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東北関東大震災と映画興行への影響 


今回の大震災で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
また、不幸にも命を落とされた方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


当ブログも弱小ながら、あらゆる地域からおこしいただいておりますが、3月11日以降、関東以北からのアクセスがぱったり途絶えているところを目の当たりにするに、あらためて今回の事態を実感している次第です。


僕にも関東在住の知人や親戚がおります。
11日以降、その安否については大変心配をしておりましたが、幸いにも皆、とりあえず無事ということで安堵しております。
ただ、家の中は荷物が落下したり、地震後の停電等で大変な毎日を送っているとのことで、その心中お察しいたします。


これから長期戦となりますが、どうか気持ちを強く持っていただき、前へ進んで行っていただきたいと願うばかりです。

かような時に不謹慎かとは思いますが、当ブログは映画興行を中心としたものであり、あえてこのような事態の中、記録を留める意味でも触れさせていただきます。


周知のとおり、映画興行は今回の地震の影響が少なからず出ていることは周知のとおりです。
関東以北の劇場、特にチェーン展開しているシネコンなどでは、相次いで営業中止という事態に。


また、それ以外の地域であっても、上映中の作品やこれから公開を待っている作品で、上映中止や公開延期という事態も発生しています。

まず、公開中のクリント・イーストウッド監督の最新作『ヒアアフター』が3月15日で上映中止となりました。
ご覧になった方はお判りのように、あの作品では冒頭に津波のシーンが登場いたします。
それを配慮してのことなのでしょう。

たしかにあの津波のシーンはSFXを駆使して、リアルかつ迫力ある映像になっており、スペクタクルというよりも、むしろ恐怖感のほうが勝る仕上がりになっていました。
が、今回、発生した地震が引き起こした実際の津波の映像を目の当りにすると、たとえSFXが優れていても、しょせん絵空事のように思えるくらいです。
これまでも、津波のシーンが登場する映画を幾つか観ていますが、実際の映像はそれらすべてを凌駕するほどのものでした。

ただ、あの映画は津波がテーマではなく、そこから派生するスピリチュアルな出来事を描いた秀作であり、たしかに津波のシーンが被災者の方々の感情を逆撫ですることになるかもしれませんが、はたして上映中止にするほどのことなのか、という疑問も正直あります。


続いて、3月26日から公開の予定だった『唐山大地震』が上映延期に。
これも、地震を描いた作品ということで、被災者の方々の心情を察してのことだと思います。

ただ、この作品などはあえてこのような状況の中でも公開に踏み切って、その興行での利益を義援金に充てるというような手立ては取れなかったのだろうか? という思いもあります。

これについてはおそらく、配給会社内でも議論が飛び交ったことでしょう。


直近の作品では3月19日公開の『ザ・ライトーエクソシストの真実―』が公開延期に。
これは、内容が内容だけに(個人的には好きなジャンルなのですが・・・)、公開を見合わせたという意見や、停電や道路状況の影響で全国にフィルムが順調に回らないというのが原因という意見もあります。


また、4月1日公開の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』も公開延期に。
『ザ・ライト~』共々、好きなジャンルなだけに残念ですが、これも内容が内容なだけに、被災者の方々の心中を察してことなのでしょう。


他にも幾つか公開が延期となる作品がありますし、これからも出てくることは想像に難くない。
公開されるのは当たり障りのない作品ばかり、というのもどうかとは思います。

そんな中でも、たとえば『アンチクライスト』なんて、いわゆる「反社会的」なテーマを含む作品が堂々と公開されていることを考えると(個人的には、この映画は興味深く観ましたが)、映画を送るほうもいささか過剰反応じゃないのか、とも思えなくもない。


幸いにも震災を免れた僕の住む地域の者からすれば、先にも書いたように興行を行うことでその利益を義援金に充てるという形をとれば、どのような作品であっても公開延期という形にならずとも良いのではないか、と思うのですが。

さて、このような状況はいつまで続くのでしょうか・・・。

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