■『シャーロック・ホームズ』■(映画) 


シャーロックホームズ
シャーロック・ホームズといえば、鹿撃ち帽にインバネス、そしてパイプをくわえた名探偵、助手のワトソンとともに難事件を解決する、という一般的な印象しかありませんで、実際のところアーサー・コナン・ドイルが書いた原作は小学生の頃に読んだ「まだらの紐」だけ。

ファンの方には申し訳ないんですが、その「まだらの紐」、当時は「あんまり面白くないなぁ・・・」という感想でありました。

もっとも、いまでもそうなんですけど探偵小説で興味があるのは日本のそれであり、レトロ趣味もあるのですが、江戸川乱歩や横溝正史といった作家のほうが好きなんですよ。
どうも、海外のは探偵小説に限らず登場人物の名前をおぼえるのが大変だし、土地勘もないものですから親近感がわかないんですよねぇ。


というのは、ど~でもいい話でありまして、今回、マドンナの元旦那であるガイ・リッチーが監督した本作は、そんなシャーロック・ホームズに深い造詣のない僕でも、予告編を観た時に「なんだこりゃ?」と驚いてしまったわけで。

ホームズに抱いていた印象をことごとくぶち壊すようなロバート・ダウニーJrのキャラクターに、本編を観る前からなんともえないダメダメ感が漂っていて、本作を観るのは地雷を踏むようなもんだなぁ、でも、観ないとなんともいえないしなぁ、と、思いつつ劇場にいってみたらば・・・、これが意外と面白かったんですよ!!

シャーロックホームズ2
物語は怪しげな魔術を使うブラックウッド卿(マーク・ストロング)が起こす悪事を、ホームズ(ロバート・ダウニーJr)とワトソン(ジュード・ロウ)が解決するというじつにシンプルなもの。

そこに、ホームズと因縁の仲と思しきアイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)が登場してのロマンスをからめたり、アクション、ユーモア、そして謎解きと、見事なSFXを駆使して再現した19世紀のロンドンを舞台に展開する一大エンターテイメント!

最後には続編に続くような仕掛けもありまして、理屈抜きで129分間たっぷり楽しませていただきました。

まぁ、観た後は特に残るようなものはなかったですけどね。
もっとも、エンターテイメントはそれでいいんじゃないか、って思ったりもしますけど。

当初、予告編を観て違和感を抱いたのは、ホームズが上半身裸で賭けボクシングをするという場面でありまして、造詣のない僕が書くのもなんですが、そんな姿のホームズっていままで見たことなかったんですよ。
でも、ホームズって原作ではボクシングの達人という設定なんですってね。
ということは、コアなファンにとっては「ガイ・リッチー、よくぞやってくれた!」ということになるのでしょうか。


シャーロックホームズ1
オープニングから鳴り響く、ある種の高揚感を抱かせる、ハンス・ヅィマーのスコア(例によって、彼のお弟子さんが大挙としてスコアを書いているスタイルですけど)も、映像にマッチしていたと思います。

ってなことで、これ以上、本作については言うことなしでございました。


あ、そうそう、本作におけるホームズとワトソンとアイリーンの関係って、かの『ルパン三世』みたいだな、と思ったんですけど、『ルパン三世』のほうが影響を受けているんでしょうかね?

(MOVIX橿原にて鑑賞)

【採点:100点中70点】


※本作のサントラ。
ハンス・ヅィマー(と彼の率いる作曲家集団RC)によるスコアは、映画同様ある種のイメージを壊すことに成功していたと思います。



※考えてみりゃ、今回のガイ・リッチーはこのバリー・レビンソンが監督した映画を踏襲してるんじゃないかって思いますねぇ。




コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://binsan67.jp/tb.php/100-1a5d5608