ビンさんの銀幕音楽堂・第539回(2012年5月26日放送分) 


【放送日:2012年5月26日 PM9:00オンエア】

・銀幕トピックス
カルタスクラシックミーツロック
『タルカス クラシックmeetsロック』より「タルカス<オーケストラ版> 噴火」(co:キース・エマーソン、arr:吉松隆)









・シネマニアック・アワー:『007 カジノロワイヤル』
007カジノロワイヤルカンゼンバン
『007 カジノロワイヤル』ostより「Main Title」(co:バート・バカラック)

『007 カジノロワイヤル』ostより「The Look of Love」(co:バート・バカラック、vo:ダスティ・スプリングフィールド)

『007 カジノロワイヤル』ostより「The Big Fight at Casino Royale」(co:バート・バカラック)

『007 カジノロワイヤル』ostより「Seven Bond in Heaven / The End Title」(co:バート・バカラック、vo:マイク・レドウェイ)

キンニクショウジョタイネコノテブクロ
『猫のテブクロ』より「Picnic at fire mountain」(vo:筋肉少女帯)

『猫のテブクロ』より「Go! Go! Go! Hiking Bus」(vo:筋肉少女帯)






・ニューシネマ・サウンド
ダークシャドウ
『ダーク・シャドウ』ostより「THE END ?」(co:ダニー・エルフマン)








そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

まずは、映画にまつわるニュースを取り上げる「銀幕トピックス」から。
3つのニュースのなかから、現在放映中のNHKの大河ドラマ『平清盛』視聴率低迷の話題に因み、劇中のスコアを担当する吉松隆アレンジによる、『タルカス meets ロック』から、「噴火」をお送りいたします。

エマーソン・レイク&パーマーの71年のアルバム「タルカス」を、吉松隆がオーケストラ・アレンジしたもので、リリースは2010年。
このアルバムから「噴火」が、ドラマの劇中にしばしば使用されており(5月13日オンエア時にも、クライマックスの場面で流れていた)、使用される回には冒頭のクレジットにも明記されています。

まぁ、とにかくドラマ低迷の理由が「わかりづらい」ということらしいのですが、個人的には『平清盛』はじつに面白いし、出演者も多彩だし、ちっとも「わかりづらい」ことなどない。
これが「わかりづらい」にならば、巷のTVドラマがいかにスカスカのゆるゆるであることか。
そして、それに慣れてしまっている視聴者の程度が低下してしまっているとしか思えません、ってなことを番組で方っております(笑)


続いては、1本の作品にスポットライトを当て、マニアックに取り上げようという「シネマニアック・アワー」のコーナー。
映画公開45周年を記念して、先ほど完全盤サントラ(2枚組仕様)がリリースされた『007 カジノロワイヤル』(67)を取り上げます。
じつは、当番組の初期の頃のオープニング・テーマ曲は、『007 カジノロワイヤル』の「メインタイトル」を使っていました。
これは、映画音楽番組全盛で自分自身も夢中になっていた頃、いつか自分で番組を持つことができたなら、タイトル曲は「カジノロワイヤル」を、と密かに思い続けていたのでした。
それが後年、現実となり、晴れてオープニングに使えることとなったのですが、ここだけの話、当時の局長氏には、
「番組に合ってないんじゃないか?」
と水を差されたことがあったのです。
もっとも当時の局長は、この曲が何の曲なのかご存知なかったようですが・・・(苦笑)

ま、とにかくそれくらい個人的に好きな映画であり音楽であり、ブログの写真にLPジャケットを掲げている(厳密に書けば、あれはLPジャケットではなく、94年にリバイバル上映された際に発売された劇場パンフレット。ちなみに劇場は今は亡き、扇町ミュージアムスクエアでした。こういったLPジャケット仕様パンフは、それより数年前に『ジョアンナ』(69)がリバイバル上映された際も同じようなパターンでした)のも、作品に対する愛情の現れなのです。

で、肝心の完全盤サントラなんですが、じつは昨年だったか別のレーベルからもリリースされていたんですけど、あっというまに売り切れ状態。気づいた時には「しまった!」と後悔先に立たず。
が、今年になってQUARTET RECORDSから音質も高上(なんだそうです)されて、再リリースされたのでした。
CD2枚組に豪華なブックレット、スリーブケース入りという装丁もなかなかの仕上り。
CD1枚目には、劇中のオリジナルスコアを完全収録。
CD2枚目には従来リリースされていたサントラを収録するという内容。

やはり劇中で流れたスコアそのまま収録されている1枚目の内容に狂喜!
これまでリリースされていたのは再演奏だったので、若干演奏速度やアレンジも違ってきます。
「メインタイトル」からしてそうですし、ダスティ・スプリングフィールドの「恋の面影(The Look of Love)」も若干違います。
もっとも大きな違いはクライマックスのスコアで、特にエンドクレジットではメインタイトルが再び演奏されるのですが、そこにヴォーカルが重なるのです。
TV放映でも、ビデオでも、リバイバル上映でも、エンドクレジットはヴォーカル付き(当り前だ)だったのに、従来のサントラに収録されているエンドクレジットのスコアは、ヴォーカル無しでした。
これは大いに不満だったところで、これが今回の完全盤サントラでようやくCDで聴くことができるのは嬉しい限り。
なお、唄っているマイク・レドウェイというシンガーについて詳細はわからないのですが、かつてはピーター・セラーズが唄っているとか、いくつかの説が飛び交っていたものです。

さて、今回『007 カジノロワイヤル』を取り上げるにあたり、メインタイトルを筋肉少女帯がカヴァーしているという情報を得ました。
なにをいまさら・・・と思う向きもあるかもしれませんが、これ、知らなかったんですよ。
で、聴いてみたら、なるほど「カジノロワイヤル」だ(笑)
筋肉少女帯、89年のアルバム「猫のテブクロ」の中の2曲、ぜひお聴きいただき、どのようなカヴァー曲に仕上がっているか、ぜひご堪能あれ。
なんだか、先週の「銀幕悶絶歌謡ショウ」のノリですねぇ・・・(笑)


現在公開中の映画と音楽を紹介する「ニューシネマ・サウンド」のコーナーでは、ティム・バートン、ジョニー・デップ8度目のコラボである『ダーク・シャドウ』を取り上げます。
サントラはダニー・エルフマンによるスコア盤と、挿入曲で構成されたソング・コンピレーション盤の2種がリリース(いずれも国内リリースの予定なし)されていますが、当番組ではあえてエルフマンのスコアを聴いていただきます。
コミカルな部分がやたらとクローズアップされているような気がしますが、本作は基本的にホラー映画。
エルフマンのスコアも、全編ゴシック・ホラー調で、さすが長年仕事をしてきているティム・バートンとの仲の良さが今回も現れているといえましょう。



※『タルカス クラシックMeets ロック』。
エマーソン・レイク&パーマー、71年のアルバム『タルカス』を、吉松隆がオーケストラアレンジを施した2010年のアルバム。

中でも「噴火」はNHK大河ドラマ『平清盛』にて、劇中で使用されています。

ダウンロード販売もあり。

タルカス ~クラシック meets ロック(吉松隆) - 藤岡幸夫指揮/東京フィルハーモニー交響楽団






※『007 カジノロワイヤル:完全盤』(67)のサントラ。
スコア担当はバート・バカラック。

ハープ・アルバート&ザ・ティファナ・ブラスの演奏によるメイン・タイトルに始まり、本編さながらにポップかつキッチュな音作り、バート・バカラックの才能が冴え渡っているスコアを堪能できる2枚組み。
ダスティ・スプリングフィールドが唄う「恋の面影」など名曲揃い。

限定1500セットなので、入手できるうちに入手しておきたいサントラです。





※筋肉少女帯、89年のアルバム『猫のテブクロ』。
その中の2曲が『007 カジノロワイヤル』のカヴァーになっています。

ダウンロード販売もあり。

猫のテブクロ - 筋肉少女帯










※『ダーク・シャドウ』のサントラ。
スコア担当はダニー・エルフマン。

ティム・バートン作品といえば、ダニー・エルフマン。
全編ダークなゴシック・ホラー風スコアになっており、ドラマのコミカルな部分は挿入曲や出演者の演技に任せているか、といったところ。











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