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■『相棒 -劇場版Ⅱ- 』■(映画) 


アイボウ2
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人気TVシリーズの劇場版2作目。

開巻早々、警視庁のトップが会議を行う席に不審人物(小澤征悦)が乱入し、彼らを人質に立て篭もるという事件が発生。
しかし、犯人は突入してきた警官隊ともみ合いになるうちに射殺され、事件は落着したかのようにみえますが、実はその裏には警視庁の根幹を揺るがすような、ある出来事が潜んでいたというお話。

3年前の前作は、クライマックスに東京シティ・マラソンというイベントをぶつけてのアクション重視の展開となっていくのに対し、今回はアクションは前半に固めて、後半は警視庁にはびこる負の部分をえぐっていくという社会派ドラマになっていくところが大きな違いでしょうか。

そのため、多少地味な印象もなきにしもあらずですが、ま、TVではちょっと難しいんじゃないか、というネタを持ってきたところが映画版としての意味があるのでしょう。

個人的には、TVシリーズで描かれるような、ある殺人事件が起こって、それを杉下右京(水谷豊)と神戸尊(及川光博)が捜査していくという展開のほうが好きなんですけどね。

たとえば、今年の元日にオンエアされたスペシャル編のようなお話(南果歩演じる主婦が息子を交通事故で亡くし、その相手が刑期を終えて出所してくる。で、彼はいまは幸せな生活をしているのを知り、息子の復讐として彼を爆死させる。相棒コンビと主婦との頭脳合戦が展開される中で、南果歩のファム・ファタールぶりが見ものでした)のほうが、好き嫌いでいえば好きな物語展開だったりするのです。

でも、先にも書いたように、TVでオンエアするにはちょっと難しいストーリーでも、映画ということでは可能ということもあるでしょうし、ハリウッドの映画でも警察の暗部を描くという作品で名作も数多くありますから、今回の映画もそれらに匹敵するクオリティを持つ仕上がりになっていました。


こういったTVシリーズの映画版でよく言われるのが、ドラマを観てなくても楽しめるか否かという点。
本作も一応はいちげんさんでも楽しめる内容にはなっています。
しかし、長年TVシリーズを観てきたファンに対するサービスというんでしょうか、それが本作ではキモの部分になっていますので、僕としては今回の映画はドラマを観ていない方にはちょっと敷居が高いんじゃないかって思いましたねぇ。

となると気になるのはあの予告編。
あれははちょっと、ネタバレ度高いですよね・・・。
もう、公開されて随分経つのでご存知の方も多いでしょうが、あの予告編はアカンと思いません?


ところで、本シリーズの脇役(ほとんどラストにしか出てこなかったりするエピソードもある)である、小料理屋「花の里」の女将を演じる益戸育江
いつ改名されたんでしょう?(全然気づかずにTVシリーズ観てました・・・)

高樹沙耶だった頃、日本テレビの「ぶらり日本名作の旅」という番組で「竹取物語」が取り上げられた際に、僕の親戚のおっちゃんのところへ取材に来られまして、ツー・ショットでTVに映ってらっしゃいました。

おっちゃん、めちゃめちゃ喜んでたよなぁ・・・。

映画と全然関係のない話ですみません(笑)


そうそう、本作の劇場パンフレットはかなり手の込んだ、凝った作りになっています。
一冊の雑誌のような装丁で、出演者、スタッフのインタビューをはじめとした読み物もかなり充実。
細部のフェイク広告に至るまで、遊び心というよりも作り手の執念のようなものさえ感じられます。
定価に見合わないような雑で内容がスカスカのパンフが多い中で、今回のようなものはほんとに嬉しいですね。

アイボウゲキジョウバン2
さて、本作のスコアを担当したのは、TVシリーズでもお馴染み池頼広。

TVシリーズのテーマ曲は極力使わずに、宗教曲的なコーラスを盛り込んでのスタイルは前作でもそうでしたが、今回は人間の罪や暗部をえぐるという意味でもさらにグレードアップしている印象を受けました。

もはや、池頼広のスコア無しに、「相棒」語れないくらいの存在になっています。

先述のパンフに記載されていましたが、サントラは一般販売の他に、通販限定で杉下右京愛用モデルのティー・カップ付きサントラCDというのもあったのですが、2011年2月現在、すでに販売は終了しているようです。
限定数、はけちゃったんですね・・・。

(MOVIX橿原にて鑑賞)

【採点:100点中60点】


※本作のサントラ。
スコア担当は池頼広。



相棒 劇場版II オリジナル・サウンドトラック - 池 頼広


※こちらは現在オンエア中のシーズン9のサントラ。
スコア担当は映画版と同じく、池頼広。


相棒 Season 9 オリジナル・サウンドトラック - 池 頼広



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