2011年ミナミの旅・夏(その2) 


千日堂跡
来た道を引き返し、再び千日前へ。

かつてここには食堂「千日堂」があって、

♪みなさんこちらは千日堂~~~♪

というコマソンは関西在住のある程度の年齢から上の方なら知らないものはないでしょう。

僕はここのカツライス(チキンライスの上にトンカツが乗っかっている)が好きで、通りを見下ろす(ちょうど写真を撮るために僕が立っているあたり)2階席がベストポジションでした。

その千日堂もいつの間にかなくなっており、いまはパチンコ屋さんです(名前が中華料理屋さんみたいなのは、かつてここに食堂があったことへのリスペクトか?←ただの偶然だろ)。



千日会館跡
その千日堂の向かい側には千日会館という小さな映画館が地下にありました。
ここ、ほんとに小さい小屋でして、スクリーンは畳一畳くらいの大きさしかなかったんじゃないか、ってくらい小さい。

ここでは『悪魔の棲む家』(79)とか『座頭市』(89)なんかを観ましたが、最後に観たのは『ウィング・コマンダー』(99)でした(千日前国際の『グラディエーター』と同じ日だった)。

地上には現在も営業中のマクドナルド。
じつは僕のマクドナルド・デビューはココ(小学生の頃)。
といってもハンバーガーではなく、マックシェイクだったんですけど。
そのマクドナルドの入り口左手に千日会館へ降りる階段があったのですが、劇場閉館とともに階段もなくなったようで。



テアトルA&P1
で、現在地下には、昔はここよりもっと道具屋筋方面にあった成人映画専門館、テアトルA&Pが替わりに営業しています(上の写真の左側に劇場の入り口を示す看板がありますね)。













テアトルA&P2
現在、ここでは過去の作品と新作の2本立て興行をしてまして、ご覧の作品が上映中でした。

ここは、現在ではいわゆるその気のある方の社交場になっている模様。
キタの東梅田ローズが今年閉館になって、さらにお盛んなんだとか。、

なので、写真のように、

「お、あの滝田洋二郎監督の過去の作品、かかってるやんか!!」

と、純粋な映画ファン(男子)がここへ何の気なしに入ると・・・。

トンデモない目、あるいは新しい世界が待っているかもしれませんねぇ・・・。




東宝敷島跡1
千日堂から道具屋筋側の隣にあったのが東宝敷島。
ここでは東宝系洋画専門で地下にあった敷島シネマでは東宝映画を上映。

この東宝敷島もよく行きましたよ。
『キング・コング』(76)、『スターウォーズ帝国の逆襲』(80)、『エクスカリバー』(81)、『コナン・ザ・グレート』(82)、『ライトスタッフ』(83)などなど。

他にも『悪魔のいけにえ2』(86)なんてのもここで観ました。

チケットカウンターが通りに面していて、そこに小さなモニターがあって、いつも映画の予告なんてのが流れており、映画を観に行かない時でも立ち止まってはそのモニターを見ていたものです。

高校を卒業し、春休みにここをウロウロしてて、そのモニターを眺めていたら、

「自衛隊に入らんか?」

とスカウトのおっちゃんに声をかけられたものでした。

ちなみに最後にここで観たのは『ピアノ・レッスン』(94)。
正直、この頃には館内の音響効果、かなり悪くなっていたのを思い出します。

で、東宝敷島にくらべて地下の敷島シネマではあまり映画を観なかったなぁ。
『女王蜂』(78)、『ミクロコスモス』(96)、『もののけ姫』(97)の3本のみ。


東宝敷島跡2
この東宝敷島があった場所も、ゴッド姐ちゃんの♪ナナナナ~~~ナナナナ~~~♪でお馴染みのパチンコ屋さんに変貌し、階上に敷島シネポップという3つのスクリーンを持つシネコンに替わりました。
それが今年だったか、近くにあるTOHOシネマズなんばの別館となって、写真のように名称が替わっております。

じつはこの日、『デビル』は、このTOHOシネマズなんば別館で観る予定で、てっきり午前10時半からの上映だと思って、余裕かましてこの写真を撮った(なのでパチンコ屋オープン午前10時を待つお客さんが並んでいる)んですよ。

この時、タイムテーブルを確認さえしておけば、『デビル』観ることができたのに・・・。






大劇跡
さて、その向かい側にあったのが大劇プレイタウン。

かつて、OSK(大阪松竹歌劇団)のホームグラウンドだった大阪劇場があったところで、やがてOSKのレビューは奈良のあやめ池に移ると、ここには大劇名画座、大劇シネマの2館の名画座が入りました。
たしか、どちらかが成人映画専門館だったと思います。

おそらく、ミナミではここで観た映画が一番多かったんじゃないかってくらいに、ここへはよく来たものです。

『大地震』(74)、『ザ・ディープ』(76)といったメジャーなものから『シャーク・トレジャー』(75)、『スナッフ』(76)といったどうしようもないものまで、挙げたらキリがありません。

ここの売店で売ってるソフトクリームがとても好きでね。
日世のソフトクリームで売店で作ってるんですけど、明らかに乳成分が少なくて、ソフトクリームなのに氷を喰ってるようなハードなクリームでした。
でも、それがまた美味かったんですよ。

劇場へはエレベーターで上に上がるんですけど、この建物には他にサウナやビリヤード場があって、僕の祖父はビリヤード台を作る職人で、ここのビリヤード場のものを手がけたんだと、よく父親が言ってましたっけ。

現在、ここには写真のようにオリエンタル・ホテルが建っており、当時の雰囲気はまったく残っていないのが寂しいかぎり。

コメント

>竜作さま

うわぁ、『泥の河』と『ブリキの太鼓』!!

なんという素敵(かつ、無節操)な組合せなんだ!!

東宝敷島へ父親と『~帝国の逆襲』を観た帰りに、「次回に続く」的なラストが不満だった父が、

「納得いかん。納得いくような映画を観ないと気が治まらん」

といって、ちょうど向かい側の千日会館でやってた『悪魔の棲む家』のポスターを観て、

「これ、観て帰ろう」

って。

僕は『~帝国の逆襲』に大満足で、パンフ片手にウキウキしてたんですけどね。

結局、『悪魔の棲む家』を観終わって父親は無言になってしまいましたが・・・(苦笑)


『テアトルA&P』は、元々はNGKの斜め前(現在はたこ焼き屋?)あたりにありましたよね。
成人映画の看板がデ~~ン!!と置かれていたものです。

おそらく、千日会館と入り口を変えただけで中は同じじゃないでしょうかねぇ。
・・・劇場へ行って確かめる勇気はありませんが(笑)


敷島シネポップは『MI:2』が杮落としだったと記憶しています。
東宝敷島がどのように変わったんだろう? と思いましたが、ちょっとこじんまりしてしまったかな、と少しがっかりしたものでした。

ここはマニアックなホラー映画、よくやってくれますね。

今週末は『モールス』を観に、TOHOシネマズなんばに組み込まれて初の入場してくる予定です(なんにも変わってないんでしょうけど)。


大劇名画座、僕も『グリーンホーネット』、『狼よさらば』ここで観てます!!

うわぁ、なんだか色々思い出してきましたよ!!

♪食堂百貨の千日堂へ行こうじゃな~い~か~。
歌えますが、一度も入った事はないです。

千日会館、それ程行った劇場ではないですが、
78年の『燃えよドラゴン』が最初でした。
80年に優作の『蘇る金狼』を観たときは、
立ち見で溢れるほどの盛況でしたね。
『泥の河』と『ブリキの太鼓』、
という豪華(?)2本立てもココで観ました。

テアトルA&P、入った事はないのですが、
入り口が移動しただけで、
千日会館がそのまま使われているのでしょうか?
それとも、劇場自体が、全くの別個?

東宝敷島も結構行っていますね。
私も『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』はココで観ました。
南街劇場で上映して欲しかったんですがねぇ。
敷島シネマの方は、私も殆んど入った記憶がないです。
『もののけ姫』もココで観ていますが、
確か東宝敷島の方で上映されていたと記憶しています。
客の入りが良かったんで、広い方を使ったんでしょう。

敷島シネ・ポップは、今年の5月にTOHOシネマズに組み込まれましたね。
長年馴染んだ敷島の名前が消滅したのは、ちょっと寂しいです。
シネ・ポップは、大阪ではココだけ!という上映もあったのですが、
TOHOシネマズ別館となった今、そういう独自性もないでしょうしね。

大劇名画座、初めては75年の『ブルース・リーのグリーン・ホーネット』と、
ブロンソンの『狼よさらば』でした。
80年代に時々行きましたが、老朽化が激しかったですね。
前の方なんか、座席が殆んどなかったですから。

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