ビンさんの銀幕音楽堂・第644回(2014年5月31日放送分) 







【放送日:2014年5月31日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:鈴木則文監督、追悼特集

『温泉スッポン芸者』より「テーマ」(co:荒木一郎)
『温泉スッポン芸者』より「温泉スッポン芸者」(vo:杉本美樹)

『不良姐御伝 猪鹿お蝶』より「テーマ」(co:荒木一郎)

『トラック野郎』より「一番星ブルース 」(vo:菅原文太、愛川欽也)

『大奥十八景』より「むらさき」(vo:はる)
『大奥十八景』より「四万六千日」(vo:はる)


・ニューシネマ・サウンド

『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』ostより「The Cross Hands」(co:スティーヴン・プライス)


・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介

このほか、番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

去る5月15日、数多くの娯楽映画を撮った鈴木則文監督が亡くなりました。

幼少の頃から、鈴木監督作品をあれこれ観ていた(その大半は「成人映画」扱いでしたが)僕にとって、人格形成に多大なる影響を与えたその作品群は、そのまま今は亡き父親との思い出に結びつくものでした。

我が家に近い大和高田市にあった映画館や大阪は東大阪や新世界にあった映画館へ幼少の僕を連れて行っては、2~3本立て映画(ジャンルもそのほとんどが任侠映画、実録ヤクザ映画、SF、ホラー、マカロニ・ウェスタン等々)を半日かけて観るのが日曜日の恒例行事。

そんな中に、当時は東映が成人向けの映画を作っておりまして、3本立てならば大抵そこに1本はそういった映画が組み込まれていたものです。

もぎりのおばちゃんが、
「これ、大人の観る映画でっせ」
と、父親に言うと、
「かめへん、かめへん、子供にはまだわからへんから」
といって、入場したものでした。で、もぎりのおばちゃんもそれを止めないんですよね。
そういう時代だったんです(笑)

なので、幼少の頃に鈴木監督のピンキーバイオレンス映画の類などの洗礼(それは同時に池玲子や杉本美樹の洗礼でもある)を受けた僕にとっては、今回の監督の訃報はじつに寂しいものでした。

なんでも鈴木監督は、もう一度菅原文太&愛川欽也主演で『トラック野郎』の最新作を作る意欲があったと聞きます。

嗚呼、亡くなられる前にぜひ、劇場で監督の新作を観たかった!
でも、それは叶えられぬこととなったのでした。

番組では鈴木監督作品の音楽をもっと取り上げたかったのですが、時間の関係もあってご覧のとおりのラインナップとなりました。

特に僕が鈴木監督の映画を劇場で観た最後の作品となった『大奥十八景』(86)の音楽を手掛けた和製ロックバンド「はる」の楽曲は、随分前にも一度取り上げましたが、まさに監督追悼のエレジーとしてお聴きいただきたい。
合掌。

替わって、現在公開中の映画とその音楽を紹介するニューシネマ・サウンドは、番組にチケット提供いただいてます、奈良のシネマコンプレックスMOVIX橿原さんにて、先週から奈良県下独占上映が始まった『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』を取り上げます。
サントラはソングコンピレーション盤とスコア盤の2種類がありますが、番組では『ゼロ・グラヴィティ』で本年度アカデミー賞作曲賞を受賞した、スティーヴン・プライスによるスリリングなスコアをお送りいたします。



スギモトミキバーサスイケレイコ
『杉本美樹VS池玲子』。

Hotwax Traxレーベルによる、日本製カルト映画のサントラシリーズの一枚。

東映ピンキーバイオレンスの2大巨乳、もとい、2大巨頭である杉本美樹、池玲子主演作より、劇中スコアや主題歌を集めたファン垂涎の一枚。

特に杉本美樹が歌う「温泉スッポン芸者」は秀逸!!(笑)


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【タワーレコード】



ゾクギンマクロック
『続 銀幕ロック(演歌)』。

主に東映の任侠物、実録ヤクザ物といった作品の主題歌、挿入歌を網羅したシリーズ2枚目。

『トラック野郎』シリーズの主題歌「一番星ブルース」が収録されている。

他に藤純子の「緋牡丹博徒」や梅宮辰夫の「ダイナマイト・ロック」など、ファン(何のファンだ?)にはたまらない一枚。


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オオオクジュウハッケイ
『大奥十八景』(86)のイメージ・アルバム。

ソングナンバー担当は「はる」。

この「はる」結成と解散云々に関しては、メンバーだった佐藤正則氏が自身のブログで詳細を書かれているので、興味のある方は参照されたし。

僕自身も、このLPレコードを日本橋の中古ショップで発掘した際に、喜びのあまり佐藤氏のブログにコメントを書き込みさせてもらっている。
ありがたいことに、コメントは削除されずに残してくださっている。

当アルバムはCD化もされたそうだが、発行枚数は少なかったようだ。
ぜひ、多くの方に楽曲を堪能していただきたいが、地道にネット等で発掘していただくしかないのが現状である。

番組ではテーマ曲である「むらさき」と劇中で展開されるトンデモナイ運動会のBGMとして流れる(この場面のスペクタクル感といったら!!)「四万六千日」を取り上げている。

機会があれば、鈴木監督自身が作詞しているエンディング・テーマである「愛・いまひとたびの」もお送りしたいところだ。




ワールズエンド
『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』のサントラ。
スコア担当はスティーヴン・プライス。

エドガー・ライト監督、サイモン・ペグ、ニック・フロスト共演によるSFコメディ。
学生時代の友人が大人になって再会、果たせなかった12件のパブ制覇をやり遂げようとするうちに、彼らの周囲ではトンデモナイことが起こっている、というお話。

スティーヴン・プライスは『ゼロ・グラヴィティ』で本年度アカデミー賞作曲賞を獲ったばかり。
今回も基本はオーソドックスなスコアながら、そこにデジタルな要素を盛り込んで独自の音楽世界を展開。

サントラはスコア盤とソング盤の2種類リリースされており、スコア盤はダウンロードのみの販売となる。


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