ビンさんの銀幕音楽堂(2011年2月26日放送分) 


【放送日:2011年2月26日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:ジョン・バリー追悼特集(後編)

  『ブラックホール』ostより「オーヴァチュア」

  『ザ・ディープ』ostより「ザ・ディープのテーマ」(vo:ドナ・サマー)
  『ホワイト・バッファロー』ostより「ホワイト・バッファロー」
  『スタークラッシュ』ostより「エンド・タイトル」

  『レイズ・ザ・タイタニック』より「エンド・タイトル」
  『ハイ・ロード』ostより「エンド・タイトル」
  『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』ostより「ウルトラライト・フライト」

  『チャーリー』ostより「メイン・テーマ~スマイル」
  『ルビー・カイロ』ostより「シークレット・オブ・マイ・ハート」(vo:クリスティーナ・ニコルズ)
  『エニグマ』ostより「エンド・クレジット」

・銀幕音楽堂メールボックス

 番組宛にいただいたお便りの紹介と、番組にチケット提供いただいているMOVIX橿原さんの情報など


以上のラインナップでお送りいたします。

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

結局、3週間お送りすることになった、去る1月30日に亡くなった、映画音楽作曲家ジョン・バリーの追悼特集、ひとまずの完結編です。

今回は、どちらかといえばマニア向けの選曲になっておりますのは、ラインナップをご覧いただければおわかりかと。


まずは『ブラックホール』(79)。
これ、僕が初めて買ったサントラ・レコードでありまして、ジョン・バリーを特集するにあたって絶対に外せない作品なのです。
当時はSF大作ブームでしたが、けっしてウィリアムズ調ではなく一節を聴くだけでバリーだとわかる、個性の強い、そして壮大なスコアが絶品。
ディズニー映画ですので、当時はヴィスタレーベルからLPレコードがリリースされていましたが、版権のうるさい会社だからでしょうか、いまだにCD化されておりません。
思いも寄らないサントラがいきなりCD化される昨今、本作もそうなるのも夢の話ではないかと思います。
映画のほうも『トロン:レガシー』のジョセフ・コジンスキー監督によってリメイク化も進んでいますしね。

『ザ・ディープ』(77)からは、ドナ・サマーが唄う主題歌を。
独特な節回しのバリー節全開な一曲。
こちらも永らくCD化されていませんでしたが、昨年めでたくCDになりました。限定盤でしたけど・・・。
監督はこちらも最近亡くなられたピーター・イエーツ。

これまた昨年亡くなったイタリアの大物プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスがプロデュースした『ホワイト・バッファロー』(77)。
動物パニック映画ですが、ほとんど話題にもならなかったですねぇ。
チャールズ・ブロンソンもキム・ノヴァクも出てたのにねぇ。
かくいう僕も「月曜ロードショー」で観たきりですけど・・・。
スコアをバリーが担当していたことをご存じない方も多いのでは?

イタリアつながりで、奇才(というか、最近は映画撮ってないのかな?)、ルイジ・コッツィが監督した『スタークラッシュ』。
なんでこんな映画にバリーが・・・?
しかし、バリーのスコア(とキャロライン・マンローの出演)があるからこそ、かろうじて鑑賞に耐えうる映画なのでは。

いまだにサントラ化されない作品といえば、『レイズ・ザ・タイタニック』(80)。
こちらも映画自体は著しく評価の低い作品ですが、バリーのスコアはあくまでも格調高く、映画は完全に音楽負けしてます。
番組では、ニック・レイン指揮、シティ・オブ・プラハフィルの演奏版をお送りいたします。
この演奏版も素晴らしいのですが、サントラはこのまま出ないのでしょうかねぇ・・・。

トム・セレックが主演した、空を舞台にしたアクション映画『ハイ・ロード』(83)は、公開されていたことすら忘れ去られている一作。
しかし、主人公のようにまるで大空を飛行しているかのような思いに浸れる、バリーの優雅なスコアがこれまた絶品。
ファンの多いスコアでもあります。

ジョージ・ルーカスがプロデュースした『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』(86)は、これまたコメントするまでもない公開状況だったことは、この時代に青春時代を送った方にはご存知のことかと。
こういう作品にも、バリーは手を抜くことはせず、作曲家のプライドを感じさせるスコアに仕上がっているところは、さすがプロ!!

ロバート・ダウニーJr.がチャーリー・チャップリンを演じた『チャーリー』(92)。
チャップリンの手による名曲「スマイル」がメインテーマのように使われていましたが、決してそれに埋もれることのないメインテーマをバリーは書いています。
番組ではそのメインテーマと「スマイル」が融合した見事なスコアを。

角川映画(というか、角川春樹氏)がプロデュースした、アンディ・マクダウェル主演のハーレクイン・ロマンスみたいな『ルビー・カイロ』(93)。
共演はリーアム・ニーソンにヴィゴ・モーテンセンと、今となっては超豪華。
バリーの起用も、角川の元社長の采配だったんでしょうなぁ・・・。
主題歌を唄っているクリスティーナ・ニコルズは、このサントラでデビューだったんだそうな。
その後、まったく名前を見かけませんが・・・。


そして、ラストはバリーの遺作(厳密にはTVの仕事があったようですが)である『エニグマ』(01)を。
第二次大戦中を舞台にした英国の暗号解読チームの姿を姿を描いた作品ですが、「エンド・クレジット」はライト・モティーフを中心に据えた、これまた格調高いスコアを書いています。


3週間にわたって特集してきましたが、これでもまだまだバリーの作品すべてを紹介しきれないのが現状です。
しかし、追悼特集はこのあたりでひとまず「完」。

紹介できなかった作品は、今後番組で小出し小出しに紹介させていただこうと思っています。


※『ザ・ディープ』(77)のサントラ。
再入荷の見込みが立ってないそうです。残念・・・。



※iTuneでは、メインテーマのアレンジ・バージョンがダウンロードできます。
Main Theme from the Deep (feat. Dan Redfeld) - John Barry


※『ホワイト・バッファロー』(77)のサントラ。


The White Buffalo (Original Motion Picture Soundtrack) - John Barry


※『スタークラッシュ』(78)のサントラ。
同じく、バリーの『9月まで抱きしめて』(84)とのカップリング。



※iTuneでは『スタークラッシュ』単独となっています。
Starcrash - Original Motion Picture Soundtrack - John Barry


※『レイズ・ザ・タイタニック』(80)の再演奏盤。
ニック・レイン指揮、シティ・オブ・プラハ・フィルの演奏になります。



iTuneでは同オケによる「組曲」がダウンロードできます。
新映画音楽大全集NO.32(カバーレコーディング) - City of Prague Philharmonic


※『ハイ・ロード』(83)のサントラ。


High Road to China (Original Motion Picture Soundtrack) - John Barry


※『チャーリー』(92)のサントラ。



※『ルビー・カイロ』(93)のサントラ。
こちらは国内盤。激安・・・(汗)



※こちらはベルギーのレーベル、プロメテウス盤。
国内盤のほうが収録曲は1曲多いし、ジャケット・デザインも国内盤のほうがいいですよ。
入手したい方は断然、国内盤がお薦め! ・・・安いし。




※『エニグマ』(01)のサントラ。


Enigma (Soundtrack from the Motion Picture) - John Barry & Members of the Royal Concertgebouw Orchestra



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