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ビンさんの銀幕音楽堂・第519回(2011年12月31日放送分) 


【放送日:2011年12月31日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:ビンさんが選ぶ2011年度映画ベスト10!!

そのほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

いよいよ2011年最後のオンエアです。

ということは・・・今年もやってまいりました! 年末恒例、「ビンさんが選ぶ2011年度映画ベスト10!!」をお送りいたします。

2010年12月1日~2011年11月30日の間に公開された映画、結果、108本という煩悩の数と同じだけの映画を観たわけですが、このなかから選びに選び抜いた10作品!!

実際、10作品に絞り込むのは相当難しかった2011年度、断腸の想いでベスト10圏外とした作品も数多くありました(『ムカデ人間』とか『ピラニア3D』とかね)。

そして、今回は10作品それぞれの作品にまつわる音楽も、できるだけお送りするようにいたしました。

とにかく、今後、レンタルショップで何を借りようかな・・・という時の参考にしていただければ幸いです。


なお、内容については放送オンエア後にアップいたします。


※※※ さて、オンエアも無事終りましたので、「ビンさんが選ぶ2011年度映画ベスト10」、アップさせていただきます。※※※

【第10位】:『コクリコ坂から』(7月16日公開)
コクリコザカカラ
【公式サイトはコチラ!】

スタジオ・ジブリの最新作。
監督は宮崎吾郎。

どちらかといえば、個人的にはお父ちゃんの宮崎峻作品はあまり好きじゃなくて、それはそのままスタジオ・ジブリ作品に対しても二の足を踏んでしまうことになってしまうのですが、本作の世界間には不覚にも(笑)魅了されてしまいました。

昭和30年代とはいえ、まだ戦争の傷痕が残る時代を舞台に、一組の高校生のカップルの純愛とその出生の秘密という物語自体は、いってみりゃメロドラマの王道であり、正直なところ特に新鮮さはなし(と言いつつラストには涙してしまったのであるけれど)。

が、とにかく「絵」の美しさにただただ圧倒・・・!!

特に劇中でオリンピックをひかえた東京が登場しますが、その作りこまれた背景画の細かなことよ。
アニメ映画というよりも「芸術作品」のような気品をも感じてしまいました。

《TOHOシネマズ橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『コクリコ坂から』歌集より「さよならの夏」(vo:手嶌葵)♪


手嶌葵が唄う主題歌「さよならの夏」や挿入歌を収録したソング・アルバム。

ジブリ作品は毎回スコア・アルバムやら、イメージ・アルバムやら、なんやらかんやらリリースされますけど、サントラ盤として一枚に集約してくれたらいいのにねぇ。
ま、そこが商魂たくましいってところなんでしょうけれど。

ダウンロード販売もあり。




コクリコ坂から歌集 - 手嶌 葵




【第9位】:『ステキな金縛り』(10月29日公開)
ステキナカナシバリ
【公式サイトはコチラ!】

三谷幸喜の最新作。

まぁ、考えてみれば、こんな法廷劇、現実問題として考えると「不謹慎きわまりない」(笑)というところですが、それを笑いありペーソスありのエンターテインメント巨編に仕上げた三谷マジックに、コロリとやられてしまいました。

いやぁ、ほんとに楽しかった!!

もちろん、その完成度の高さはバラエティに富んだ出演者による多大なバックアップの賜物であることも事実であります。
が、そんな出演者を起用することが出来るのは三谷監督の人徳だろうし、それを取りまとめる手腕はお見事というよりほかなし。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『ステキな金縛り』ostより「ONCE IN A BLUE MOON」(vo:深津絵里&西田敏行)♪


スコア担当は三谷作品では『マジック・アワー』に続いての登板となった荻野清子。

多少、大袈裟すぎる仕上がりのスコアですが、本編の内容を考えればこれが正当だったりするわけで、この三谷&荻野のコラボレーションはまさに、黄金コンビと呼ぶにふさわしいものがあります。

深津絵里&西田敏行のデュエットによる主題歌、「ONCE IN A BLUE MOON」もいとたのし。

ダウンロード販売もあり。


ステキな金縛り オリジナル・サウンドトラック - 荻野清子




【第8位】:『ヒア アフター』(2月19日公開)
ヒアアフター
【公式サイトはコチラ!】

東日本大震災の影響をもろに受けてしまった映画としても忘れられない、クリント・イーストウッド監督作品。

触るだけで相手の過去が「見えて」しまうアメリカ人青年、旅行先の東南アジアで津波に遭い、臨死体験をしたフランス人女性、双子の兄弟を事故で亡くし心に穴が開いてしまったイギリス人の少年、この3人が見えない糸で結ばれていき、それぞれが前向きに人生を歩んで行こうという感動作。

スピリチュアルな題材を持ちながら、宗教色の濃い作品にしていないところも好感がもてましたし、映画を観た後で身体に力が湧いてくるような、愛すべき映画。

ただ、映画の冒頭で津波の場面があることで配給会社も自粛せざるをえず、日本公開から1ヶ月足らずで上映打ち切りとなったのはその理由は理解できるとしても残念でなりませんでした。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『ヒア アフター』ostより「Talk of the Hereafter」(co:クリント・イーストウッド)♪

ヒアアフター
スコアもクリント・イーストウッドが担当。

シンプルなメロディ・ラインはいつもどおり。
でも、今回は特に大きな事件が起こるわけでもなく、シンプルゆえ物語に深く染み入るようになっているのはさすが!

サントラはダウンロード販売のみ。


Hereafter (Original Motion Picture Score) - Clint Eastwood




【第7位】:『キック・アス』(2010年12月18日公開)
キックアス
【公式サイトはコチラ!】

2011年度の最初に、かなりハードルの高い作品を観たなぁということで、嬉しくもあり、哀しくもあり、複雑な想いにかられてしまった稀有な一作。

特にヒットガールを演じたグレース・クロエ・モレッツは、その後の『モールス』でも驚くべき演技を披露してくれたということで、2011年度を代表する女優でもありました。
極々、個人的ではありますが・・・。

とにかく、クライマックのアクション・シーンでは、なぜか泣けてしまったという、「初泣き映画」でもありました。

《テアトル梅田にて鑑賞》

♪オンエア曲:『キック・アス』ostより「夕陽のガンマン」(co:エンニオ・モリコーネ)♪


サントラはソング・コンピレーション盤(モリコーネの『夕陽のガンマン』を含む)が、輸入盤とダウンロードで入手可能。

ただし、スコア盤はいまだに日本では入手できません。









Kick-Ass (Music from the Motion Picture) - VARIOUS




【第6位】:『プリンセス トヨトミ』(5月28日公開)
プリンセストヨトミ
【公式サイトはコチラ!】

馴染みの深い大阪各地でロケが慣行されたということでの、ご当地映画としての親近感もさることながら、観るまではよくわからなかったこの映画のテーマにいたく感激してしまいました。

正直なところ観るまではあまり期待してなかったんですよ。
大阪に独立国家があったなんて、突拍子もない物語設定であり、大風呂敷を広げたまんまで終ってしまうような類いの映画なんだろうな、と思っていたものですから。

それが、大風呂敷を広げるどころか、逐一「さもありなん」な設定とともに、ラスト・シークエンスには思わず泣いてしまった、エンターテインメントとしてもよくできていたなぁ、と思った一作でありました。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『プリンセス トヨトミ』ostより「Princess Toyotomi~永遠の絆」(vo:ケルティック・ウーマン)♪


スコア担当は佐橋俊彦。
同じスタッフによるTVドラマ『鹿男あおによし』からの連続登板。

明確でわかりやすいテーマに詩をのせて、ケルティック・ウーマンがヴォーカルを担当した主題歌「永遠の絆」が秀逸。
そのほか、スケールの大きいスコアもあって、佐橋俊彦の集大成ともいえる一枚。

ダウンロード販売もあり。




「プリンセス トヨトミ-PRINCESS TOYOTOMI-」オリジナル・サウンドトラック - 佐橋俊彦



【第5位】:『SUPER 8』(6月24日公開)
スーパー8
【公式サイトはコチラ!】

主人公の少年少女たちは14歳。そして時代設定は79年といえば、まさに僕の世代とドンピシャリ!
ということで、「嗚呼、これは僕のための映画なんだ・・・」と思った、中坊の頃から映画の趣味が変わっていないご同輩もさぞかし多かったことでしょう。

もうね、そういう設定だけで、物語の出来なんてどうでもよくなってしまいますよ(笑)

が、J.J.エイブラハムズはこれをSFジュヴナイルの傑作に仕上げてくれたということで、とにかく感涙にむせんだ一作でありました。
エンドクレジットにしのばせたオマケ映像も拍手ものだったし。

ヒロインを演じたエル・ファニングのキュートさもたまりませんでしたなぁ・・・。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『SUPER 8』ostより「SUPER 8」(co:マイケル・ジアッキーノ)♪


マイケル・ジアッキーノによるスコアも秀逸だったなぁ・・・。

言うことなし!














【第4位】:『ブラック・スワン』(5月11日公開)
ブラックスワン
【公式サイトはコチラ!】

ダーレン・アロノフスキー作品がミニ・シアター以外で公開されたというのも、考えてみれば稀有なことだったなぁ、といまになってつくづく思う、2011年度前半の話題をかっさらった一作。

主演のナタリー・ポートマンは、本作でアカデミー最優秀主演女優賞でオスカーを獲ったのも大満足な仕上がりでありました。

特にクライマックスのテンションの高さは、演出、演技、音楽が三位一体となっており、映画を観ることの醍醐味を再確認させてくれました。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:『ブラック・スワン』ostより「ニナの夢」(co:クリント・マンセル)♪


チャイコフスキーの「白鳥の湖」をベースとした、アロノフスキー監督の相棒でもあるクリント・マンセルのスコアも全編聴きものでありました。

本作の成功は、このスコアあってこそだと実感。

前島秀国氏によるライナーツも、スコアを詳細かつ深く分析されており、読み物としても楽しめますよ!!











【第3位】:『アジョシ』(9月17日公開)
アジョシ
【公式サイトはコチラ!】

2011年度に観た韓国映画のなかでも、ダントツに面白かったのがこれ。

とにかく、場内にはウォンビン目当てのオバ様方で熱気ムンムン!!
が、展開される凶悪犯のえげつない所業にあちこちから悲鳴続出!!

映画そのものの面白かったですが、そんな場内の様子はそれに輪をかけて面白かったですねぇ。

悪役の描写が残酷であればあるだけ、それに真っ向から闘うウォンビンの姿に爽快感を得る。
これは昨年の三池崇史監督の『十三人の刺客』にも通じる手法ですね。

ウォンビンに相対する殺し屋を演じたタナヨン・ウォン・タラクン(加藤雅也にクリソツ!)も、けっこう印象に残りました。

そして忘れちゃならない、キム・セロン。
韓国映画における子役も、日本のそれに勝るとも劣らぬ、末恐ろしい演技を見せてくれますねぇ。

《MOVIX八尾にて鑑賞》

♪オンエア曲:『アジョシ』ostより「The Man from nowhere」(co:シム・ヒョンジョン)♪


シム・ヒョンジョンの書くスコアも、シンプルながら躍動感あふれるメインテーマに始まって、主人公と少女の交流をリリカルに彩るものまで、バラエティに富んだ仕上がりになっています。

エンドクレジットに流れるMad Soul Childが歌う「Dear」も収録。

さらに、特典DVDとして、日本劇場予告編、「Dear」のPVもついているお徳版!











【第2位】:『恋の罪』(11月12日公開)
コイノツミ
【公式サイトはコチラ!】

いま、もっとも勢いのある日本人監督だと思うのが園子温。

今年は『冷たい熱帯魚』も公開されましたが、劇場で初めて観た園子温作品が『恋の罪』でありました。
後で『冷たい~』もDVDで観まして、いずれも甲乙つけがたいパワーをもった作品であり、それぞれに圧倒されたのですが、素直に「感動」したのが『恋の罪』。

とにかく、3人の女優が繰り出す演技にはただただ圧巻としかいいようがなく、特に神楽坂恵に関しては、まるで彼女を神格化しているかのような神々しさまで感じるような演出に、圧倒されるとともに感動をおぼえたのでした。

あえて本作に対して苦言を呈するならば、物語を実際に起こった事件の「実録モノ」のような印象付けをしていることと、ラスト・シークエンスの「ゴミ袋」に関するエピソードは正直言って蛇足だと思いましたね。

《TOHOシネマズなんばにて鑑賞》

♪オンエア曲:「交響曲第5番 第4楽章」(co:グスタフ・マーラー)♪

サントラのリリースはなし。

ちなみに番組で使用したのはダイソーで発売されていた「映画の中のクラシック7」より、ハロルド・ファーベルマン指揮、ロンドン交響楽団による演奏版です。



【第1位】:『キラー・インサイド・ミー』(4月16日公開)
キラーインサイドミー
【公式サイトはコチラ!】

最後まで『恋の罪』とどちらを1位にするか迷った挙げ句、わずかの差で本作を選びました。

僅かの差というのは、『恋の罪』の項で書いた「苦言」に関するところ。
それに対して、この『キラー・インサイド・ミー』には、まったく苦言を呈する部分がなかったのです。

スタイリッシュなオープニング・クレジットに始まり、ケイシー・アフレック、ジェシカ・アルバ、ケイト・ハドソンの演技のアンサンブルの見事さと、それを演出したマイケル・ウィンターボトムの手腕。

ピカレスク・ロマンであり、主人公にはまったく同情の余地はないながらも、彼の運命はどうのように転がっていくのかというドキドキ、ハラハラ感。
まさにエンターテインメントの秀作として、忘れられない一作となりました。

《MOVIX橿原にて鑑賞》

♪オンエア曲:「フィーバー」(vo:リトル・ウィリー・ジョン)♪






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