ビンさんの銀幕音楽堂・第494回(2011年6月11日放送分) 


【放送日:2011年6月11日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:邦画映画音楽ファンの救世主、「富士キネマ」特集

  『復活の日』ostより「ユー・アー・ラヴ」(vo:ジャニス・イアン)

  『皇帝のいない八月』ostより「第一部(抜粋)」(co:佐藤勝)

  『幻の湖』ostより「幻の湖Ⅰ(抜粋)」(co:芥川也寸志)

  『黄金の犬』ostより「黄金の犬 タイトル・テーマ」(co:大野雄二)
  『黄金の犬』ostより「天使の墓標」(vo:長瀬晴美)

  『聖職の碑』ostより「聖職の碑のテーマ」(co:林光)
  『聖職の碑』ostより「夕暮れ」(co:林光)

  『竹山ひとり旅』ostより「PART1」(co:林光)


その他、番組にチケット提供いただいているMOVIX橿原さんの情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今回は、ひとつのテーマをもとにいろんな映画音楽を聴いていただく、「銀幕アラカルト」で一時間お送りいたします。

かつて、レコードでサントラがリリースされていましたが、すでに廃盤となってしまったばかりに、聴きたくても聴けない状況の作品は、洋の東西を問わずありまして、僕も時間があれば大阪は日本橋の中古ショップを巡っては音源の発掘をしています。
とりわけ、邦画のサントラは入手できないものも多く、そんな音源を積極的にCD化してくれる、映画音楽ファンにとっては救世主(けっして大袈裟ではなくて)的な存在が、「富士キネマ」というレーベル。
2008年に『マルサの女』(87)を復刻したのを皮切りに、そのリリース・ニュースはファンの注目も毎回集めております。

このレーベルが嬉しいのは、かつてのLPレコードそのままのジャケット・デザインでの復刻であるばかりか、インレイまでも復刻してくれる(もちろん、CDによるリリースに際して、詳細な書き下ろしの解説書も封入されています)という懲りよう。
ファンに対して痒いところまで手が届くその気遣いが嬉しいじゃないですか。

それでも苦言を呈するならば、その解説書の一部に「です・ます調」と「である調」が混在して書かれていて、じつに読みづらいものがあるということ。
おそらく、製品化する際の推敲がおざなりになっているんだと思いますが、それ以外はパーフェクトなのにそこんところがちょいと残念ではあります。

ま、しかし、音源自体はファン垂涎のものなので・・・ね。

当番組でも、過去に「富士キネマ」から復刻されたCDでは、『悪霊島』(81)、『八甲田山』(77)を取り上げましたが、それ以降のリリース作品についてはまったく取り上げておりませんでした。
今回、リスナーさんから『聖職の碑』にリクエストをいただきましたのをきっかけに、それではいい機会だということで、セレクトさせていただきました。


『復活の日』(80)は比較的中古CDは多く出回っており、当番組でも過去にレコード音源をお送りしたことがあります。
「富士キネマ」からの復刻盤はLPレコードの音源そのままで、たとえば公開当時に異なるレーベルからリリースされた主題歌「ユー・アー・ラヴ」の日本語カヴァーも各バージョンが収録されるかと期待したのですが、それは叶えられなかったのは残念。

『皇帝のいない八月』(78)は、覆刻盤がリリースされる直前に、日本橋の中古ショップでLPレコードを発見し、購入しようとしたけれど持ち合わせなかったので、断念。しかし、直後に「富士キネマ」から覆刻のニュースがあったという、とってもタイトかつ、サントラ・ファンなら少なからず体験したことがあるんじゃないか、という思い出の一枚。

『幻の湖』(82)は、数年前にDVDがリリースされ、その内容にいたく感動したばかりに、その年のベスト10(製作年はかなり前なのに)に入れた挙げ句、スコアの元ネタであるリストのプレリュードを年末の番組でお送りしたことがありました。
サントラがリリースされていたことは、劇中のクレジットからも判るのですが、その現物をまったく見たことがなかった、映画のタイトル通り「幻の一枚」だったのです。

『黄金の犬』(79)も、長瀬晴美による主題歌のシングル・レコードは、随分前に中古ショップで高価(ほんと、高かったですよ)で入手し、当番組でもお送りしましたが、ついぞLPレコードは発見できませんでした。
この作品の覆刻盤は、ほんとに嬉しかったですねぇ。

『聖職の碑』(78)は、覆刻盤の売り文句にもあるように、その存在(サントラの、という意味ですよ)すらしらなかった一枚。
映画自体は公開時に観て以来、まったく再会できておりませんが、覆刻盤を聴いて各場面を思いだした次第。

『聖職の碑』とカップリング(オリジナルのLPレコードもそういうケースだった)の『竹山ひとり旅』(77)も当然のことながら貴重な音源で、当然サントラの存在もしらなかったレア盤

本来ならば、ここに最新リリースCDである『獄門島』(77)も取り上げたかったのですが、時間の都合で割愛させていただきました。

嗚呼、今回は前回以上にディープになってしまいました・・・(笑)




※『復活の日』(80)のサントラ。
ジャニス・イアンが唄う主題歌も、永らくCD化されませんでしたが、最近は幾つかのコンピレーション・アルバムに収録されているようで。
上にもちょっと書きましたが、本作のサントラCDは総じて高い評価ではありませんが、個人的には深い思い入れのある一枚です。



※『皇帝のいない八月』(77)のサントラ。
作曲は佐藤勝。
組曲のなかからメイン・テーマの部分を抜粋してお送りします。



※『幻の湖』(82)のサントラ。
作曲はリストのプレリュードを芥川也寸志がアレンジして使用。
氏にとっては最後の映画作品となりました。



※『黄金の犬』(79)のサントラ。
作曲は大野雄二。
サントラ抜きでも楽しめる一枚。



※『聖職の碑』(78)と『竹山ひとり旅』(77)のカップリング。
作曲は両作品とも林光。
『聖職の碑』はフォルクローレ調のメインテーマが絶品!!
『竹山ひとり旅』は、聴くだけで気分は極寒の東北地方を想起させるようなスコア。





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