ビンさんの銀幕音楽堂・第639回(2014年4月26日放送分) 







【放送日:2014年4月26日 PM9:00オンエア】

・銀幕アラカルト:新企画! 銀幕音楽堂ジュークボックス

ここ最近、銀幕音楽堂の倉庫に入荷した、サントラから6作品をチョイス。


・銀幕音楽堂メールボックス

番組宛にいただいた、メール、FAXの紹介


そのほか、新クール感謝クイズ、そして番組にチケット提供していただいてます、MOVIX橿原さんの上映情報など。


以上のラインナップでお送りいたします。



奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時

コミュニティFMですので、奈良県内だとカーラジオならたいてい聴取可能なのですが、自宅となると限られた地域しかクリアに聴けません。
もし、聴取可能だよ~、という地域にお住まいであれば聴いていただけるとありがたいです。
聴けない方には、雰囲気だけでもお伝えすべく、ここに放送内容をUPしておきます。

番組では、MOVIX橿原のペア・チケットをプレゼント中!
ご希望の方は、上のリンク先より当番組宛に番組の感想、リクエスト、映画に関連することならなんでもメール、FAX、受け付けております。
いただいた方には全国のMOVIXで使用できる(できれば地元、MOVIX橿原で使用していただきたい・・・)ペア・チケットをお送りいたします。



《裏ばなし》

今月は「新クール感謝クイズ」と題しまして、番組の最後に3分少々の「ある曲」をお送りしており、それはいったい何という作品の曲なのか? というお題を出させてもらっています。

ちょっと難しかったのか、なかなか正解を得られないなぁ・・・もうちょっと簡単なのにしておけばよかったかなぁ・・・と、ちょっと反省しているなかで、ようやく「正解」をお送りいただいた方もおられ、ひとまず安心しているところでございます。

まぁ、今回の放送でもヒントを出していますので、それでおそらくは判っていただけるかと自負してはいるのですが・・・。


さて、今回の「銀幕アラカルト」は、またしても新しい趣向です。

上で書いておりますように、ここ最近入手したサントラから6作品を選び、それぞれの主要曲を聴いていただくのですが、じつは番組内では一切、その作品名を喋っておりません。

「新クール感謝クイズ」の延長というわけではありませんが、毎回番組では音楽をお送りする際には何年製作のなんという作品のなんというスコアかを、必ず言うようにしています。

が、一度、それを止めて、音楽だけを聴いてもらって、それはいったいどんな映画の曲なんだろう? という想像をしてもらうのも面白いんじゃないか、とこれは僕が勝手に思いついただけのことなんですけどね。

まぁ、判る方ならば「あ! これってあの映画だ!!」という方もおられるでしょうに、逆に最初から最後までもやもや、イライラが残るかもしれません。

でも、何事もやってみなくちゃわからないじゃないですか、と半ば開き直った姿勢の今回の企画、題して「銀幕音楽堂ジュークボックス」。
まぁ、いっぺん聴いてみておくれやす。

なお、番組内で取り上げた作品についての回答(笑)は、オンエア後に表記いたしますので、お楽しみに。


もちろん、今回も「新クール感謝クイズ」はどんじりに控えておりますので、合わせてお楽しみくださいまし。


※オンエアも無事終わりましたので、遅ればせながら取り上げたナンバーをここでアップいたします!※

『ジェットローラー・コースター』ostより「魔法の国の木馬」(co:ラロ・シフリン)

『白い家の少女』ostより「白い家の少女」(co:クリスチャン・ゴーベール)

『特攻大作戦』ostより「いばらの道(映画バージョン)」(vo:トリニ・ロペス)

『三銃士』ostより「エンドタイトルズ」(co:ミシェル・ルグラン)

『タフガイは踊らない』ostより「メインタイトル」(co:アンジェロ・バダラメンティ)

『メガフォース』ostより「エンドタイトルズ」(co:ジェロルド・イメル)



ジェットローラーコースター
『ジェットローラー・コースター』(77)のサントラ。
スコア担当はラロ・シフリン。

遊園地のジェットコースターに何者かによって爆弾が仕掛けられた! というパニックサスペンスの佳作。
出演はジョージ・シーガル、リチャード・ウィドマーク、そしてヘンリー・フォンダという面々。

シフリンが書いたテーマ曲「魔法の国の木馬」は、かつての映画音楽番組での定番で、よくかかっていた名曲。

CDは97年に日本のビクター音楽産業から世界初CD化されリリースされたが、すぐに廃盤。
入手し損ねて切歯扼腕していたところ、昨年、ユニバーサルミュージックから「永遠のサントラ 999 BEST&MORE」シリーズにおいて999円という廉価にて再リリースされたことは大変喜ばしい。

じつは、シフリンの個人レーベルであるAleph Recordsからも2001年に6曲プラスしてリリースはされてはいたのだが。


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シロイイエノショウジョ
『白い家の少女』(76)のサントラ。
スコア担当はクリスチャン・ゴベール。

つい最近、女性写真家と結婚したばかりのジョディ・フォスター主演のサスペンス・スリラー。
共演はマーティン・シーン。

天才子役は大成しないというジンクスを打ち破った数少ない女優であるジョディ・フォスター14歳の時の作品。
少女の持つ色んな意味での危険性を活かしたサスペンスの傑作。

ショパンの「ピアノ協奏曲第1番」が劇中で効果的に使われているが、それに負けず劣らず、クリスチャン・ゴベールの流麗なスコアが美しい。
サントラはLPレコードが日本でのみリリースされていたが、昨年、カナダのDisques Cinmusiqueというレーベルから500枚限定でリリースされた。

ジャケットは海外のポスターアートが使われているが、ひっくり返すと日本のポスター(日本語のタイトルそのまま使用)を流用したデザインになっている。


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トッコウダイサクセン
『特攻大作戦』(67)のサントラ。
スコア担当はフランク・デ・ヴォール。

リー・マーヴィン、ロバート・ライアン、ジョージ・ケネディ、チャールズ・ブロンソン、あそうそう、忘れちゃならないアーネスト・ボーグナイン、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランドと、いい顔をした男だらけの、いわゆる男臭い戦争娯楽巨編。
監督はロバート・アルドリッチ。

デ・ヴォールのスコアは骨太なパーカッションを中心としたマーチを中心に、そこに既成曲を盛り込むユニークなスタイル。
また主演の一人で歌手でもあるトリニ・ロペスが歌う「いばらの道」は、公開当時メインテーマとともにシングルカットもされていたが、レコードに収録されているバージョンはかなり早いテンポで収録し直されており、劇中で実際に流れる(本人が歌唱している場面がある)バージョンはミディアム・テンポ。

さて、本作のサントラは何度かCD化されているが、2007年にFilm Score Monthlyより3000枚限定でリリースされたものが、いまのところ完全盤という内容。

既発売盤の音源にさらにボーナストラックを追加した内容になっており、前述の「いばらの道」も映画で使用されたミディアム・テンポのバージョンと、過去のCDに収録されたハイ・テンポのアルバム・バージョンの両方が収録されている。


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サンジュウシ
『三銃士』(73)のサントラ。
スコア担当はミシェル・ルグラン。

デュマの「三銃士」をマイケル・ヨーク、リチャード・チェンバレン、オリヴァー・リード、フランク・フィンレー主演で描いた娯楽大作。
監督はリチャード・レスター。

他にもチャールトン・ヘストン、クリストファー・リー、フェオ・ダナウェイ、ラクエル・ウェルチ、ジェラルディン・チャプリンと、豪華絢爛な出演陣ながらけっこうコミカルな内容で、数ある「三銃士」映画でも人気の高い作品。

ミシェル・ルグランのスコアもいかにも史劇大作! といったスタイルで、そこにロマンティックなラブ・テーマも盛り込む。
もともとポップなアーティストでもあり、そのあたりのバランスが絶妙だ。

何度かCD化されたサントラだが、一番新しいのはUniversal Music Franceから2009年にリリースされたバージョン。
このシリーズも、先述の『ジェットローラー・コースター』同様、日本のユニバーサル・ミュージックから数タイトル、999円という価格でリリースされているが、残念ながら『三銃士』はラインナップに入っていない。

なお、このCDには同じくルグランによる『ロビンとマリアン』(76)のスコアもカップリングとして収録されている。
同じくリチャード・レスター監督作品ということでのカップリングだが、ご存知のように公開されたバージョンはジョン・バリーがスコアを書いている。
つまり、当初ルグランがスコアを担当していたが、リジェクトされてしまった音源なのである。


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タフガイハオドラナイ
『タフガイは踊らない』(87)のサントラ。
スコア担当はアンジェロ・バダラメンティ。

作家ノーマン・メイラーが書いたサスペンス小説をメイラー自身が監督した異色作。
主演はライアン・オニール、イザベラ・ロッセリーニ。

『ツイン・ピークス』が流行っていた頃、ドラマに出演していたマイケル・オントキーンも出演しているし、『ブルーベルベット』のイザベラ・ロッセリーニも出演している、しかもスコアはバダラメンティということで、『ツイン・ピークス』ファン、もとい、デイヴィッド・リンチ・ファンは観ておいた方がいいと、当時の雑誌かなにかで滝本誠氏(だったかな、間違っていたらあいすみませぬ)が推薦していた作品。

が、レンタル・ショップで本作を観たが、ちっとも面白くもなんともなかった。

それもそのはず、第8回ゴールデンラズベリー賞では、各部門で本作がノミネートに挙がっていた、と書けばこの映画がどのようなシロモノかはわかっていただけると思う(笑)

ただ、バダラメンティの流麗なスコアだけが唯一の救いであり、ゆえにスコアだけが浮きまくっていた覚えがある。
メインテーマなどは、どこか日本の紀行番組で使用されても違和感がないような、微妙に和風で抒情的な名曲だ。

さて、そのサントラだが公開当時、米VARESE SARABANDEよりLPレコードがリリースされていたが、入手も困難な状況だったので既に諦めていたところ、ようやく昨年、仏Music Box Recordsより1000枚限定でCDリリースされた。


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メガフォース
『メガフォース』(82)のサントラ。
スコア担当はジェロルド・イメル。

香港のゴールデン・ハーベストが製作した、近未来アクション巨編。
監督はハル・ニーダム。

つまり『キャノンボール』(81)と同じスタッフというわけであり、同じく日本では東宝東和が配給。
あの手この手の誇大広告で当時の少年たちの心に大きな傷を作った珍品。

公開当時、バンダイから劇中に登場する装甲車タックコムのプラモデルが発売されており、その頃我が家は駄菓子屋をしていて、そのプラモも仕入れた(僕の趣味で)が、まったく売れずに残っていたものだった。
というエピソードは、音楽には何の関係もない。

公開当時、テーマ曲として使われていたデトロイト出身のロックバンド707のアルバムやシングルが発売されていたが、肝心のスコアがリリースされたのは2011年になってから。

ジェロルド・イメルのスコアは、いかにも80年代的なシンセサウンド(ピコピコ音のような効果音もあり)で、映画の内容チープそのものだ。
どこか『ムトゥ 踊るマハラジャ』を思わせるフレーズも飛びだすが、他人のそら似でなければ、A.R.ラフマーンはこの作品のスコアを聴いている可能性は高いと思われる。

米BSX Recordsから1000枚限定で。
ただし、このレーベルは直接購入すると、商品が届かなかったり、違う商品が送りつけられてきたりと、昔からなにかと悪評が絶えない。

なので、入手したい向きはタワーレコードなどを通じてをお薦めする。


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