン・ハムリッシュ)
『コーラスライン』ostより「ワン(フィナーレ)」(co:マーヴィン・ハムリッシュ)







・ニューシネマ・サウンド:『トータル・リコール』
トータルリコール2012
『トータル・リコール』ostより「Car Chase,Pt.1」(co:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ)
『トータル・リコール』ostより「Car Chase,Pt.2」(co:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ)







・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。




そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

作曲家マーヴィン・ハムリッシュの訃報が届きました。

ここ数年は彼が手がけた映画音楽の新作の話も、とんと聞かなかくなったのですが、なんでも今年は舞台劇の作曲や、オーケストラを指揮するなど、映画以外でも活動の場をもっておられた様子。
そもそも舞台の音楽監督からキャリアが始まっているハムリッシュ、昔取った杵柄ではありませんが、ホームグラウンドでの仕事に邁進しようとされていたのかもしれません。

そのマーヴィン・ハムリッシュが68歳という若さで亡くなられました。
今回は「銀幕トピックス」をやめて、「銀幕アラカルト」のコーナーにて、ハムリッシュの主要作品を聴いていただき、追悼に代えたい存じます。

まずは、彼の最大のヒット曲といってもいいでしょう、バーブラ・ストライサンドのヴォーカルで、『追憶』(73)から、主題歌「The Way We Were」をお聴きいただきます。
ハムリッシュはこの作品で、アカデミー賞作曲賞&主題歌賞のダブル受賞に輝きました。

同じく73年の映画で『スティング』
監督したジョージ・ロイ・ヒルの希望でラグタイム音楽の第一人者スコット・ジョプリンの作品を映画で使うことになり、それを映画用にアレンジしたのがハムリッシュ。
それまで、ジョプリンの作品は過去のものとして、あまり聴かれることはなかったそうですが、この『スティング』で使われて以来、「エンターテイナー」をはじめ、ポピュラー音楽の代名詞のように多くの人々に親しまれるきっかけになったのでした。
ハムリッシュはこの作品で、アカデミー賞編曲賞(現在は廃止)を受賞。
番組ではジョプリンのナンバーとともに、ハムリッシュが書いたオリジナル・スコアも合わせてお聴きいただきます。

続いて『007 私を愛したスパイ』(77)を。
それまでジョン・バリーが築いてきた007ミュージックを、いい意味で壊した印象のあるハムリッシュのスコア。
とりわけ、カーリー・サイモンが唄った主題歌は、シリーズ中屈指のテーマ・ソングとなって、いまでも映画を離れて親しまれています。

そして最後に、ハムリッシュのキャリアのスタートともいえる『コーラスライン』(85)を。
もともと75年に彼が手がけたブロードウェイ・ミュージカルの代表作であり、10年後にリチャード・アッテンボローの演出で映画化されました。
いろんな名曲があるのですが、もっともポピュラーかと思いまして、オープニングの「アイ・ホープ・アイ・ゲット・イット」とエンディングの「ワン」を取り上げました。



現在公開中の映画と音楽を紹介する「ニューシネマ・サウンド」では『トータル・リコール』を。

スコアはハリー・グレッグソン=ウィリアムズが担当。
メインは打ち込みのコンピューター・ミュージック。
そこにオーケストラが補佐するという、いわばいつもながらのパターン。
それでも、アクション・シーンには絶大の効果を上げていますので、特に劇中、とても印象的なカー・チェイスのシーンが展開されるのですが、その場面で使われたスコアをお送りいたします。

考えてみれば、『トータル・リコール』の原作タイトルは「追憶売ります」。
で、今回の放送の1曲目は「追憶」。
単なる偶然ながら、いまごろになって気づいてしまいました(笑)




※『追憶』(73)のサントラ。
スコア担当はマーヴィン・ハムリッシュ。主題歌「Way We Were」の作曲も同じ。

この作品でハムリッシュはアカデミー作曲賞&主題歌賞を受賞しました。
バーブラ・ストライサンドとのコラボレーションも、この作品がきっかけとなりました。

サントラCDは比較的安価で購入できますね。











※『スティング』(73)のサントラ。
劇中使用曲の多くはスコット・ジョプリンの作品。
これをマーヴィン・ハムリッシュがアレンジして、映画で使えるようにしたのです。

本作でハムリッシュはアカデミー編曲賞を受賞。

とにかく名曲揃いのサントラで、僕自身ことあるごとに引っ張り出しては聴いている愛聴盤の一枚。
スコット・ジョプリンの作品以外にも数曲、ハムリッシュはオリジナル・スコアを書いており、これもまたユニークなんですよね。




※『007 私を愛したスパイ』(77)のサントラ。
スコア担当はマーヴィン・ハムリッシュ。

カーリー・サイモンが唄う主題歌はシリーズ屈指の名曲。
他にも「ジェームズ・ボンド‘77」など、ハムリッシュのスコアもまた楽し。
ただ、スコアの一部はポール・バックマスターが書いており、全編ハムリッシュというわけではないのが、ちょっと複雑といえば複雑。

ダウンロード販売もあり。

007: The Spy Who Loved Me (Original Motion Picture Score) - マーヴィン・ハムリッシュ




※『コーラスライン』(85)のサントラ。
スコア担当はマーヴィン・ハムリッシュ。


もともと有名なミュージカルなので、それこそいくつもCDがリリースされており、日本でいえば劇団四季によるバージョンもあり。

エンディングを飾る「ワン」が最もポピュラーなナンバーでしょうが、他にも名曲がたくさんあります。

こういうミュージカルのサントラを聴いていると、あらためて本編が観たくなるなぁ・・・。


トータルリコール2012
※『トータル・リコール』のサントラ。
スコア担当はハリー・グレッグソン=ウィリアムズ。

いつもながらのメインは打ち込みスコアで、それをオーケストラが補佐するというスタイル。
特に明確なメロディがあるわけでもなく、アクション・シーンではけっこう盛り上がるスコアを書いていますが、それ以上のものが得られない、というのがハリー・グレッグソン=ウィリアムズを含む、作曲家集団リモート・コントロール属する作曲家の特徴。

なお、サントラはダウンロード販売のみ。

Total Recall (Original Motion Picture Soundtrack) - Harry Gregson-Williams





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