ビンさんの銀幕音楽堂・第548回(2012年7月28日放送分) 


【放送日:2012年7月28日 PM9:00オンエア】

・銀幕トピックス
1900ネン
『1900年』ostより「ロマンツォ」(co:エンニオ・モリコーネ)











・ニューシネマ・サウンド
アメイジングスパイダーマン
『アメイジング・スパイダーマン』ostより「Promises - End Titles」(co:ジェームズ・ホーナー)







メリダトオソロシノモリ
『メリダとおそろしの森』ostより「いにしえの子守歌」(vo:坂本美雨)

『メリダとおそろしの森』ostより「メリダの家」(co:パトリック・ドイル)




オオカミコドモノアメトユキ
『おおかみこどもの雨と雪』ostより「雨あがりの家」(co:高木正勝)

『おおかみこどもの雨と雪』ostより「おかあさんの唄」(vo:アン・サリー)






また、番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

まずは「銀幕トピックス」から。

今回は、「長い上映時間の映画」ネタがありまして、いろいろタイトルを挙げておりますが、その中でも僕が実際に映画館で観たもっとも長い映画が、『1900年』(76)
東京にいた頃、今は亡き渋谷の東急会館でこの上映時間5時間強の大作に取り掛かったのでありました。そりゃあもう、一日仕事みたいな感覚でしたが、ベルナルド・ベルトルーチの演出がこれまた飽きのこない職人技で一気に見せてくれます。
さらに、その大作に流れるのがエンニオ・モリコーネによる絶品のスコア。
特に、オープニング・クレジットに流れる「ロマンツォ」は名曲! なんせ、個人的にモリコーネのスコアではベスト1と推すくらいですからね。




現在公開中の映画とその音楽を紹介する、「ニューシネマ・サウンド」のコーナーでは、3作品を紹介。

まずは、ようやく番組で取り上げます『アメイジング・スパイダーマン』
もうすでに世間は『ダークナイト~』だ、『アベンジャーズ』だ、って頃ですが、巨匠ジェームズ・ホーナーが書いた新たなスパイダーマンのテーマ曲をとくとお聴きあれ。

なお、すでに本編をご覧になった方はおわかりでしょうが、日本公開にあたりエンドクレジットにはホーナーのスコアを無視して、なんだかよくわかんないロック・バンド(しかも日本製)のナンバーが、字幕スーパー版においても流れてしまうという不祥事(あえて書かせていただく)が発生。
いまだに、観客との温度差を気にしない配給会社がいることに愕然としてしまった貴兄に、このホーナーのスコアで溜飲を下げていただくことにいたしましょう。


続いて、『メリダとおそろしの森』を。
ディズニー/ピクサー作品では初登板となったパトリック・ドイルがスコアを担当。
物語の舞台がスコットランドということで、この人選はお見事!
民族楽器を取り入れたエキゾティックなケルト・ミュージックが堪能できます。
また、挿入歌もいくつかあって、特に主題歌的な扱いである「いにしえの子守歌」は、エマ・トンプソン(劇中ではヒロイン、メリダのお母さん)が唄っているのですが、日本語吹き替え版では、坂本美雨(坂本龍一のご息女)が唄っています。

なお、国内盤サントラCDにはオリジナルのエマ・トンプソンと坂本美雨の両方のバージョンが収録されています。


最後に『おおかみこどもの雨と雪』
細田守監督の最新作ということで、なにかと注目を浴びている作品ですが、その期待に十分応えている秀作に仕上がっていました。
今回、スコアを担当した高木正勝という作曲家のことは、まったく存じ上げなかったのですが、映像と見事にマッチしたその音楽世界もまた秀作。
独特なヴォーカルで参加しているスコアもいくつかあって、それが劇中で流れてきた時点で、この映画は傑作になる、って確信しましたからねぇ。
番組では残念ながら、高木氏のヴォーカルが流れるスコアは取り上げなかった(時間がなかったのです)のですが、また近いうちに番組で聴いていただきたいと考えています。
で、番組では映画のクライマックスを盛り上げる場面で流れた「雨あがりの家で」と、これまた秀作、いや傑作な主題歌「おかあさんの唄」をお送りします。
このナンバーは作詞を細田監督、作曲をスコアに引き続き高木正勝が担当し、ヴォーカルをアン・サリーが担当しています。
これがねぇ・・・ほんと、いいナンバーなんですよ・・・。

いい映画にはいい音楽がある。それを実感した映画でした。




※『1900年』(76)のサントラ。
スコア担当はエンニオ・モリコーネ。

上でも書きましたが、メインテーマである「ロマンツォ」は、個人的にモリコーネの作品ではベスト1に推す名曲です。

日本では今は亡きSLCからリリースされていましたが、amazonではいまでも中古CDが出品者より購入可能のようです。しかも、さほど高額でないのがチャンスですぞ。

ダウンロード販売もあり。

Novecento (Original Motion Picture Soundtrack) - エンニオ・モリコーネ




※『アメイジング・スパイダーマン』のサントラ。
スコア担当はジェームズ・ホーナー。

『スパイダーマン』といえば、ダニー・エルフマンがひとつのスタイルを気付いた感がありますが、ホーナーはそのイメージを損なうことなく、それでいてオリジナリティあふれるスコアを書くところが、ベテランの「技」だと思いましたねぇ。

残念ながら、これだけメジャーでヒット作にも関わらず、日本盤サントラがリリースされず、米本国盤のみだということ(7月26日現在)。

ダウンロード販売もあり。

The Amazing Spider-Man (Music from the Motion Picture) - ジェームズ・ホーナー




※『メリダとおそろしの森』のサントラ。
スコア担当はパトリック・ドイル。

スコットランドが舞台とあって、スコットランド出身のドイルがスコアを担当ということで、まさに面目躍如といったところ。
民族楽器をふんだんに取り入れた、エキゾティックなスコアがまた魅力。

挿入歌としてエマ・トンプソンも参加。
国内盤では坂本美雨による「いにしえの子守歌」の日本語バージョンが収録されている。

ダウンロード販売もあり。

メリダとおそろしの森 オリジナル・サウンドトラック - Various Artists




※『おおかみこどもの雨と雪』のサントラ。
スコア担当は高木正勝。

僕はこの作曲家の方はまったく存じ上げなかったのですが、映画を観終わってすぐにサントラが欲しくなりました。
ピアノを中心としたスコアが多いのですが、そこに独特で味わい深いコーラス(スキャット?)が添えられる。
その声の主は高木氏の唄声だとわかって、さらにこのサントラが好きになりました。

そして、ラストを飾る「おかあさんの唄」。
これには泣けましたねぇ・・・。
アン・サリーのヴォーカルがまたいいんですよ。






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