2011年ミナミの旅・夏(その3) 


弥生座跡
千日前商店街を南へ下って、真っ直ぐ行けばなんばグランド花月ですが、ここで一旦右に曲がると、左手にあったのが千日前弥生座という映画館。

ここ、経営主は先述のテアトルA&Pと同じで、昔、この弥生座に並んでA&Pっていうスーパーマーケットがあったんですよ。
いまはまったくその面影はありませんがね。

千日前弥生座では、『男はつらいよ』特集(過去の作品を2本立てでリバイバル上映する)をやったり、東急洋画系の作品を上映したりしてました。

ここで最後に観たのは、ユアン・マクレガー主演の『ナイト・ウォッチ』(97)でした。

現在は、写真の位置、ちょっと間違えたみたいですが、パチンコ屋(またかよ)に建て替わっております。


テアトルA&P跡
その向かい側、お好み焼きの「ゆかり」の左隣、またしてもパチンコ屋ですが、ここにもたしか一軒、映画館があったと思うんですが、記憶が定かではありません。

ただ、僕が社会人になってこあたりをウロウロしていた頃には、ここに個室ビデオ屋があって、なぜか大量(ハンパじゃない量で)に普通の映画の中古ビデオも一本300円程度で投売りされてました。
なので、お宝ビデオがないかと、ここでソフトを漁ったものです(けっして個室ビデオを利用していたわけではない)。

写真に写っている現在も営業している個室ビデオ屋は、ここは当時からずっと営業してます。
やっぱり普通の中古ビデオソフトも置いてたんですけど、あまりめぼしいものはなかったなぁ・・。

そういえば、10年くらい前は、この界隈、けっこう中古ビデオ屋が多かったんですよ。
さきほどの千日堂と東宝敷島の間にも一軒ありました。

それがいまではすっかり消去されたようで・・・。


花月シネマ跡
弥生座の右隣は、かつて吉本の寄席である「なんば花月」がありまして、そこの地下には花月シネマという映画館がありました。

ここ、たいてい洋ピンがかかってたんですけど、たまに普通の映画も上映してまして。

ここでは『狼の血族』(84)、『1984』(84)、『ヘビーメタル』(81)を観ました。

写真の吉本の芸人さんの顔が書かれた看板の下あたりに、かつては花月シネマに降りていく階段があったのですが、いまは火災の際の消火栓が取り付けられていますね。




なんば花月跡
ついでですから、かつて「なんば花月」のあったところを。

ご存知のように、寄席はここのすぐ近くに「なんばグランド花月(通称:NGK)」という名称で移転し、その跡地には吉本興業直営のゲームセンターになっています。

ちなみに僕は「なんば花月」へはたった一度だけ、連れて行ってもらったことがあります。
そういえば、現在のNGKへも一度しか言ったことがないなぁ・・・。







南街会館跡1
そのまま道を西へ行けば、かつて南街会館のあったところへ出ます。
現在は、数年前にマルイが入って、TOHOシネマズなんばに変貌。
これまた当時の面影がまったくなくなって、寂しい思いをしたミナミの映画ファンも多いんじゃないでしょうか。

南街会館もほんとによく通った映画館。
特に1階にあった南街劇場は、東宝洋画系の一番ヒットしそうな作品がかかる、いわゆるミナミを代表する映画館でして、『スター・ウォーズ』(77)を観たのもここでした。

たしかスクリーンの大きさは日本一だ、と、当時劇場の入り口に説明書きがあったっけ。
でも、スクリーンのデカさとは反対に、チケットカウンターが小さくて、大作が上映される時なんか、人がさばけきれずに、けっこう行列ができていたものです。
南街会館跡2
これが後に南海なんば駅側に広いチケットカウンターができて、けっこう賑わってましたねぇ。

現在はマルイの入り口に変わってしまいましたけど。

南街会館には南街劇場、南街スカラ座、南街文化、地下に南街東宝(だったっけ?)と、幾つかの映画館があって、いわば現在のシネコンみたいな感じなんですけど、それぞれにかかる映画の種類も分かれていて、なんというかなぁ、シネコンにはない風情のようなものがありました。

ちなみにそれぞれに、最後に何の映画を観たかちょっと憶えてないんですが、南街劇場はたしか『007 ゴールデン・アイ』(97)だったと思います。


南街会館跡3
現在のTOHOシネマズなんばへは、一階からの直通エレベーターで上がります。
モニターにはもうすぐ公開の『神様のカルテ』の予告編が流れてました。
ご覧のように、お子様連れのお客さんも多いですね。

夏休みだなぁ~~~。




南街会館跡4
で、そのエレベーターの横に、小さな銅版が埋め込まれているんですけど、これがいわゆる映画興行発祥の記念碑でして、阪急東宝グループの社長さんだった小林一三翁の書によるものなんですけど、昔は南街劇場のロビーに飾られていたもの。







南街会館跡5












コメント

>竜作さま

弥生座、たしかに「寅さん祭り」みたいなプログラム、よくやってましたよね。

封切りでは『~浪花の恋の寅次郎』をここで観ました。

あとは日記でも書いてたように『ナイト・ウォッチ』と、あとなんだったかな、何本か洋画観てます。


で、向かい側は難波ジョイ・シネマだったんですね。
おそらく、僕が東京で単身赴任していた頃で、東京でも同じ頃、歌舞伎町に新宿ジョイ・シネマがオープンしたので、東西同時期だったんでしょう。
それを考えると壮大だなぁ・・・(東京のほうもこじんまりとした小屋で短命に終りましたけど)。

南街劇場は、ほんとに「ここで映画を観る!」というひとつのステータスのような小屋でした。

『オルカ』が公開された時には、上の写真でいうところの、現在のマルイの入り口あたりに巨大なシャチ(ご丁寧に銛で突かれて血まみれ状態)の模型が置かれていたものです(笑)

東宝東和も相当に力を入れてたんですねぇ・・・。


地下の「なんば東宝」は、『じゃりん子チエ』しか観てないんですよ・・・。
東宝映画は布施の東劇で観ることが多かったです。

その後の南街東宝は『虹の橋』、『催眠』を観ました。
よくもまあ、こんな形で無理矢理劇場作ったなぁ・・・って思いましたねぇ。


そうそう、タワレコのあと、スターレコードって店舗でしたよね。
けっこう珍しいサントラCDの輸入盤もここで見つけたものです。

その後のディスクピアの頃には、店員さんに知り合いの方がいて、よく立ち話をしたものでした。


そのなんば東宝から地上へ上がる階段のところにちょっとした広場があって、そこに南街会館で上映中作品の予告編がモニターで映し出されてましたが、いまのようにPCで気軽に予告編が観られる環境ではなかったので、よく立ち止まってはしばらくモニターを眺めたりしたものです。

千日前弥生座、『レオン』『メン・イン・ブラック』など観ましたが、
それ以外殆んど記憶にないです。
01年でしたかに、ブルース・リー復活祭があって、
その時は何度か通いましたけどね。
ただこの劇場は、寅さんとか美空ひばりの特集上映などを定期的に実施していて、
その筋の好事家には重宝されていたようですね。

向かいにあった劇場、難波ジョイ・シネマですね。
90年前後頃、B級映画2本立ての専門館としてオープンしましたが、
短命に終わりましたね。私も入ったのは2度だけで、
最初はブランドン・リーの『ラピッド・ファイアー』、
2度目は閉館日となった93年7月25日、
作品は『ニュー・シネマ・パラダイス 完全版』でした。
皮肉なもので、この時は満員御礼状態でした。

花月シネマ、70年代には洋画2本立ての2番館だったようですが、
私が難波へ出没する頃には、
洋ピン専門館で、完全にスルーしていましたが、
80年代に普通の洋画も上映していたんですね。

さて、南街劇場!これは大好きな映画館でして、
多分入った回数も、大毎地下劇場に次ぐ多さでしょうね。
もちろん『スター・ウォーズ』もココで観ています!
70年代地下にあったのは、邦画の封切館・なんば東宝ですね。
百恵ちゃんの映画なんか良くやっていました。
いつからか無くなり、タワーレコード→スターレコードを経て、
最後にはジョーシン・ディスクピアになっていました。

なんば東宝が閉鎖された時に、
南街劇場の2階席を天井で仕切って、
南街東宝として、基本的に邦画の封切館としてリニューアルしました。
現在はその頃の面影すらありませんが、
実はこの、マルイとTOHOシネマズなんばの入った建物、
名称は東宝南街ビル!なんですよね!
南街、の名前はしっかりと残っています。

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