ビンさんの銀幕音楽堂・第527回(2012年2月25日放送分) 


【放送日:2012年2月25日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:追悼、ホイットニー・ヒューストン
ボディガード
『ボディガード』ostより「ボディガードのテーマ」(co:アラン・シルヴェストリ)
『ボディガード』ostより「オースウェイズ・ラブ・ユー」(vo:ホイットニー・ヒューストン)







・ニューシネマ・サウンド
タイラノキヨモリ
『平清盛』ostより「平清盛テーマ曲」(co:吉松隆)
『平清盛』ostより「決意」(co:吉松隆)







カーネーション
『カーネーション』ostより「ふたりの糸子のうた」(vo:尾野真千子&二宮星)
『カーネーション』ostより「カーネーション~メインテーマ~」(co:佐藤直紀)





オールウェイズサンチョウメノユウヒ64
『ALWAYS三丁目の夕日‘64』ostより「それぞれの道へ」(co:佐藤直紀)







モノスゴクウルサクテアリエナイホドチカイ
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』ostより「Reconciliation」(co:アレクサンドル・デプラ)







そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

まずは、先日突然の訃報が届いたホイットニー・ヒューストンの追悼から。

とにかく、あちこちのラジオ番組で正直耳にタコができるくらい流れていた「オールウェイズ・ラブ・ユー」ですが、やはりうちも映画音楽番組として避けて通るわけにはまいりません。

もちろん、彼女の主演映画である『ボディガード』(92)を取り上げるわけですが、公開当時、サントラは大ヒット・リリースとなったのも遠い昔。
その後、中古CDショップのサントラ・コーナーには、このタイトルが何枚(あるいは何十枚)も並んでいたのが、なんとも複雑な思いでもあった作品でした。
当番組が他と違うのは、当然のことながらアラン・シルヴェストリによる哀愁たっぷりのテーマ曲を外さないというところ。
続いて、「オールウェイズ・ラブ・ユー」を聴いていただく運びとなっております。


次に先週と同じくニューシネマ・サウンドのコーナー。
といっても、のっけから映画ではなくTVドラマのスコアです。

毎年、NHK大河ドラマのテーマ曲をお送りしておりますが、今年も取り上げましたよ、『平清盛』。
吉松隆(以下、敬称略)初のTVドラマということですが、ダイナミックかつスケールの大きなスコアに、メインテーマには平安時代の今様の集大成「梁塵秘抄」の中の一節、「遊びをせんとや生まれけん~」を取り入れたユニークで独創的な仕上がり。
余談ですが、この「遊びをせんとや~」の件は、僕の中学時代の社会の教師が、歴史の時間にやたらとこの一説をそらんじておりまして、いまだにみみにこびりついて離れないのです(苦笑)
続く「決意」は、劇中でもよく流れているスコアで、こちらをメインテーマに持ってきてもしっくりいくんじゃないかという、ダイナミックなスコアです。


同じくNHKから朝の連続ドラマである『カーネーション』を。
第1回目の冒頭に流れた、ヒロインを演じる尾野真千子と彼女の幼少期を演じた二宮星によるデュエット・ソング「ふたりの糸子のうた」、そして「メインテーマ」を。作曲は担当作が相次いでいる佐藤直紀。


佐藤直紀といえば、公開中の『ALWAYS三丁目の夕日‘64』。
ここで今回やっと新作映画の音楽になるわけですが、おなじみのメインテーマの旋律も取り入れての佐藤直紀のスコアは、回を追うごとに洗練されているように感じます。
番組ではクライマックスを盛り上げる「それぞれの道へ」をお送りいたします。


最後に洋画からは『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を。
アレクサンドル・デプラのスコアは、「ものすごく流麗で、ありえないほど美しい」仕上がり。
主人公の少年の内面を表現するかのような、マイナー・コードのスコアがほとんどなのですが、こちらもクライマックス・シーンで流れた「Reconciliation」は、メジャー・コードによる1曲。


ここんところ、新作の音楽が続いたので、次回あたりはなにか、スタンダードな映画音楽を取り上げてみたいものです。



※『ボディガード』(92)のサントラ。
スコア担当はアラン・シルヴェストリ、といっても彼のスコアは1曲のみの収録。

まぁ、サントラというよりも当時はホイットニー・ヒューストンのアルバム、という扱いでしたからねぇ。
シルヴェストリのスコアによる完全盤リリースのニュースも、以前聞いたことがあったようなないような。

とにかく、息の長い人気を保つ一枚であることはいうまでもありません。




※NHK大河ドラマ『平清盛』のサントラ。
スコア担当は吉松隆。

ここ数年の大河ドラマの中では抜きん出た仕上がりかと思います。
ダイナミックでユニーク。作曲家の個性が出たスコアで、ドラマの内容ともども、今年は日曜夜8時が楽しみになりました。

ダウンロード販売もあり。

NHK大河ドラマ《平清盛》 オリジナル・サウンドトラック - 井上道義, NHK交響楽団, 藤岡幸夫 & 東京フィルハーモニー交響楽団







※NHK朝の連続ドラマ『カーネーション』のサントラ。
スコア担当は佐藤直紀。

メインテーマの旋律が、さまざまなスタイルのアレンジを経てドラマを彩っています。
当初は椎名林檎の主題歌ともども、ドラマの舞台となる岸和田から連想するものとは若干の違和感を抱いたスコアでしたが、これもドラマを観るうちにいまではすっかり馴染んでしまい、あのスコアがなければドラマは成立しないように思えてきました。

ダウンロード販売もあり。

カーネーション オリジナル・サウンドトラック - 佐藤直紀



※『ALWAYS三丁目の夕日‘64』のサントラ。
スコア担当は佐藤直紀。

シリーズ3作目ということで、一貫したメインテーマの旋律も嬉しく、さらに新たなスコアも加えての充実した仕上がりになっています。
そもそも物語自体が人情ドラマによるリリカルなもので、そこに佐藤直紀のスコアでもって観客の涙腺を緩めること必至。
わかっちゃいるけど、それに身を委ねる喜びに浸れる、そんなサントラです。

ダウンロード販売もあり。

ALWAYS 三丁目の夕日’64 オリジナル・サウンドトラック - 音楽:佐藤直紀



※『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のサントラ。
スコア担当はアレクサンドル・デプラ。

あいかわらずいいスコアを書くデプラですが、今回のスコアもまた素晴らしい出来になっておりまして、上でも書いたように「ものすごく流麗で、ありえないほど美しい」スコアの数々。
主人公の少年の内面をスコアが綴っていくのですが、それまでのマイナー・コードからメジャー・コードに転じるクライマックスでのスコアにただただ感動しました。

サントラはアメリカ国内ではCDでもリリースされているようですが、それ以外はダウンロード販売になります。

Extremely Loud and Incredibly Close (Original Motion Picture Soundtrack) - Alexandre Desplat




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