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■『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』■(映画) 


トワイライトサーガブレイキングドーンパート1
【公式サイトはコチラ!】

← 本作の劇場販売パンフレットは、好例のビニール製手提げ袋入り仕様。

点線で切り取れば、クリアファイルにもなります。
実用性を考えるといささか疑問ではありますが・・・。

さらに、特製バッグ付き豪華パンフレット(2000円也)というのも、劇場で販売されておりますです。



吸血鬼エドくんと人間の少女ベラちゃんの禁断のラヴ・ストーリーも、今回でいよいよ最終章。
昨今の流れに乗って(?)、2部作という形で製作され、今回はそのパート1。

いろんな困難を乗り越えて、晴れて結婚へこじつけたエドくん(ロバート・パティンソン)とベラちゃん(クリステン・スチュワート)。
明日はいよいよ挙式ということで、そわそわしているベラちゃんは、マリッジ・ブルーなのか「血みどろな悪夢」を観てしまって気分がど~~~ん! ってなところですが、それでも愛するエドくんとともに無事挙式も滞りなく終るのでありました。

さぁ、新婚旅行だ! ってなことで、瀬戸内海(ウソ)かどこかの島へやってくる二人。
そこから書くもはばかれるような、甘い甘い甘い甘い初夜のシーンがど~~~ん! と続いて、おもわず胸やけしそうです。

一夜明けるとベッドは壊れているわ、ベラちゃんの身体のあちこちには痣ができているわで、草食系ヴァンパイアのはずのエドくんも、昨夜ばかりは野獣になってしまった、ってところでしょうか。

昨夜のことを思い出しては、ひとりニヤけているベラちゃんに、女性の心理の奥深さを垣間見て、こっちはど~~~ん!ってなものですが、

「昨夜はえらいすんませんでした・・・」

と、甘い雰囲気ぶち壊しな発言をするエドくんに、

「あんたはほんまに乙女心のわからんやっちゃなぁ」

とベラちゃんはプンプン!

そんな痴話喧嘩を見せられてもなぁ・・・と観客がダレて来た頃に物語はど~~~ん! と急展開。

なんと、ベラちゃんの下腹がぽっこり。そのうえ食べた物を吐いてしまう。
幸せ太りなうえに食べすぎじゃないんですか? と思いきや、ひと月に一度やってくる玉姫様(by 戸川純)も来ないのよ、というベラちゃんに、彼女以上にど~~~ん! とショックを受けるエド君。

なんと新婚旅行にやってきて数日のうちに、ベラちゃんは妊娠してしまったようです。


急いで帰宅する二人ですが、みるみるベラちゃんの下腹は膨らんでくる。
その代わりにベラちゃんはどんどん痩せ細っていく。
異変を聞きつけた人狼のジェイコブくん(テイラー・ロートナー)は、エド君に、

「彼女に何をしたんだ!」

と突っかかりますが、何をしたんだって言われてもねぇ・・・新婚旅行ですもんねぇ・・・。
訊くのも野暮じゃないのか、というそんな雰囲気ではありません。

愛するベラちゃんをエドくんに取られたうえに、先代の桂春蝶師匠のごとく、ど~~~ん! と痩せ細ってしまった彼女の姿を目の当りにして、ジェイコブくんとしては、そりゃあもう怒って当然。
ことによっては長年の因縁である吸血鬼一族と人狼一族との全面戦争に突入しようかという一触即発状態になってしまうわけです。

で、物語はそんな緊張をはらみつつ、ど~~~ん! と衝撃的なラストに突入。

呆気にとられていると間髪入れずに、

「パート2は12月公開でっせ!」

という字幕スーパーがど~~~ん! と出て、観客の心をど~~~ん!(←もう、いい加減やめましょか?)と、ぶれいきんぐさせてパート1の終了です。

トワイライトサーガブレイキングドーンパート1-1
2008年に1作目が公開されたこのシリーズ。
もともとホラー映画ファンの僕としては、原作がティーン・エイジャー向けラブ・ストーリーとはいえ、扱っているのが吸血鬼に人狼となると、これは無視するわけにはまいりません。

はたして、想像以上に甘い1作目のストーリーに、いろんな意味で唸りつつ(笑)、ホラー映画ファンとしても強烈にゴアなシーンは皆無ではあれど、そこそこ楽しめる映画に仕上がっておりまして。
そんなこんなで、甘い甘い物語とはいいながら、結局はエドくんとベラちゃんの行く末が気になって、とうとう最終章まで付き合ってしまったわけです。

今回は第三者の存在は極力排除して、吸血鬼一族と人狼一族との対立だけに的を絞ったストーリーなので、じつにわかりやすいし登場人物の置かれている立場や心情も理解しやすくなっている。
さらには、パート2への期待感を持たせる、いわば「これからいいところ」な部分で物語を終えているところが、なんとも心憎いんですよねぇ。


今回の監督はビル・コンドン。

『ドリーム・ガールズ』(06)の監督といえば通りがいいのでしょうし、『愛についてのキンゼイ・レポート』(04)も彼の作品でした。
しかし、ジャンル・ファンとしてはやっぱり『ゴッド・アンド・モンスター』(98)の監督というイメージが強いわけで。
『ゴッド・アンド・モンスター』は、『フランケンシュタイン』(31)、『フランケンシュタインの花嫁』(35)といった、ユニバーサル映画製作のホラー映画の名作を監督した、ジェームズ・ホエールの晩年を描いた力作。
他にも『キャンディマン2』(95)なんてホラー映画も撮っているので、今回の「トワイライト・サーガ」への参加は昔取った杵柄といったところ。

とりわけ、今回はベラちゃんのお腹に宿った「存在」の対して、「赤ちゃん」、「それ」、「胎児」と登場人物それぞれに呼び方が違うところに、異質な物=モンスターの誕生、つまり「フランケンシュタイン」的なイメージが本作に漂っているのが興味深いですねぇ。
本来、吸血鬼の物語なのに、フランケンシュタインってのもユニークではあるけれど。

さらに面白いのは、劇中に『フランケンシュタインの花嫁』の1シーンが思わぬところに挿入されており、ビル・コンドンなりの観客へのサービスといったところでしょうか。



トワイライトサーガブレイキングドーンパート1-2
ベラちゃんを演じるクリステン・スチュワートは、もともと目の下隈子さんで、普段でもちょっと具合が悪いんですか?みたいな顔をされていますが、今回はそれに輪をかけて不健康度高し。

CG合成や特殊メーキャップなどを駆使しているのでしょうが、驚くほど痩せ衰えていく姿がじつに壮絶でして、逆に異常なくらいにお腹が膨れている様は、まるで地獄の餓鬼のごとく。
今回はほとんどがその姿なんですけど、その分前半のエドくんとのラヴラヴな場面が際立つ(というか、最初がそれだったので、後半の壮絶さが際立つというほうが正しいか)のですが、おそらくは次回のパート2ではそれなりの活躍は期待できるものと思われます。

一方、エドくんを演じるロバート・パティンソンは、これ、前作を観た際にも思ったんですけど、彼ってほんとにイケメンなのか??? って。
角ばった顔はカニ度高し。
あおっちろい表情でおまけに太くて濃いゲジゲジ眉毛。
まるで腹芸の時に腹にマジックで書かれた顔みたいな、といったらわかりやすいか(わかりづらいよ)。

そして、この二人の甘い甘い姿を見せつけられて、嗚呼、この悶々としたものをどこへぶつけたらいいのでせう・・・とのたうち回ることになるジェイコブくんは、今回、犬(あ、狼だったか)になってる時間のほうが長かったりする・・・。
そんな3人の行方に不安と期待を抱きつつ、いやぁ、12月公開というパート2がいまからとても楽しみでございます。


トワイライトサーガブレイキングドーンパート1スコア
スコアを担当したのは、1作目『トワイライト~初恋』(08)に続いてのカーター・バーウェル。

このシリーズ、毎回監督が替わっているのと同じく、スコア担当も替わっておりまして、2作目の『ニュームーン/トワイライト・サーガ』(09)がアレクサンドル・デプラ、3作目の『エクリプス/トワイライト・サーガ』(10)がハワード・ショアといった売れっ子作曲家を起用して、それぞれにいいスコアが書かれていたのですが、いわゆるシリーズを通しての統一感という意味ではスコアに関しては希薄といわざるを得ない。

しかし、今回は1作目と同じということで、ヒロインのベラちゃんについて書かれたテーマ曲も同じメロディを使っているところが嬉しいじゃないですか。
さらに、1作目よりも詩情豊かでスケールもアップ。
彼の本作に対する意気込みが、出来上がったスコアからも感じられるというものです。

もっとも、今回の監督ビル・コンドンとは、前述の『ゴッド・アンド・モンスター』でも顔合わせをしていることもあって、カーター・バーウェルとしてはいい環境で作曲ができたのではないかと推察いたします。


(MOVIX橿原にて鑑賞)

【採点:100点中70点】



※本作の原作本の上巻。

それにしても、定価が低く設定されているのは、読者層にティーン・エイジャーが多いからなのかな? と思いきや・・・。











※で、これが原作本の下巻。

さほど長編でもないのに、上・下巻に分割されての出版形式に対して、ファン(トワイライターと呼ぶらしい)は怒り心頭、ということが皆さんのレビューでよくわかります。










※なんと原作本は、上・下巻だけではなく、この最終章とで3分冊になっているとのこと。

そりゃあ、ファン、もとい、トワイライターの皆様もやきもきしますわな。

映画のPart2は、この最終章あたりが描かれるのでしょうか。









※いろいろ関連本も出ておりますな。

あらためて、このシリーズが「アイドル映画」だということを感じずにおれません。











※スコア盤サントラ。
スコア担当は1作目と同様、カーター・バーウェル。
いわゆる原点回帰というところでしょうか。

ダウンロード販売もあり。

The Twilight Saga: Breaking Dawn, Pt. 1 (The Score) [Music By Carter Burwell] - Carter Burwell









※ソング・コンピレーション盤サントラ。

このシリーズは毎回、スコア盤とソング盤の2種類のサントラがリリースされます。
本作も同じパターン。

しかも、ソング盤は国内盤でもリリースされています。

ダウンロード販売もあり。

The Twilight Saga: Breaking Dawn - Pt. 1 (Original Motion Picture Soundtrack) [Deluxe Version] - Various Artists





※ビル・コンドン監督の名が最初に注目された作品である、『ゴッド・アンド・モンスター』(98)。














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