FC2ブログ

■『グリーン・ホーネット』■(映画) 


グリーンホーネット
【公式サイトはコチラ!】

実際に観たのは1月の公開時でしたが、覚え書きのつもりで。


『グリーン・ホーネット』といえば、『Mr.Boo!ミスター・ブー』(76)の併映として公開された『ブルース・リー電光石火』が僕の初体験だったと思います。

いや、その時はそう思っていたんですけどね・・・。

『Mr.Boo!ミスター・ブー』での、ホイ三兄弟によるいまとなってはこっぱずかしくなってしまうようなギャグの連続は、当時純真無垢だった(でもなかったけど)僕の魂を鷲掴みにしたのでありました。

しかも、同時上映は当時の僕のアイドルでもあったブルース・リーの主演作という夢のようなプログラムじゃありませんか!!
そのタイトルから、当時のガキンチョの多くと同じく、『燃えよドラゴン』のようなクンフー・アクション映画を期待していたのですけど・・・。

なんじゃこりゃ? という落胆というか困惑というか、そういう思いにそれまでの満足感がどこへやら。

覆面をした二人組が悪人退治をするバットマンのパチモンみたいな内容と、決して面白くもなんともない(当時においてすでにその映像に古臭さを感じた)ダラダラしたアクションに、

「なにがブルース・リーやねん! どこがブルース・リーやねん!」
(覆面の男の片割れがブルース・リーだとは思えなかった。上半身裸じゃなかったし)

と、東大阪は布施にあった昭栄シネマのスクリーンに向かって叫びたくなったものでありました。


グリーンホーネット1
それがアメリカのTVシリーズを映画用に編集したものであることを知ったのは、家に帰る途中の電車の中。

映画に連れて行ってくれた父が、

「あれは『グリーン・ホーネット』やがな。おまえ、知らんかったんかぃ?」

とあっさりかましてくれたのです。


そ~いえば、男女がキスしている看板の真ん中が割れて、覆面二人組の乗った車が出動するシーンと、あのきっしょく悪いハチのバケモンみたいな映像に鳴り響く、これまた強烈なビートのテーマ曲には、なんともいえないデジャ・ヴのようなものを感じておりまして、いやいやデジャ・ヴでもなんでもなく、それ以前にTVで観ていたんですね無意識のうちに。

というのが、今回の映画版のオリジナルであるTVシリーズの僕の思い出。


その『グリーン・ホーネット』が映画になる! といっても、特に嬉しいとかなんとか、そんなものはまったくなかったし、それこそバットマンやスパイダーマンといった、かつてTVシリーズにもなったヒーロー物の映画化の一本ということで、別段気にもかけてなかったんです。

監督はミシェル・ゴンドリーといっても、僕は『エターナル・サンシャイン』(04)しか観てないので、彼がこういった単純明快なアクション映画の監督して合っているのか否かもわかないし、主演のセス・ローゲンって誰?(彼が出演した映画もまったく観た事がなかった)ってくらいの知識しかない。
ただ、かつてブルース・リーが演じたカトーをジェイ・チョウが演じるのと、ヒロイン役でキャメロン・ディアス、そして敵役に『イングロリアス・バスターズ』(09)クリストフ・ヴァルツが出演ということで、ある程度の期待をこめて映画を観に行ったんですけど・・・。

もう4ヶ月も前に観た作品ということもあるのですが、内容ほとんどおぼえてないや・・・。

グリーンホーネット2
いや、観ている間は楽しかった(と思う)し、特にこの映画は3Dとして製作されていたんですけど、その手の映画はこれまでいろいろ観ていますが、今回のが最も3Dが効果的だったんじゃないか、という面白い使われ方(決して物語にはな~~~んのプラスにもなっておらず、あいかわらずの見世物としての要素でしかなかったけど)をしていたのが記憶に残っているくらい。

キャメロン・ディアスなんて映画に出てたか? というくらいの影の薄さだったし。

あ、そうそう、21世紀になってもまだ日本と中国がごちゃ混ぜになっていると思しきセリフが劇中にあったのを憶えているというくらいなもので。

映画本編の印象は、その程度しかございません・・・。



さて、スコアを担当したのはジェームズ・ニュートン・ハワード(以下、JNH)。

当初はダニー・エルフマンがスコア担当に決まっていて、実際に作曲も進んでいたようですが、どういうわけか降板となりJNHに交代したという経緯があります(一部、エルフマンが書いたスコアは海賊盤で出回っているという話もあるようで)。
そういえば、監督もミシェル・ゴンドリーに決定するまではいろいろ交代劇があったようですねぇ。

たしかに僕自身、エルフマンのスコアも好きなんですけど、ヒーロー物といえばエルフマン、というのもなんだか安直に思えてねぇ。

彼のスコアを欲する製作サイドの気持ちもわからなくはないけれど、たとえば最近でも『キック・アス』にエルフマンはスコアを1曲だけ提供(海外ダウンロードのみスコア盤サントラが存在するのは、『キック・アス』のレビューで書いたとおり)していますが、それとてなんだか安売りセール! みたいな印象があってねぇ・・・。

だから、彼の熱烈なファンには降板したのは残念だったでしょうけど、僕としてはそれでよかったんじゃないかと。


一方、JNHのスコアは、いわゆる活劇アクションとして聴かせるスコアを書いており、特にエンドクレジットに流れるテーマ曲はけっこうカッコイイもので、JNHもエルフマンを多少なりとも意識はしていたと思いますが、、彼なりにいい仕事をしていたんじゃないでしょうか。

ただ、作曲と公開までの期間が短かったのか、結局サントラCDはリリースされなかったのは残念・・・。
現時点ではダウンロード配信すらされていません。


さて、最初にも触れましたが、『グリーン・ホーネット』の音楽といえば、ニコライ・リムスキー=コルサコフが作曲した「熊蜂の飛行」をビリー・メイがアレンジして使用したテーマ曲が有名。
もちろん本作でもここぞ! というところで流れますが、時間にしてほんの少しのさわり程度。

JNHの作曲家としての意地のだったのか、単に製作サイドの方針だったのか、定かではございませんが、もうちょっと鳴らしてほしかったなぁ。
『キル・ビルVol.1』(03)でも、あれくらい派手に鳴らしてたんだから・・・ねぇ。


(TOHOシネマズ橿原にて鑑賞)

【採点:100点中40点】


※本作のサントラはリリースされませんでしたが、映画公開にあやかって(?)リリースされたのが、映画の原典となったTVシリーズのサントラ。
スコアはビリー・メイ。
上のレビューでも書いているように、テーマ曲のオリジナルはニコライ=リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」。
このCDにはテーマ曲はもちろん、さらにTVシリーズの原典となったラジオ・ドラマの際のスコアも収録。
だったら、今回の映画版のテーマ曲だけでもここに収録して欲しかったなぁ・・・。



The Green Hornet - Original Tv Soundtrack (+ Bonus Material) - Billy May


※今月6月にはブルーレイ、DVDがリリース。
こちらはDVD、ジェイ・チョウBOX。
う~~~ん、ジェイ・チョウBOXって・・・。
ファンにはたまんないオマケ付き。



※こちらはブルーレイ、3D&2Dセット。
プレイステーションで3Dが楽しめるんですと。



※こちらは通常盤(2D)ブルーレイ。


※同じく、通常盤DVD。




コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/177-fee5ab77