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ビンさんの銀幕音楽堂・第498回(2011年7月9日放送分) 


【放送日:2011年7月9日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:パトリック・ドイル特集

  『ヘンリー5世』ostより「End Title」
  『愛と死の間で』ostより「愛と死の間で」
  『から騒ぎ』ostより「ストライク・アップ・パイパーズ」
  『フランケンシュタイン』ostより「クリエイション」
  『ハムレット』ostより「安息の中に」(vo:プラシド・ドミンゴ)

  『いつか晴れた日に』ostより「悲しみの泉」(vo:ジェーン・イーグレン)
  『白馬の伝説』ostより「The Blue Sea and White Horse」
  『フランスの女』ostより「ジャンヌとルイ」
  『大いなる遺産』ostより「エステラズ・テーマ」
  『キリング・ミー・ソフトリー』ostより「END TITLES」

  『マイティ・ソー』ostより「EART TO ASGARD」

      以上、すべて作曲はパトリック・ドイル。


番組にチケット提供いただいているMOVIX橿原さんの情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今回は、ひとつのテーマをもとに、いろんな映画音楽を聴いていただこうという、「銀幕アラカルト」でほぼ一時間お送りいたします。

で、何を取り上げるかといいますと、公開中の映画、『マイティ・ソー』のスコアを担当したイギリスの作曲家、パトリック・ドイルの大特集!!

89年の映画、『ヘンリー5世』はいろんな意味でセンセーショナルでした。
演出家であり俳優であるケネス・ブラナーの実力もさることながら、そこに流れるスコアの重厚さと気品の高さ。
それが、映画音楽初仕事だというパトリック・ドイルのスコアとの出会いでした。

以後、彼の作品はいろいろ聴いてきましたが、今回、最新作『マイティ・ソー』が公開されたのをきっかけに特集を組んでみたというわけです。
なんせ、彼の作曲家としてのスタート以来、名コンビであるケネス・ブラナーの最新作でもあるわけですからね、『マイティ・ソー』は。

まずは、ブラナー&ドイル・コンビを続いてセレクト。

まず、『ヘンリー5世』に始まって、ブラナー&ドイル・コンビ作品として、ヒッチコック風スリラーをブラナー&ドイルで描いた『愛と死の間で』(91)、シェイクスピアの有名戯曲をオシャレかつユーモアたっぷりに描いた『から騒ぎ』(93)、メアリー・シェリーの原作を忠実に再現した『フランケンシュタイン』(94)、ブラナー&ドイル・コンビの集大成ともいえる『ハムレット』(96)の音楽を。


続いて、個人的にお薦めの作品をセレクト。

ドイル初米アカデミー賞ノミネート作品である『いつか晴れた日に』(95)。
日本ではひっそりと公開されながらも、劇場で観た際には思わず号泣してしまった隠れた名作『白馬の伝説』(93)。
エマニュエル・ベアールの美しさに息を呑んだ『フランスの女』(95)。
そして、個人的にドイルのベスト・スコアだと思う『大いなる遺産』(98)

それに加えて、公開当時サントラのリリースがなく、ファンの多くが落胆したエロティック・サスペンス『キリング・ミー・ソフトリー』(02)を。

最後に最新作である『マイティ・ソー』から、クライマックスに流れたスコアを。


もちろん、今回取り上げた作品以外にも、ドイルのスコアは秀作が多いのですが、時間の関係もあり、ご覧のようなラインナップと相成りました。



※『ヘンリー5世』(89)のサントラ。
パトリック・ドイル、映画音楽作曲家デビュー作にして、サイモン・ラトル指揮、バーミンガム・シティ交響楽団の演奏という華々しいスタート。
なお、ドイルはスコアだけでなく、バリトンも披露。そのうえ、劇中では俳優として出演。才人です。



Henry V: Soundtrack from the Motion Picture - Henry V

※『愛と死の間で』(91)のサントラ。
ヒッチコック風スリラーながら、スコアは既にドイル独自のスタイルを確立している名盤。




※『から騒ぎ』(93)のサントラ。
オールスターによるシェイクスピアの世界をユーモアたっぷりに表現。
ドイルのスコアも格調高くもユーモアたっぷり。
それにしても、なんという価格の安さよ・・・。




※『フランケンシュタイン』(94)のサントラ。
ケネス・ブラナーの演出は、ホラー映画を超えてしまった。
超えてしまったがために、ちっとも恐くないとも言われた作品ですが、これはこれでありだと思います。
え? 1円? マジで!!



※『ハムレット』(96)のサントラ。
主題歌「安息の中で」を唄うのはプラシド・ドミンゴ。
ブラナー&ドイル・コンビの集大成!
それにしても、なんという価格設定だ?



※『いつか晴れた日に』(95)のサントラ。
ブラナーを離れても、本編の脚色&主演は当時のブラナー夫人であるエマ・トンプソンだったりする。
主題歌「悲しみの泉」を唄うのはジェーン・イーグレン。



※『白馬の伝説』(93)のサントラ。
アイルランドが舞台でもあり、スコアもアイリッシュ・フレーバーが濃厚。
とにかく、泣けた映画であり、その要因のひとつにドイルのスコアの威力があったことは言うまでもありません。
監督のマイク・ニューウェルとはその後などもコラボレーションを組んでいます。



※『フランスの女』(95)のサントラ。
明確なメインテーマがあって、それのバリエーションでというスタイル。
そのメインテーマのメロディがいいんですよ。
監督のレジス・ヴァルニエとも何度もコラボレーションを組んでいます。



※『大いなる遺産』(98)のサントラ。
本作のメインテーマは、初めて聴いた時に感激のあまり震えがきたくらい個人的にお気に入りです。
なお、ギターの演奏としてジョン・ウィリアムスが参加。
もちろん、『SW』のあの方ではなく、ギター・プレイヤーのほうのです。



キリングミーソフトリー
※『キリング・ミー・ソフトリー』(02)のサントラ。
チェン・カイコー監督、ヘザー・グラハム、ジョセフ・ファインズ主演のエロティック・サスペンス。
ストーリーはあくまでサスペンスですが、劇場で観た際、ヘザー・グラハムの姿に視線が釘付けで、ストーリーなんかどうでもよくなったことを思い出します。
当時はサントラのリリースはありませんでしたが、今年(2011年)になって、ようやく海外のレーベルから1000枚限定(メーカーではすでに在庫切れとのこと)でリリースされました。










※『マイティ・ソー』のサントラ。
ケネス・ブラナーとのコラボレーションは、こういったユニークな作品を生むことに。
ドイルのスコアは、アメコミの映画化作品であれ、なんであれ、とにかく格調高い。
・・・といいたいところですが、確かにスケール感もあるしドイルらしいスコアに仕上っているんだけど、今回は時流に乗ってなのか、パーカッションを打ち込みによる処理で行っているのが至極残念。
演奏はロンドン交響楽団だけに、なぜパーカッションも生の音で対処しなかったんだろう?



マイティ・ソー オリジナル・サウンドトラック - パトリック・ドイル





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