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ビンさんの銀幕音楽堂・第883回(2019年1月19日放送分) 



20190119銀幕音楽堂














【放送日:2019年1月19日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2019年1月23日(水)PM6:00オンエア】

・銀幕アラカルト:バック・トゥ・ザ・1989 パート1

『ダイ・ハード』より「レット・イット・スノー」(vo:ヴォーン・モンロー)
『レインマン』ostより「ウォールブルックを後に/オン・ザ・ロード」(co:ハンス・ヅィマー)
『ミシシッピー・バーニング』ostより「誘拐」(co:トレヴァー・ジョーンズ)
『バグダッド・カフェ』ostより「カリオペ」(co:ボブ・テルソン)
『裸の銃を持つ男』ostより「我らがヒーロー“ドレビン”」(co:アイラ・ニューボーン)
『裸の銃を持つ男』ostより「メイン・タイトル」(co:アイラ・ニューボーン)
『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』ostより「エンド・クレジット」(co:ジョン・ウィリアムズ)

・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

・試写会のお知らせ
シネマサンシャイン大和郡山さんで開催されます、『スパイダーマン:スパイダーバース』IMAX 3D試写会のお知らせ。
詳細は番組をお聴きください!


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
ご自宅のPC、スマートフォンでお聴きいただけます。
上記、サイト内のバナーをクリックしてください。




【裏ばなし的なもの】

今週は2019年最初の「銀幕アラカルト」をお送りいたします。
一つのテーマをもとに、いろんな映画音楽を聴いていただこうというこのコーナー、今回は「バック・トゥ・ザ・1989」と題しまして、1989年に日本で公開された映画の音楽を取り上げてみました。

というのも、今年2019年は5月に平成から新しい元号に替わります。
じゃあ、昭和から平成に元号が変わったのはいつだっけ? そう、1989年だ! 
ということで、1989年、つまり平成元年にはどんな映画が公開されてたっけ? そして、どんな生活をしてたっけ?
と31年前にしばし思いを馳せてみては、ということで、特集を組んでみました。

本当は1989年年間を通してやってみようと、音源も用意していたのですが・・・無謀でした。
1時間の放送時間内じゃとてもとても紹介しきれない。
まして、いろいろ余計なことも喋ってしまう性分なのでなおさらです(笑)

結果的には今回はパート1ということで、1月から7月の間に公開された作品を取り上げることになりました。
続きは来月の「銀幕アラカルト」でお送りする予定です。お楽しみに。
あ、よろしければ、1989年に観た映画で思い出に残っている作品などがあれば、番組に一報いただけると嬉しいです。

続いて、番組にいただいたメール、FAXを紹介する「銀幕音楽堂メールBOX」のコーナーもあります。

さらに続いて、前回もちょこっと紹介したのですが、試写会のお知らせをしています。
来る2月21日(木)にシネマサンシャイン大和郡山さんで開催されます、『スパイダーマン:スパイダーバ-ス』のIMAX3D試写会へのご招待です。

全米で公開されるや、記録的なヒットとなった、『スパイダーマン:スパイダーバース』。
昨年の秋に公開された『ヴェノム』のエンドクレジットでいきなり流れた、長~~~いおまけ、おぼえてらっしゃるでしょうか?
あれが、『~スパイダーバース』の予告編的短編映像だったのでした。
いわゆる、アニメーションによるスパイダーマンであり、『アベンジャーズ』シリーズのスパイダーマンともまた違う世界での物語になります。

試写会への応募要項については、番組をお聴きただくか、上にリンクを貼っていますFMハイホーのHPをご覧ください!

ってなことで、なんやかんやと盛沢山の1時間、ご用とお急ぎでない方は、ぜひお聴きあれ!!


ビンさんの銀幕音楽堂・第882回(2019年1月12日放送分) 



20190112銀幕音楽堂










【放送日:2019年1月12日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2019年1月16日(水)PM6:00オンエア】

・オープニングおまけ

『カリキュラマシーン』ostより「カリキュラマシーンのテーマ」(co:宮川泰)

・イオンシネマ西大和 みてみて探訪記
奈良県は河合町にありますシネマコンプレックス、イオンシネマ西大和さんで上映される映画の情報、イベントの情報などなどを紹介。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』ostより「大親友」(co:ヘンリー・ジャックマン)
『シュガー・ラッシュ:オンライン』ostより「ヴァネロペのマーチ」(co:ヘンリー・ジャックマン)
『シュガー・ラッシュ:オンライン』ostより「In This Place~2人のキズナ」(vo:青山テルマ)

・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

『ミッドナイト・クロス』ostより「Theme from BLOW OUT」(co:ピノ・ドナジオ)
『スペース・バンパイア』ostより「スペース・バンパイアのテーマ」(co:ヘンリ・マンシーニ)


以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
ご自宅のPC、スマートフォンでお聴きいただけます。
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【裏ばなし的なもの】

早くも2019年が始まって2週目に突入しましたが、いかがお過ごしでしょうか?
まずはオープニング・トークの中で聴いていただくのは、あの大人気番組のテーマを。
まぁ、ひとつの景気づけといいましょうか(笑)

続いて、今回は月の第2週目なので、今年最初の「イオンシネマ西大和みてみて探訪記」をお送りいたします。

大ヒット中の作品、『シュガー・ラッシュ:オンライン』のサントラから、3曲をピックアップ。
前作同様、ヘンリー・ジャックマンがスコアを担当していますが、「ヴァネロペのマーチ」のような遊び心のあるスコアも流れて、本編ともども音楽も楽しい仕上がりになっています。
日本語吹き替え版のエンディングに流れます、地元奈良が生んだ歌姫、青山テルマによるソングナンバーも併せてどうぞ。

他にもイオンシネマ西大和さんでこれから公開される映画の情報等々、織り交ぜてお送りいたします。

メールBOXのコーナーでは、この年末年始に自宅でご覧になったというブルーレイの話題をリスナーさんからいただきました。
『ミッドナイト・クロス』、『スペース・バンパイア』共々懐かしい作品であり、またスコアも雄弁な作品でした。

ドナジオの泣きの旋律を噛みしめていただいた後、マンシーニの勇壮なスコアで番組を〆ます。

ってなわけで、そろそろ正月休みボケも治ってきたかと思った途端に三連休という方も多いでしょうが、ご用とお急ぎでない方は、ぜひお聴きあれ!!


ビンさんの銀幕音楽堂・第881回(2019年1月5日放送分) 



20190105銀幕音楽堂










【放送日:2019年1月5日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2019年1月9日(水)PM6:00オンエア】

・富貴さんを聴こうナー♪

『西郷どん』ostより「西郷どん -メインテーマ- (すらちまいあがれVer.)」(co:富貴晴美)
『西郷どん』ostより「敬天愛人」(co:富貴晴美)

『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』ostより「かぞくいろ -メインテーマ-」(co:富貴晴美)
『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』ostより「家族の出発」(co:富貴晴美)

『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』ostより「鹿野登場」(co:富貴晴美)
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』ostより「僕は死なない (Full ver.)」(co:富貴晴美)
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』ostより「愛しき3人」(co:富貴晴美)

・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

以上のラインナップでお送りいたします。


奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

当番組はサイマル・ラジオでも発信しています。
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【裏ばなし的なもの】

みなさま、明けましておめでとうございます!
2019年最初のオンエアです!

奈良の地で、けっこう好き勝手に番組作らせてもらって、おかげさまで早くも17年が経ちました。
最初のオンエアから内容はほとんど変わっていませんが、映画好き、映画音楽好きという姿勢と、素晴らしい音楽をお送りしたい、という思も変わらず、続けさせてもらっています。

本年もよろしく、お願いいたします。

さて、2019年第1回目の放送は、個人的にプッシュしています、いまや日本映画音楽界を代表する作曲家の一人であります、富貴晴美さんの作品を中心にお送りする「富貴さんを聴こうナー♪」から。

昨年はNHK大河ドラマ『西郷どん』のスコアを担当されたのはご存知の通りでしょうが、他にも映画・ドラマ・TVアニメと大活躍でした。

新作が発表される度に、当番組ではコーナーを設けてお送りしておりますが、昨年末に公開されました『かぞくいろ』はタイミングを外してしまってまだ取り上げておりませんでした。
続く、現在在公開中の『こんな夜更けにバナナかよ』ともども、今回特集を組むことで、富貴さんの魅力を伝えることができたら、ということで、新年1回目に堂々お送りさせていただきます。

あ、そうそう、なんでこんなに富貴さんをプッシュしているのか、その理由は番組内で(笑)

また、番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介するメールBOXのコーナーもありますので、もう仕事始まってますよ、という方も、週明けから仕事始めだ、という方も、、ご用とお急ぎでない方は、ぜひお聴きあれ!!



ビンさんの銀幕音楽堂・第880回(2018年12月29日放送分) 



20181229銀幕音楽堂










【放送日:2018年12月29日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2019年1月2日(水)PM6:00オンエア】

・シネマサンシャイン大和郡山 リザーブシート
奈良県は大和郡山市にありますシネマコンプレックス、シネマサンシャイン大和郡山さんで上映される映画の情報、イベントの情報などなど紹介。

『アリー/スター誕生』ostより「メイビー・イッツ・タイム」(vo:ブラッドリー・クーパー)
『アリー/スター誕生』ostより「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」(vo:レディー・ガガ&ブラッドリー・クーパー)
『アリー/スター誕生』ostより「オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ~2人を忘れない」(vo:レディー・ガガ)
『アリー/スター誕生』ostより「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン」(vo:レディー・ガガ)

・銀幕音楽堂メールボックス
番組宛にいただいた、メール、FAXを紹介。

『アラモ』ostより「フィナーレ」、「イグジット・ミュージック」(co:ディミトリ・ティオムキン)

以上のラインナップでお送りいたします。


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放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

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【裏ばなし的なもの】

いよいよ本年最後のオンエアです。

毎年、最後はその年のベスト10上位を発表で締める、という流れだったのですが、今年は12月は5週あったので、やりたいこともちゃんとやって、さらに毎月最終週のシネマサンシャイン大和郡山さんのコーナーもキチンとできたので、例年とは違う形とはいえ、いいタイミングだったなぁと思っています。

ということで、月末最終週であり本年最後の「シネマサンシャイン大和郡山リザーブシート」をお送りいたします。

11月に公開され、いまだにロング・ランヒットをが続いている『ボヘミアン・ラプソディ』ですが、シネマサンシャイン大和郡山さんでは、IMAX版での上映も続いた上に、応援上映という企画も行われていて、けっこうな盛り上がりを見せておられました。

音楽映画続きということで、今年最後の話題作ともいえる『アリー/スター誕生』も、同じくIMAX版での上映も行われており、つくづくIMAX版の臨場感を実感できるいい機会だなぁ・・・と思っています。

今回はその『アリー~』から、取り上げたい楽曲は多々あれど、限られた時間のなか、これだけは! と思ったナンバーをお送りいたします。

メールBOXのコーナーでは、先ほど廉価盤CDがリリースされた『アラモ』にリクエストをいただきました。
2018年最後のオンエアで、『アラモ』の「フィナーレ」というのも、なかか乙なものでしょ?(笑)

ってなことで、年の瀬で慌ただしい中でも、ご用とお急ぎでない方は、ぜひお聴きあれ!!
そして、どちらさまの良いお年を!!


ビンさんの銀幕音楽堂・第879回(2018年12月22日放送分)※追記済み 



20181222銀幕音楽堂










【放送日:2018年12月22日(土)PM9:00オンエア】
【再放送:2018年12月26日(水)PM6:00オンエア】

・ビンさんが選ぶ、2018年度映画ベスト10・後編

※内容の詳細については、オンエア後にアップいたします。※

奈良のコミュニティFM、FMハイホー(81.4MHz http://www.fm814.co.jp/)にて、お送りしております1時間の「映画音楽専門番組」です。

放送日:毎週土曜日 PM 9時~10時
再放送日:毎週水曜日 PM 6時~7時 (土曜日放送分の再放送です)

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【裏ばなし的なもの】

先週に引き続き、今回はベスト10の後編をお送りいたします!

第5位から第1位の上位5作品を発表いたしますので、お楽しみに。
詳細については、オンエア後にアップいたします!

なお、前回オンエア分、第10位から第6位までの作品を追記して、前回のブログを再アップしていますので、よろしければのぞいてやってくださいね。


※※※ ということで、オンエアが終わりましたので、アップいたします(追記:2018年12月28日) ※※※

【第5位】 『ミスミソウ』 4月7日公開
みすみそう
押切蓮介原作のコミックを内藤瑛亮監督が映画化。

いわゆるサブカル系書店の店頭にいつも平積みされている、知る人ぞ知る原作コミックは、僕も数年前に読んだが、救いのないラストに読後感の憂鬱さは相当なものだった。
それを実写映画化って、まず無謀だなぁと思ったし、コミックの映画化って飽和状態になるくらい次々公開される中で、はたしてこの作品がどれだけのステイタスを保持できるんだろう、と危惧を抱いていた。

内容が内容だけに、さっさと公開されて人知れず消えていくのでは・・・と。

ただ、監督した内藤氏の前作、『ライチ光クラブ』は、これまたカルトコミックの映画化であったが、原作の世界観を見事に映像化することに成功していると実感したものだったので、これはひょっとししてイケるんじゃないか、と。

映画はほぼ原作通りに進行する。
ヒロインを演じる山田杏奈は、泥だらけ、血だらけになりながらも哀しみと怒りを備えたヒロインを見事に演じきっていた。
それはかつて白都真理がヒロインを演じた『人魚伝説』を想起させる。
一方、ヒロインに相対する敵役を演じる若き俳優たちは、そのほとんどが無名の者だったがゆえに映画にある種のリアリティを与えており、いずれにせよ内藤監督の演出に応えた俳優たちの演技は見事だったと思う。

そして、何より驚いたのはラストが原作を大きく改変したものになっていたこと。
これには公開当時も賛否両論となったが、個人的にはこの改変は◎だった。
この改変によって、もちろん原作にもその要素はあったけれど、若者たちのあがきや、苦しみを引き出した、青春映画の秀作となったことを目の当たりにし、スクリーンと対峙した時に自然と涙があふれたものだった。
エンドクレジットに使われた、タテタカコの「道程」が、さらに感動を倍増させる。

もうひとつ、たまたまこの映画を観に行った日が、主演の山田杏奈の舞台挨拶の日でもあった(於:梅田ブルク7)。
そもそも、この映画を観るまで、山田杏奈という女優の存在も知らなかった(笑)し、まして舞台挨拶の開催など知る由もなかった。
なので、いつもの僕の映画観賞ベストポイントの、一番後ろの真ん中に座っていたため、彼女の表情はよく見えなかったのが残念だった(前の方にはカメラを持った輩が密集するという、お決まりのパターン)が、舞台挨拶は映画上映後で、さきほどまでスクリーンで凄惨な姿を披露した山田杏奈が、爽やかに登壇(笑)したことで、なんというかある種の安堵感のようなものを感じた。

それらをひっくりめて、2018年度忘れられない作品のひとつとなった。

♪オンエア楽曲♪「道程」(vo:タテタカコ)


【第4位】 『若おかみは小学生!』 9月21日公開
わかおかみはしょうがくせい
令丈ヒロ子原作の児童文学をアニメ化。
テレビ東京系でTVシリーズが放映されていたが、その劇場版ではあるものの、映画はTVシリーズのダイジェストではなく、一から映画用として作り直しているという。

そもそも、そのビジュアルから小学校低学年向けのアニメだろうと最初は観る予定もなかったが、これがレイトショーで大人の観客が増加していることで、ロングラン上映となっているという情報を知り、いったいどんなものかぃ、と好奇心だけで鑑賞。

いやいやいや、始まって数分ですでに涙腺が崩壊し、その後、数度にわたって涙腺崩壊の衝撃波にやられてしまった(笑)

交通事故で両親を亡くしたヒロインが、祖母が女将を務める老舗旅館に引き取られ、タイトルどおり若女将となって来客と接する中で人間として成長していく、というお話。
旅館ものといえば、たいていコワい女将や板前、中居にいびられる若女将の苦難の姿、というのが定番だが、本作のヒロインの周囲の人々はみんな親切というのが意外といえば意外(笑)
まぁ、ジュヴナイル作品だから、といえばそれまでだが、そういう意味でも老若男女、誰が観てもすんなりうけいれられる作りになっている。

ただ、旅館を訪れる来客との関りは、それはそのまま社会の縮図であり、小学生のヒロインにとっては多少ヘヴィなものだが、持ち前の明るさと知恵でもって問題を切り抜けようとする姿勢は爽やかな感動を呼ぶ。

また、3体の妖怪がヒロインをサポートするのだが、物語にユーモアとペーソスをもたらしていて、いいアクセントとなっていた。

2018年度はもっとも楽しみにしていた某アニメ作品の出来が、思っていたものとの乖離が著しく、落胆したが、思いがけず本作のような傑作に出会えてとても嬉しかった。

惜しむらくは鈴木慶一氏によるスコアも素晴らしかっただけに、サントラが未リリースであることだ。

♪オンエア楽曲♪「また明日」(vo:藤原さくら)


【第3位】 『マンハント』 2月9日公開
マンハント
ジョン・ウー最新作は、かの『君よ憤怒の河をわたれ』のリメイク。
これを福山雅治主演(正確にはサブなんだけど)で、ということで話題になったが・・・。

まず、初見の時には、俺はいったい何を見せられたんやろか・・・? という疑問ばかりが残るなんとも形容しがたいシロモノ、という印象しか残らず、即、2018年度肌に合わない映画ベスト1決定! と思ったものだ。

しかし、近鉄が全面協力した関西を中心としたロケ地、とりわけ近鉄上本町駅での壮絶なアクションであったり、奈良県では生駒の宝山寺や、旧生駒トンネルでのロケ、そして極めつけはウー作品定番のあの白い鳩のシーンを、御所市櫛羅で撮影(大和三山もばっちり映っていた)してくれたことには奈良県人としては素直に嬉しかった。

そんなこともあって、初見の数日後、もう一回観たい、もう一回観たいという気持ちがふつふつ湧き上がってきて、2度目の鑑賞時には大いに楽しめたのであった。

なぜか日本人俳優のリップシンクがズレまくっていたり、前後のつながりがヘンな編集だったり、有名俳優の無駄遣いであったり、とにかく最初から最後まで?????の洪水。
オリジナルの『君よ~』とは比べ物にならないふにゃふにゃな映画ではある。

ただ、臭いものも慣れれば美味しく感じるもので、慣れるとそのふにゃふにゃ感が快感に思えてくるから不思議だ。
そういう意味において本作は、納豆とか鮒ずしとか、そういった類の魅力をもった2018年度最大の珍作ということで、これはやっぱりランクインしないわけにはいかなかった(笑)

さらに、音楽面で言えば『レッドクリフ』に続いて、岩代太郎氏がスコアを担当。
スコアばかりか、冒頭いきなり流れてくるド演歌までも岩代太郎氏が唄っているというのを、サントラを買って初めて知り驚愕(笑)

そんなこともひっくるめて、2018年度において強烈な印象を残した珍作ということで、この位置にランクづけした。

♪オンエア楽曲♪『マンハント』ostより「忘れじの女」(vo:岩代太郎)


【第2位】 『カメラを止めるな!』 6月23日公開
かめらをとめるな
2018年度、もっとも話題となった作品。

公開から半年、すでにブルーレイ等のソフトもリリースされたが、いまだに出演者はバラエティ番組に登場するなど、いわゆる「カメ止め」フィーバーは鎮火しないでいる。

公開当時、とにかく凄い映画、という評判は耳にしていたが、半信半疑で劇場へ。
隣に座っていた婦人が、映画の前半、ゴアなシーン(一応、ゾンビ映画なので)で逐一悲鳴を上げるほどに反応、それがやがて笑いに転じて、最後には拍手まで送っていた。
この映画に対する、とってもわかりやすい反応だった。

映画に携わっている人ならば、これは誰もがつくりたかった映画fだろうなぁ・・・と思った。
僕も数年前、映画撮影の現場にちょこっと参加させてもらったが、その時の空気だったり、緊張と緩和というような、おそらくどの現場でも起こりうることを、この映画は見事に映像化している。
しかも、それが単なる楽屋オチで終ってしまうのではなく、エンターテイメント性あふれる仕上がりになっていたことに、ただただ驚嘆するしかなかった。
とにかく、観終わった後の感想は、ただただ凄い! というものだった。

これだけの作品を放った上田監督、その真価が問われるのもまた次の作品であることは、誰よりも監督自身がわかっていることだろう。
そういう意味でも次回作が大いに楽しみである。

♪オンエア楽曲♪『カメラを止めるな!』ostより「Keep Rolling」(vo:山本真由美)


【第1位】 『犬ケ島』 5月25日公開
イヌガシマ
奇才、ウェス・アンダーソンの最新作。

架空の日本の街、メガ埼市を舞台に、犬に対する因縁深き市長による犬排除運動の顛末と、それに巻き込まれた市長の養子の少年の物語を、モデル・アニメーションで描いたエンターテイメント巨編。

とにかく日本映画に対するリスペクトと僕のような犬好きにはたまらない映画になっている。
さらに膨大な情報量(メイン・クレジットを含め、いたるところに日本語を配しており、それらを確認するだけでも相当の鑑賞回数が必要である)を備えた内容のため、劇場へ2回観に行ったばかりか、ブルーレイでも繰り返し観ているくらいに、本年度もっとも鑑賞回数の多かった作品でもあり、観るたびに新しい発見のある映画。

基本的には人間と犬との関わりを感動的に描いた物語なのだが、本作に登場する犬たちは、けっしてかわいいものではなく、むしろどこかグロテスクかつユーモラスなデザイン。
しかも、意思疎通の難しさを、日本が舞台でありながら犬たちは英語で言葉を交わす設定(そういう注意書きも、きちんとスクリーンで映し出される)で表現している。
それが逐一笑いを誘うのだが、そういった障害を越えて、互いに心を通わせる場面には思わず感涙。

犬たちの声を担当する有名俳優陣に加え、日本からも著名な俳優たちが声の出演をしているのも豪華。
とりわけ、女性科学者役でオノ・ヨーコというキャラが登場するが、その声をオノ・ヨーコ本人が担当していたり、これは極々個人的なことだが、肌に合わない映画ベスト1に選んだ『Vison』で、暗黒舞踏を披露した夏木マリは、本作ではアメリカ人留学生が下宿する下宿屋のおばさんとして登場しているのもなんだか可笑しかった。

アレクサンドル・デスプラのスコアもユニークでドラマティックだが、早坂文雄の『七人の侍』を大胆に取り入れたり、暁テル子の「東京シューシャインボーイ」(ほんとに近未来なのか?)が大胆に流れたりと、音楽の使い方も逐一ツボにはまって楽しい。

生身の人間が演じる映画をベスト1に推したかったなぁ、という思いもなくはないが、すべての面において2018年度ベストだったということで、堂々1位に推した。

すでにベルリン映画祭で銀熊賞を受賞しているが、年明けにはゴールデングローブ賞にもノミネートされている。
結果が楽しみだ。

♪オンエア楽曲♪『犬ケ島』ostより「エンド・タイトルズ」(co:アレクサンドル・デスプラ)



以上のラインナップでお送りいたします。